コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case (シーズン2)

製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー、ジョナサン・リットマン
、メレディス・スティーム

http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase2/


第3話 ダニエラ Daniela

脚本/Veena Cabreros Sud 監督/David Barrett
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1979年3月15日。
ダニエラは金を稼ぐために、街を行き交う男から、バス代を
無くしたとして近づく。時にツバをかけられる事もあった。
同じ街で売春をしているマルケットからは、体を売った方が
楽に金を稼げるのではないか?と言われるが、彼女はそれを否定
する。
そんな中、ダニエラは二人の高校生に声を掛けられる。
次の瞬間、ゴミ箱のコンテナの中に彼女の血塗れの衣服が捨て
られていた。

リリーとスコッティは街中で女性から声を掛けられる。
あなた達は警察官でしょう?という彼女・ケイトリンは、夫・
ジョンのことを通報したいという。夫は暴力を奮い女性をよく
買いに行く変態男だとしてこの度夫を家から追い出したという
彼女。暴行罪で訴えることは可能かも知れないが・・・という
が、彼女はあくまで警察に逮捕させたい様で、彼女は昔の8mmを
出して、この中に夫が殺害した女性が映っているという。撮影
されたのは1979年ダニエラと書かれていた。

リリーらは早速署に持ち帰りフィルムを再生する。
そこには二人の若者と一人の女性が映っており、一人の男が
女に銃を突きつけ発砲したと思われるものが映っていた。
ジョンの妻・ケイトリンはたまたまフィルムを見つけたとするが
恐らく切り札として持っていたのだろうという。
当時の未解決事件を調べると、撮影されたのと同時期にゴミ
コンテナから身元不明の血痕付きの服が見つかっている事が
判明する。服には脳髄などの皮膚組織が付着していたことから
着ている主は生きていないだろうとの事。服と一緒にバラの
花びらが発見されていた。

ジョンから話しを聞きに行くと、妻の目的は金だという。殺し
などしていないとし、フィルムはガキのお遊びだという。ジョン
は何度も売春教唆で捕まっていた。しかしどれも不起訴だと
いう彼。

当時の事を話してもらう。
昔は売春婦と言えば古いバスターミナルに居たとの事で、ポルノ
ビデオを出る女優を捜して車で散策していると、そこでダニエラ
を見つけたという。マリファナを買い彼女の部屋に行って
撮影したが、フィルムの続きを見れば殺害していない事が分かる
という。

当時ジョンが一緒に居たとするクリスの元を訪ねる。
クリスによるとあの日は映画を撮って解散しただけだという。
場所はディキンソン通りの角だという。マリファナを吸って
いたジョンは歯止めが利かず、銃をダニエラに向けた事を認める
がその銃に弾は入っていなかったとの事。彼女とはそれ切り
逢っていないという。ジョンともその日を機会に連むのは辞めた
という。

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事件は1979年

相変わらず懐かしいディスコミュージックが流れていたな。

しかし今回遺体が発見されたのではなく、血痕付きの衣服が
見つかっただけなのに、それを結びつけるのは強引ではないの
かな。

被害者はプエルトリコ人

今から30年くらい前の事だけど、この時代もアメリカではまだ
まだ人種差別が色濃くあったのね。特に白人の家庭は、無駄に
プライドが高かったのかな。

しかも父親がもの凄く恐いというのも、時代性を反映している
感じ。

残されていたフィルム

ジョンが拳銃を撃って殺したとするには、冒頭からあっさりと
描かれ過ぎていたので、彼が犯人ではないと思ったけどね。
ただ嫌な奴である事は間違いないか。

でもジョンは結構成功を収めている感じで背広を着てビシっと
している姿があったな。

ダニエラと同棲していたのは誰?

ダニエラはラテン系の男と同棲していたという。名前はエドウ
ィン・カスティーヨで、言い争いをしているのを聞いたとのこ
と。

しかし彼の指輪かと思っていたけど、実際には自分のものだっ
たのね。

赤いカマロの男

ダニエラの当時の知り合いである売春婦のマルケットによると
その男と逢っていた様だという。当時のカマロのオーナーを
調べるとそれはクリスだった。父親の車ではなく自分の車
だったのかな?あの恐い父親がよく買ってくれたな。

ジャージーシティに住むエドウィン

プエルトリコ人という事で不法に滞在しているのかと思ったけど
きちんと住所が有ったのね。
母親に話しを聞くと、25年間逢っていないという。幼い頃から
気の荒い子だったというけれど、女性の心を持っているのに
男性として育てられたことで鬱積していたのかな。

5月12日に高校のプロムが有った

キャシーの証言によると、クリスは当日父親に殴られていた
という。父親が容疑者として一番怪しいかと思っていたけど、
彼はクリスは殴るものの確かにダニエラには手を出していなか
った。逆にダニエラがもの凄い勢いで彼のパパを殴っていたな。

ゴミ箱にあったバラの花びらは、プロムの為にダニエラに
与えたコサージュだった。

引き裂かれたダニエラは自殺してしまったのね。
遺体をどうやって埋めたのかとか、現場には相当証拠が残って
いそうな感じもするけど、取りあえず未解決事件が解決した
ので良かったね。


リリー・ラッシュ (キャスリン・モリス) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (ダニー・ピノ) 殺人課
ジョン・スティルマン (ジョン・フィン) リリーの上司
ニック・ヴェラ (ジェレミー・ラッチフォード) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (トム・バリー) リリーの同僚刑事

カイト (Josh Hopkins) 検事

マルケット (Julanne Chidi Hill) 売春婦
ジョン (Brian Cousins) ハイテンションで売春婦嫌い
クリス (Fritz Greve) ダニエラが好き
--- (Katie Rich)
ケイトリン (Nina Hodoruk) ジョンの妻
ポップス (Charles Kahlenberg) クリスの父
レスター・ヒューズ (Christopher Allen Nelson) 大家
エスター・カスティーヨ (Yomi Perry) ダニエラの本名

1979年
ダニエラ (Onahoua Rodriguez) 女性のようで男性
ポップス (Robert Catrini)
クリス (Nicholas D'Agosto)
ジョン (Cody McMains)
レスター・ヒューズ (Terrence Evans)
キャシー (Ryan Templeton) クリスが好きな同級生


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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