クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds (2005年米CBS〜) 製作総指揮: マーク・ゴードン |
第2話 キャンパス連続放火犯 Compulsion
脚本/Jeff Davis 監督/Charles Haid
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ホッチナーはプロファイラーの先鋭チーム"行動分析課"(BAU)
の隊員を招集する。
最近アリゾナのブラッドショー大学にて4件の火災事故が起こ
っており、その一件の現場を生徒が映していたとしてみんなで
見てみる。入り口にドアの下から燃焼促進剤が巻かれて発火さ
せられたもの。
これまでの火災は3月、5月、9月、そして最近は3件連続して
一晩で起こったというもの。大抵放火する人の多くは失業や
失恋などが原因だという。統計的には17歳から27歳の白人男性
に多いと言うが、先入観は危険だとするギデオン。
取りあえず学生部の責任者・エレン・ターナーと逢うことにな
る。
キャンパスにつくとギデオンはなるべくバッヂを隠して行動し
ろと指示する。
エレンと逢うと、最近学校から可燃性物質が盗まれた事を知る。
モーガンは火災のあったキャンパスを見て回り建物を燃やすな
らば地下室を狙うはずなのに、何故三階の部屋を狙ったのか
疑問に思う。燃やしたいのは建物ではないのではないか。
情報提供者のためにホットラインを設置することになる。
そんな中、ギデオンはキャンパス内で水道水が出ない場所を
目の当たりにして、もしかすると犯人はこの建物を狙うのでは
無いかと疑い警報装置を鳴らして生徒達を避難させる。
すると案の定ウォレス教授の部屋が燃やされ、教授は焼死する。
最後までギデオンは教授救出をしようと精力を傾けるが、モー
ガンに止められ避難することになる。
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★やりとりが複雑
このドラマホームページに取り上げるものとしては、結構涙もののストー
リー展開かも知れない。色んな引用が使われたり、過去の
事件の事を話題に出したりして話を進行していく。
理解できないというものではないけど、セリフを拾うモノと
しては結構難しいモノがあるね。
★ギデオンはショットガンを突きつけられる。
ショットガンって人質を取るには実に向いていない武器だよね。
銃身が長いから相手との距離感を誤ると簡単に立場が逆転して
しまう。
冒頭からいきなりギデオンが人質になるって事でどうなるかと
思ったけど、このエピソードは過去の物語だったって事なのね。
分析課の生徒達は、ギデオンのこのエピソードに興味津々って
感じだな。
★吃音を巡る解釈
犯人が吃音していた訳だけど、吃音の原因を知っているという
ギデオンの言葉が、エルの心を掴んだ感じ。
今回捜査中ずっとその原因を考えていたようだった。
★犯人は誰なのか。
まだ何の確証もない段階で、キャンパスパトロールの人物が
出てきたり化学部のジェイミーが出てきたり、怪しそうな人
たちだと思った。
★ホットラインに送られてきたメッセージ
電話にはカレンだと吹き込まれているのかと思っていたが、
実際にはカローンと吹き込まれていた。ギリシア神話に登場す
る神に準ずる存在だという。
★リードが核心部を解きました
発想を変えろと言われて何度かVTRを見返した際に、ドアノブ
を三度開けようとしている事に気がつく。
そこで初めてOCDと呼ばれる強迫性障害者だと分かる。
アメリカのドラマでは時々こういう人が出てくるな。
とにかく3に拘る人で、最後にエレベーターで三人が乗る
所を襲おうとしていた所はなかなか痺れるシーンだった。
ジェーソン・ギデオン: マンディ・パティンキン
アーロン・ホッチナー: トーマス・ギブソン
エル・グリーナウェイ: ローラ・グラウディーニ
デレク・モーガン: シェマー・ムーア
スペンサー・リード: マシュー・グレイ・ギュプラー
ジェニファー・ジャロウ: A・J・クック
ペネロープ・ガルシア: カーステン・ヴァングスネス
エレン・ターナー (J. Karen Thomas) 学生部
クララ・ヘイズ (Jennifer Hall) 化学部の生徒
ジェレミー (Evan Lee Dahl) 化学部の生徒
ウォレス (Bob Jesser) 教授
マシュー・ローランド (J.J. Dashnaw) VTRに写る火災現場の生徒
--- (Sage Mears) 化学部の生徒
--- (Kristen Caldwell) 化学部の生徒
--- (Lukas Haas) 店員
--- (Michael David Cheng) 火災捜査官
--- (Christopher Mowod) キャンパスパトロール
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)