クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜)

製作総指揮: マーク・ゴードン


第16話 虐殺の儀式 The Tribe

脚本/Andrew Wilder 監督/Matt Earl Beesley
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ニューメキシコ州テラメッサ。
地元のテラメッサ大学に通う19歳の学生6名が建築途中の家の
中で、ロウソクの照明でムードを演出し、カップル同士仲良く
し始める。しかし金髪の女性・イングリット・グリースンだけ
は、外へと出ると、突然二人の男性に拉致される。それと同時
に6名近いメンバーが家の中に密かに潜入し、残りの学生たち
を惨殺する。

この日、BAUに金髪の男性・ショーンがやってくる。そんな彼
を見たガルシアは、イケメンの姿に思わず立ち止まる。
モーガンはショーンを見掛けると声を掛け、兄のアーロンの元
に連れていく。なんと二人は兄弟だった。
ショーンはアーロンに逢うと、彼からジョージタウン大学の
ロースクールに合格したことを祝福される。しかしショーンは
ロースクールには行かず、N.Yのレストランで働きたいことを
告げる。自分の直感を信じたいとするショーンに対して、冷静
に現実を分析するアーロン。プロファイルは辞めてくれと、彼
は出て行く。

BAUの元に大学生5名が惨殺に殺害された事件の報告が入る。
全員が19歳の学生で、遺体を見ると逃げた跡が無い。ギデオン
はそれを見て殺人の群れだという。より強い群れに止められる
まで殺人は繰り返されるのだという。

一行は現地へと足を運ぶ。
地元保安官が既に現場検証を済ませた跡だった。しかし地元の
警察官ではとても手に負える案件ではない。何しろ生きたまま
全身の皮が剥がされていたり、串差しになった遺体などが発見
されたのである。現場での出血量の少なさは、失血死しない
様に生きたまま皮を剥いだのだという。
遺体を見ると若い二人のカップルと、もう一人男性の姿がある。
このような場所で一人だけ浮いているとは考えづらく、恐らく
現場には女性の姿があったのだろうと推察する。

惨殺される姿を見て、リードは平原先住民の儀式に有る殺害方法
だと言う。元々ここらの土地はアパッチの土地で、過去に何度も
虐殺が繰り返された土地でもあるという。しかし原住民たちの
土地の既に半分は投資家たちによって買われて、原住民との間
で裁判沙汰になっていることを知る。
近年ここらで原住民が土地を取り戻すために起こした事件を
調べると、1973年に立て籠もり事件を起こしてFBIに殺害された
ベンジャミン・ブラックウルフの息子で、ジョン・ブラックウ
ルフという人物が居るという。活動家だとするが、彼は地元の
保安官の所長である事を知る。

部族会議の議長で、原住民の学校の校長を務めるジェーン・ベア
を尋ねる。そこでジョンは子供たちに原住民の歴史を教えて
いた。ギデオンたちは、原住民の儀式のような殺害をされた
事件について、分析を一緒にしてくれるよう頼む。

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アーロンの弟・ショーンはイケメンだった

ロースクールに合格するも、直感だけでそれを切ってレストラン
の下働きするという辺りの、微妙な人生を送るという。
親は47歳で心筋梗塞で亡くなってしまった様だね。

事件は原住民との摩擦が原因なのか?

アパッチと呼ばれる原住民と土地を巡って争いが有るという
所で起こった事件。しかも惨殺方法が原住民の儀式にあるもの
だと言うことで益々疑っていくことになるが、今のご時世、
原住民といえどもそんな野蛮なことはしないというもの。

原住民も人を殺害することでの復讐の連鎖の恐ろしさを知って
いるので、殺しは余程のことがない限りしないらしい。

しかも儀式は色んな原住民部族の儀式が混ざり合っている事で
特定の原住民の仕業ではないことが判明していく。

リードは何でも知っている

原住民の学校に行ったときに、原住民の精霊のこととか、色々
と詳しい所が驚く。リードの知識はホント果てしないな。
毎回彼が説明役を務めているし、彼に説明できないものなど
無いんじゃないだろうか。

原住民・ジョン・ブラックウルフにギデオンもお手上げか?

ジョンの分析力が半端無い。
足跡を見ただけで40kg強の女性が居たことを発覚するし、
ホッチナーの歩き方を見て、二丁の拳銃を隠し持っている事
を当ててしまった。そんなスキルが有るならば是非、
プロファイラーチームに入れた方が良いかも。

犯人はカルト

里子としてたらい回しにされた様な過去があるらしい。
そんな過去をリードがありがちだとする辺りがなんともサバけ
ていたな。

結局犯人は、自動車泥棒として捕まった刑務所に入った事が
きっかけで宗教に走り出すが、宗教というよりも人種差別者
だとしていたけど、単に争い毎が好きな狂信者という感じの
男性だった。

子供の頃からの世間を渡り歩いて生き延びてきた事で、人を
操る術が身に付いたようだね。

銃を使わず警棒で対峙する

ホッチナーはジョンの言葉に従ったけど、プロファイラーも
一応武術の心得みたいなものは有るんだね。


ジェーソン・ギデオン: マンディ・パティンキン
アーロン・ホッチナー: トーマス・ギブソン
エル・グリーナウェイ: ローラ・グラウディーニ
デレク・モーガン: シェマー・ムーア
スペンサー・リード: マシュー・グレイ・ギュプラー
ジェニファー・ジャロウ: A・J・クック
ペネロープ・ガルシア: カーステン・ヴァングスネス 

ジョン・ブラックウルフ (Gregory Cruz) 先住民"アパッチ"
ローデス (Chris Ellis) 保安官
ピーター・ダリースン (Robert Curtis Brown) 父
ショーン・ホッチナー (Eric Johnson) 弟。N.Yでレストラン
ジャクソン・キャリー (Chad Allen) 犯人
イングリット・グリースン (Skyler Shaye) 娘。洗脳される
ラミー (Josh Duhon)
ユージーン・リーランド (Geoff Meed)
サミュエル (Dagger Salazar) 生徒
カイル・ヴァン・オーウェン (Sky Soleil)
ジェーン・ベア (Sonya Stephens) 部族会議の議長、校長
ロイ・ミントン (Michael Canavan) ADU"アメリカ防衛組合"
--- (Kallie Kerns) カルト信者


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