コールドケース 迷宮事件簿
Cold Case (シーズン2)

製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー、ジョナサン・リットマン
、メレディス・スティーム

http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase2/



第12話 リング Yo, Adrian

脚本/Sean Whitesell 監督/James Whitmore Jr.
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1976年12月19日、トップドッグボクシングクラブでは、映画
「ロッキー」人気にあやかり、黒人・
マッド・モーと白人の
ジェリー・ストーンの試合を、"ロッキーvsアポロ"の対決とし
て売り込む。
いざ試合の時、ジェリーの恋人・
ジーナがリングサイドで見守る
中、15ラウンドを戦い終えた後、倒れて亡くなる。

ペンシルヴェニア病院
サニー・キャロルが懺悔をしたいとして、神父のピーター
付きそう中、殺人課のリリーらが呼ばれる。懺悔前に告白した
い事が有ると本人からの要望。リリーには病床に伏せる彼に
耳を傾けると、1976年当時レフリーをしていたサニーは、ジェ
リーが亡くなった試合を審判として裁いており、あの試合は
止めるべきだったことを告げる。1500ドルをもらっていたので
試合を止めることが出来なかったという彼は、アイツは許して
くれるだろうか?と呟き息を引き取ってしまう。一体誰がその
試合の裁定を買収していたのか。

ウィルは出社前にスコッティの自宅を訪れる。
恋人を自殺で失ったスコッティは上司・スティルマンからの
進言で仕事を休んでいたのである。
電話してもなかなか出ない彼のことを心配したウィル。
ウィルはスコッティの部屋にはいると、部屋のレイアウトが
いじられて居るのを見る。本人は縄跳びをするために動かした
とし、スポーツクラブは人が多いので行くのが嫌いだという。
ウィルは自分も妻を亡くして同じ経験をしているとし、話した
いときはいつでも声を掛けろと告げる。

ジェリーの死因は、殴られた事による脳の膨張で、当時は事故死
として扱われていた。
当時恋人だったサニーの娘・ジーナに話を聞こうという事になる。

ジーナによるとジェリーは才能はなく根性しかなかったという。
金を払った人物やトラブルは無かったか尋ねる。すると15歳の
時に父からジェリーとは付き合うなと言われ、あいつはろくで
無しだと言われたという。しかしジーナは金曜の夜、
ウェンディ
と映画を見に行った際に、ロードワーク中のジェリーと会い、
互いに好意を寄せている事を確かめ合う。ジェリーはかつてと
違って印象が全く変わっていた。彼は
映画「ロッキー」を見て
ろくでなしでも願えば大統領になれるという勇気をもらったと
いう。父にはジェリーは変わったと告げたが、信じてもらえな
かったという。

ニックとウィルは、ジェリーの対戦相手だったマッドモーこと
モーリス・バンクスの元を尋ねる。試合前の会見でぶっころす
と告げていた事に言及すると、単なるパフォーマンスだと語る。
モーリスには15歳になるまでに9回の逮捕歴が有る事を告げ、
意図的に殺害したのではないか?と尋ねると、モーリスはジェリー
とは戦いたくなかった事を語る。弱い相手に戦っても何の意味
も無いとしたが、当時プロモーターをしていた
トミー・シュガー
に宣伝の為だとして上手く丸め込まれたという。トミーは今で
もプロモーターとして成功を収めており、ジェリーの死をきっ
かけに試合が無くなっていったモーリスとは対象的な人生を
送っていることを知る。

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ボクシングの試合で亡くなったジェリー

あの試合に於いて何者かの悪意によって殺人の意図が存在した
のか。
見ていると単なる試合で撃たれすぎて亡くなっただけだと思える
けど、意外な事実が浮かび上がってくる。

亡くなる直前にサニーが爆弾を置いていった形だけど、警察に
告げる必要はなく、単に神父への懺悔だけでも良かったのでは
無いか?という気がするね。

ジェリーと恋人にあったジーナ

純粋に彼を愛しているかと思ったけど、彼女は金に目が無く、
今の生活から抜け出すために、ジェリーの試合が八百長である
事を知ると、さっそく1500ドルを賭けた。それを知ったジェリー
にしたらたまらないものがあるだろうね。本人も病気だと
自覚しているみたい。

対戦相手のマッドモー

なんか焦臭いと思っていたけど、実際にはとてもいい人だった。
最初にヴェラとかが話を聞きに行ったときに、車が盗まれない
ように見張りを付けてくれていたしね。

CYOと呼ばれるカトリック青年会

青年たちの居場所を作るために色々と活動していたみたい。
その中でもバッキー・ラーソンという人物が、ジェリーとライ
バル視していた。容疑者としてもっとも怪しい位置にいる人物
だったけど、流石にそこまで汚い人物ではなかった。

しかし強盗して彼女に金を渡すなど有る意味凄い。

サニーを買収した1500ドル

金を払えたのは、バッキー、そしてビンゴパーラーの経営者
のフランクなど限られていたけど、まさかのジェリー自らが
婚約指輪を売って得た金だった。

"リングはもう無い"とする言葉が別の意味で捉えられていたと
いうのもちょっと皮肉だね。

スコッティに気を遣う仲間達

ウィルで有ったりニックで有ったり、とても優しい人たちだね。
スコッティはリリーの妹・クリスティーナに惹かれているけど
一体どれだけ危険性を秘めた女性なんだろうか。
ニックは辞めろというけど・・・

リリー・ラッシュ (キャスリン・モリス) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (ダニー・ピノ) 殺人課
ジョン・スティルマン (ジョン・フィン) リリーの上司
ニック・ヴェラ (ジェレミー・ラッチフォード) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (トム・バリー) リリーの同僚刑事

クリスティーナ・ラッシュ (Nicki Aycox) リリーの妹
ギル・シャーマン (Kevin McCorkle) 刑事 #10
アンナ・メイヤーズ (Robin Weigert) 刑事 #11


バッキー・ラーソン (Bill Dearth) ボクサー
フランク・シェーバーズ (Michael Forest) ビンゴパーラー経営
パット・マクガイヤー (Paul Jenkins) 神父
ジーナ・キャロル (Elaine Kagan) サニーの娘
モーリス・バンクス (Dan Martin) ボクサー
ピーター・ゴメス (Patrick Roman Miller) 神父
トミー・シュガー (Harrison Page) ボクサー、ジェリーとライバル
サニー・キャロル (Jack Wallace) 亡くなる直前

1976年
バッキー・ラーソン (Robert Baker) "通称バック"
ウェンディ (Annie Burgstede) ジェリーの友達
パット・マクガイヤー (Larry Clarke) 神父
ジーナ・キャロル (Danielle Harris)
モーリス・バンクス (KeiKabou Holland) "マッドモー"
ジェリー・ストーン (Mark Lawson)
サニー・キャロル (Mik Scriba) レフリー
トミー・シュガー (J. David Shanks)


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