クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜)

製作総指揮: マーク・ゴードン 


第6話 スナイパー
L.D.S.K.

脚本/Andrew Wilder 監督/Ernest R. Dickerson
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イリノイ州デスプレーンズ・フランクリン公園。
親子が仲良くフットボールする姿を見せる中、突然父親が倒れ
る。息子は冗談かと思うが、腹部から出血して倒れる。

その頃、FBIの射撃場でホッチナーはリードに射撃を教える。
リードの適性試験が明日行われるとのことで、前回は偶然合格
したが全く自信のないリード。ホッチナーはリードに、以前BAU
に入った時にギデオンに言われた言葉を告げる。人を殺すには
銃は要らないと言われたことを。

後日、分析課では、リードが適性試験に落ちたことを知って
その話題に触れるのはよそうと言う。しかしモーガンはリード
に近づき、笛をプレゼントする。もしもの時はその笛を鳴らせば
助けてやると。

そんな中、3人が一度に狙撃を受ける事件が発生した事を知らさ
れる。2週間で3件目の事件で、合計6名が撃たれている。
スナイパー事件だと言うが、そう言われることに不都合を感じた
分析課では、LDSK(ロング・ディスタンス・シリアルキラー)事件
だと言う。遠隔から狙撃される事件について、過去プロファイ
リングを使って捕まえた例が一件もなかった。

これまで6人の被害者が出ている。駐車場で撃たれたのは
ヘンリー・サックス。その9日後にはダグ・ミラーとケビン・
バークスがバスケットコートで撃たれ、公園に居たジェリー・
ミドルトン(アメフト)、ケイト・マレー、ティム・ライリー
(たこ揚げ)が一度に撃たれたという。何れも軟らかい弾で
撃たれている事もあって、弾の原型が残っていなかった。
しかしいずれも腹部を射撃した事で命を取り留めていた。
その中の一人の体内に入っている銃弾が取り出せそうな事を
聞く。ただし神経を傷つける微妙な位置故に、障害が残る可能
性が有るとの事。

地元警察のカルバン刑事と接触するギデオンたち。
大抵の狙撃事件は、男性で警察か軍隊に在籍した過去がある
事。メディアと接触してくる事が統計的に現れている。
しかし犯人は何故被害者を殺害せず、腹だけを狙っているのか?

病院に行き、エルスタット医師とランドマン医師に話しを聞く。
銃弾を取り出せそうな患者・ダグ・ミラーについて、二人の見解
は別れていたが、ランドマンは絶対に障害が残らず取り出せるこ
とを告げる。

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スナイパーをプロファイルする事は難しいのか?

なんだか珍しく弱気な分析課の面々。
過去にD.Cで同様の事件が有ったときには、分析を外したらしい。
デスプレーンズ署の所轄の刑事・スコットにバカにされるとこ
ろは、ちょっぴり悲しいところ。でもスコットもよく彼らがプロ
ファイル外した事を知っていたね。

犯人の特徴は?

弾は体内で破裂する物で検出することが難しかったけれど、
被害者ダグ・ミラーの体内に一粒だけ残っていたようだ。
犯人は223口径のM16K-M4というタイプの銃を使っていることが
分かる。
犯人は常に2時55分から3時15分までの間に犯行に及んでいる
事、そして警察の管区を把握していて、微妙な境界線の管区を
狙っている事から、軍上がりの警察官が疑われた。

マスコミに状態が漏れる。

まだ初期の段階のプロファイル結果を警察官に伝え、マスコミ
への公表は控えるよう告げていたにもかかわらずダダ漏れして
報道されてしまったことで、内通者の線を疑う。
テレビ関係者のジェンキンスに対して愛国者法を盾に情報源を
聞き出した。デスプレーン署が購入した携帯であることが分かり
ガルシアがハッキングして、フランクリン公園に居るスコット
だと判明する。みんながこの時現場にいたので、かなり緊迫感
が有ったね。結果的に単なるタレコミしただけだったけど。
しかしそのせいなのか、スコットが殺されてしまった。

犯人はヒーロー願望殺人か?

一時期は容疑者としてランドマン医師が疑われるも、単なる
傲慢の自惚れ屋だった。
彼の勤めるアーリントン病院は、二ヶ月間新規採用をしていない
事でここでの捜査も空振りかと思わせるが、結果的にそこに
勤めていたフィリップが犯人だった。
ホッチナーとリードを人質にERに立て籠もるわけだけど、犯人
に好かれる行動をとるためにリードをボロクソ言う辺りが
ちょっと可愛そうだったな。しかもその後ボッコボコにする
所は同情に値するシーン。

冒頭での射撃訓練が功を奏する

先週の「NCIS〜ネイビー犯罪捜査班」の9話のネタと完全に
ダダ被りだった。冒頭で意味もなく射撃訓練していると必ず
最後のオチで使われるって事ね。


ジェーソン・ギデオン: マンディ・パティンキン
アーロン・ホッチナー: トーマス・ギブソン
エル・グリーナウェイ: ローラ・グラウディーニ
デレク・モーガン: シェマー・ムーア
スペンサー・リード: マシュー・グレイ・ギュプラー
ジェニファー・ジャロウ: A・J・クック
ペネロープ・ガルシア: カーステン・ヴァングスネス 

ワイガード (Anthony John Denison) 刑事
シェリル・マーストン (Nike Doukas)
バリー・ランドマン (Marcus Giamatti) 医者
エルスタット (Tim Halligan) 医者・外科部長
アダム・ミドルトン (Cullen Kirkland) 被害者
スコット・マッカーティ (Thomas Lumberg Jr.) SWAT
ジェリー・ミドルトン (Carmen Mormino) 被害者
シーア・カルバン (Paula Newsome) 刑事
フィリップ・ダウド (Timothy Omundson) 犯人
ジョン・ジェンキンス (Kent Shocknek) TVレポーター

--- (Matt McColm) SWAT
--- (Stephen Bracken) SWAT
--- (Diana Yanez) 看護師長
--- (Sam Moyer) 若い男性
--- (Agatha Nowicki) 若い女性
--- (Jeanette Baity) 自転車の女性
--- (Courtney Baxter) 叫ぶ女の子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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