コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case

製作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase/


第11話 オフィーリア
Hubris

脚本/Kim Newton、Stacy Kravetz 監督/Agnieszka Holland
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1995年5月11日。シェイクスピアパーティーが開かれ、大学生や
教授らが集まる。ホリーは妻子のあるロイ・ミナードの事が
好きで遠巻きに彼の姿を見つめる。ロイは彼女に気が付くと
奥の部屋へと彼女を連れていきキスする。
その帰りにホリーは自動車のアンテナで14回叩かれ、そのアン
テナで首を絞められ殺害される。遺体はスクールキル側に
捨てられる。

ロイ・ミナードはこの日、リリーの元を訪れる。
二週間前の新聞記事を見て、やってきたという。自分がかつて
第一容疑者にされた事件とそっくりな犯行手口の事件だという。
自分は当時ホリーとは恋愛関係にあったが妻子が居たために
それを否定したという。しかし後にDNA鑑定によってその日に
関係を持ったことが発覚。マスコミはこぞって容疑者として
書き殴ったために妻子は出ていき大学の仕事も追われたという。
新聞記事には、リノア・グランディという売春婦が亡くなった
というもの。確かにアンナテのようなもので殺害され、首を
締められたという事が類似していた。
ロイの当日のアリバイを調べると、外国人相手に英語の教室を
行っていたことが発覚する。
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まさか訴えてきた本人が犯人という辺りが実に間抜けだが、
大学教授であり頭が切れる分、自分なりの復活的ストーリーを
描いて新たな事件によって再起を果たしたかったのだろう。

今回のMVPは何と言ってもホリーの父親だ。
この人は最初から最後までロイの事を疑っていた。
父親としての勘だと言っていたが、逮捕される前に沢山殴って
おいて良かったなと思う。

ドラマとしてはあんまりピンと来るモノがなかった。
これまでのドラマでは結構しんみりと来たりするモノが多いのに
今回のドラマは策士が策に溺れた感じのまさにまぬけな犯人像。
途中で民衆は物語を作りたがって自分を犯人に仕立て上げたと
いったような話しをしていたけど、胡散臭さが漂っていたよね。

殺人を請け負うトレスもマヌケだ。
仮出所のみであるから金が欲しかったのだろうか。
言い間違えた事から犯行が発覚したわけだが、いまいち言葉の
ニュアンスは伝わりづらいモノだった。

最後まで純粋だったバリー。しかし統合失調症?か何かの病気
持ちだったみたい。スコッティが詳しく薬を見ただけで勘づいて
いたね。家族、親戚の中にそんな症状の人が居るのか?

そして今回は何と言ってもリリーとカイトの関係が近づいた。
リリーってちょっと奥手で恋に臆病な感じがするけど、
カイトによって上手くキスされてしまったね。Josh Hopkinsは
美味しい役が多いな。

リリー・ラッシュ (キャスリン・モリス) フィラデルフィア市警殺人課の刑事
スコット(スコッティ)・ヴァレンズ (ダニー・ピノ) フィラデルフィア市警殺人課
ジョン・スティルマン (ジョン・フィン) リリーの上司
ニック・ヴェラ (ジェレミー・ラッチフォード) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (トム・バリー) リリーの同僚刑事
クリティーナ・ラッシュ (ニッキー・エイコックス) リリーの妹
クリス・ラシング (ジャスティン・チェンバース) 警察

ロイ・ミナード (Jeffrey Nordling) 元大学教師
カイト (Josh Hopkins) 地方検事局。リリーといい雰囲気
ホリー・リチャードソン (Kaitlin Doubleday) 学生21歳、被害者
Mr.リチャードソン (Larry Brandenburg) 父
ヘスエス・トレス (Robert LaSardo) 殺し屋
バーバラ (Lisa Dean Ryan) ホリーよりも前にロイと不倫。
バリー・テプラー (Blake Shields) ホリーに好意を寄せる
モニーク (Elizabeth Greer)
トリッシュ (Stacy Arnell) 売春婦。リノアの親友
スーザン・リクター (Mary Kathleen Gordon)
アーチー (E.J. Callahan) 質屋の親父

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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