コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case (シーズン3) 製作総指揮：ジェリー・ブラッカイマー、ジョナサン・リットマン 、メレディス・スティーム http://www.tv-tokyo.co.jp/coldcase3/

第2話 小屋 The Promise

脚本／Veena Cabreros Sud 監督／Paris Barclay
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2004年10月23日。
ローリー・ダンは身支度を調え、気分良さそうに部屋で踊る。
父・マルコムはそんな娘の姿を見て嬉しそう。
娘のローリーに対してダークも今日のガンマ・ローハウスフラ
タニティのパーティーに行くのかと問う。父は娘のために母親
の形見であるストールを持って行く。
しかし数時間後、パーティー会場は火の海により、そこに居た
ローリーは焼死してしまう。

マルコムは殺人課の元にやってくる。
娘の死について、相談に来たのである。
ローリーはペンシルバニア州立大学に通うのが夢で、大学生活
やパーティーの事ををとても喜んでいたという。幼なじみのダ
ークも火災事故のあった日のパーティーに出席していたが、
火事の時には酔って寮で寝ていたという。
ローリーは12歳の時に母親を失い、その時幼なじみのダークは
とても力になってくれたという。
事故だと思っていたが、ローリー宛てにメールが届いているの
を見つけたとの事。そのメールは写真付きで送られており、
火災事故当日に彼女が無理矢理に酒を飲まされている映像だ
った。送られてきた日時は23時35分。その40分後の火災は起きた
との事だった。

火災の原因はタバコの火だとされていた。
ローリーの血中アルコール濃度は0.22。彼女はとても優等生
だったという。

大学に通うダークの元に話を聞きに行く。写真を見せて飲ませ
ている人物を尋ねるが知らないという。そもそもローリーを
パーティーに呼んだのは自分ではないと告げる。

当時ダークは新入生としてガンマ・ローハウスに入会する為
に先輩の命令に従う姿があった。ローリーはそんな中で、
ディアドラと共に外国語映画クラブに入会した事を報告し、
週末に映画を見に行かないかとダークを誘いに来たので有る。
しかしそれを聞いていた先輩でリーダー格のハーマン・ジョー
ンズこと通称"マニー"は、太っているローリーやディアドラの
事を面白がり、彼女たちをパーティーへと誘う。大学に併設
されるフラタニティには、誰もが憧れる場所との認識が強く
そこで開かれるパーティーに出席することは、夢だった。
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大学に入学し夢に見たキャンパスライフを送るローリーと
ダーク。しかしサークルのパーティーに強引に誘われたローリー
はそこで無念の死を迎えることになる。果たしてこれは他殺か
事故なのか。

火をつけたのがディアドラで、扉の鍵を閉めたのがマニーだった
訳だけど、誰が一番刑法的には罪に問われるのだろうか。

1年前の事件もコールドケースとして扱われるのか少々微妙な
ものが有ったけど、月日が経っていないこともあり、関係者
たちは以前として大学に通っている辺りがなんとも言えない。

さて事件は、サークルのメンバーたちが、太っているローリー
やその仲間たちを笑いものにするためにパーティーで酷い
仕打ちをするという事が発端。父親がローリーの喜ぶ姿を
嬉しそうに見守っていた事で、余計こんな事で殺害される事に
憤りを感じる内容だった。

ダークはとても良い人物で、ローリーとはお似合い。
ダーク演じるJames Immekusは、若かりし頃のマイケルJフォッ
クスみたいで、イケメンな方だったね。

まるで映画「キャリー」のようなパーティーに憧れる女性に
対する酷い仕打ちが待ち受けていた。
人の命よりもサークルの存続を優先する姿、そして卒業生たち
も不祥事の隠蔽に手を貸す姿は、歪んだ絆を描いた物だった。
この手の大学繋がりやらサークル繋がりの話は、日本でも
アメリカでもよく見られるね。
卒業してなお後輩の面倒を見るのは悪いことではないけど、
学生のバカ騒ぎの場に居る議員の姿というのも、二十歳過ぎても
暴走族みたいな、かなり情けないものが有るな。

サットンは相変わらずニックから無視された。
第一木曜日の集まりとは、殺人課の刑事達が集まり武勲を
語り合う飲み会らしい。たまにそんな事が行われるシーンを
アメリカのドラマや映画の中で見ることが出来るな。

スティルマン刑事が議員に臆することなく証拠を突きつける
辺りもとても格好良く、捜査を上手く締める役割を果たした。