クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン3

製作総指揮: マーク・ゴードン

http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s3/





Oct. 3, 2007
第2話 BAUの危機 In Name and Blood

脚本/Chris Mundy 監督/Edward Allen Bernero
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ギデオンはサラが亡くなった事で自分を見失い、エリン・スト
ラウス
は、心を病んだ学生を連続殺人の容疑者に接触させた
ホッチナーの行動に問題が有るとし、二週間の停職にする。

リードはこの日、BAUのオフィスで寝ていた。職場にやってきた
JJは何をしているのかと問うと、ギデオンとチェスをやる約束
をしていたが全く連絡が取れないという。
その頃停職中のホッチナーは、妻・ヘイリー息子のジャック
と家族仲良く過ごしていた。ヘイリーは返って停職が良かった
と思いましょうと夫に声を掛ける。

モーガンも職場にやってくる中、ホッチナーもギデオンも来な
い事に違和感を覚えていた。更にプレンティスも来ていなか
った。

そんな中JJがやってくると、
ミルウォーキー署からの要請で
これから捜査に加わると告げる。
3週間で4件の殺人事件が起き
それに加えて現在2日前から行方不明になっている人が一名いる

のだという。全ての人物が30歳代の子持ちの女性で、
ウォーワ
トサ地区
で姿を消しており、
サードワード地区で遺体が捨てら
れているという。遺体の全員は心臓がえぐり取られているの
だという。
ホッチナーも遅れてチームに合流するが、ここに来たのは
セクションチーフのエリンに遭う為に来たのだとし、異動を
願い出ることに決めたと語る。これから自分に変わる新しい
リーダーが来るハズだというと、モーガンはホッチナーが必要だ
と訴える。

ホッチナーはエリンに逢うと、エリンからBAUを辞めたら、
好きなポジションを与えると言われていた。ホワイトカラー
犯罪班のリーダーにならないか?と言われ、この部署ならば
9時・5時で帰れると言われる。そこにプレンティスもやって
くると、私も今日限りでBAUを辞めるという。外交官試験を
受ける予定で、コネもある事を告げる。プレンティスはエリン
が行う政治的駆け引きを嫌いFBIを去る決意をしたのだった。
後任が来るまでエリンが現場で指揮を執るとし、いつまでも
あなたたち二人の下で優秀なBAUの職員を埋もれさせておく
訳にはいかないと語る。

ブリーフィングを行う。
人通りの多い場所で誘拐し、遺体を遺棄しているのに誰も
目撃者が居ないこと。
女性を拉致するがレイプはせず、48時間
監禁し、心臓を切り捨てている
こと。女性を誘う腕が有りなが
らも、残虐な殺し方をしている大局的な行動だとし、精神を
患っているのだろうと語る。血を見慣れた精肉業社かハンター
で、女性が大嫌いだというのは確かだろうと語る。

ガルシアはホッチナーを見かけると声を掛け、JJから手渡された
として今回の事件の資料を渡す。ホッチナーは事件の捜査に
参加しない事を告げるが、私はとにかく渡したのだと語る。

現場に着くと、BAUは現地ミルウォーキー署の刑事・ウォリンス
キー
と逢う。リードは彼の名前を聞くと、ジェフ・リーダー
事件を16年前に担当した捜査官か?と尋ね、彼の執筆する書物
を読んだ事を語る。
早速事件についての詳細を語る。
今から2、3時間前に行方不明になっていた女性の遺体が発見
されたとして現場で説明する。発見者の話によると、被害者が
ここに捨てられたのはAM7:50〜AM8:05の間だろうとのこと。
大抵アッパーミドルの住宅街で拉致され、人通りの有る場所に
捨てられるのに目撃者が居ないということは、ワゴン車か
トラックに乗っているのだろうという。遺体を無造作にくるんだ
シーツからはペンキと木工染料が検出されているという。

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犯人のジョーはCSI:マイアミのシーズン8にシーズン通して
出演したジェシー・カルドーサ捜査官役のEddie Cibrianだった。

BAUが分裂の危機にあり、リーダーでまとめ役のホッチナーが
出世競争に於いて、エリンによって難癖をつけられはじき出され
ようとする中、ギデオンまでもが行方知れずになり、そんな
政治的駆け引きを嫌っていたプレンティスもまた去ろうとして
いるという状況。
ギデオン以外はBAUに戻るが、ホッチナーの妻が子供と共に去っ
てしまうという切なさと同時に、今回の犯人の家庭もまた、
夫が不治の病だと知って家を出て行った妻に対する恨みから
発する事件だった。

現場の事を全く知らないエリンが傍若無人に振る舞う姿がまた
憎らしかったけど、遺体を目の前で見てよろける姿がまた
滑稽で、現実を知ったのかな。自分は器ではないと思ってくれた
らしめたものだろうけど、大抵出世組は日本でもアメリカでも
現場を知らない人物か、アメリカの場合だと戦争を経験した
人物なのだろうという気がする。

事件は恐い物が有ったけど、なんとなく逃げられそうな感じ
にも見えたけど、逃げられそうで逃げられないという辺りの
妙が有ったのかも知れない。心理的には親が破滅していると
子供は逆にしっかりとしてしまうという事だったけど、目の前の
女性が殺されるであろう事を熟知していることや、もうこれ
以上人を死なせたくないとして、この人に居て欲しいみたいな
事を口にする辺りがなんとも言えないモノが有った。

モーガンとガルシアは相変わらず。
エリンからの電話にエロいことを言って〜っと思わずモーガン
と間違えて電話対応に出た後、次の電話では律儀に自分の役職
を語る姿は笑えたかも。

ホッチナー家は崩壊。
まぁなるべくしてなったという事で、ほぼ時間の問題だった
気がする。久しぶりに妻の姿を見た気がするけど、ホッチナー
の正義感なのか、それともプロファイルという仕事に生き甲斐
や仕事以上の興味を感じてしまったのかなかなか難しい。

ギデオンの去り方もまたギデオンらしさが有った。
ギデオンとリードがガチでチェスをしたらどっちが勝つのだろうか
と思いつつもそれが目の前で実現しなかった事が悔やまれる。

ミルウォーキーと言えば昔はドラマ「ハッピーデイズ」を思い
起こさせたのに、今では殺人犯ジェフリー・ダーマーだと嘆いて
いた警察署員が印象的だった。昔ディレクTVに契約していた時に
このドラマを放送していたのを見た覚えがあるな。
ジェフリー・ダーマーでなく、これでジョー・スミス事件として
新たに記憶が塗り替えられてしまうのか。

■使用された曲

・Lifehouseの"Broken"
・Bon Joviの"Make A Memory"
・Wes Nicksonの"Barely Holding On"
・Nellyの"Get It Poppin'"

ジェーソン・ギデオン (Mandy Patinkin) リーダー
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 広報官
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

エリン・ストラウス (Jayne Atkinson) FBIのセクション・チーフ

ビック・ウォリンスキー (Gordon Clapp) ミルウォーキー署
ヘイリー・ホッチナー (Meredith Monroe) 妻
クレア・トンプソン (Yvonne Jung) 被害者、デパートで拉致
デビッド・スミス (Chandler Canterbury) 息子
ジョー・スミス (Eddie Cibrian) 父、犯人、末期癌
ビル・トンプソン (Stefan Marks) クレアの夫
リサ・フィリップス (Grace Renn) 看護師・学校
パム (Mary Ostrow) デビッドが通う学校の校長
--- (Regi Davis) Cop
Msベネット (Lori Carty) デビッドの担任の教師
ヴィッキー (Lucia Sullivan)
ジャック・ホッチナー (Cade Owens) 息子
ローズ (Jacquie Barnbrook) ダイナーのウェイトレス
--- (Jon Barton) Swat Leader
コリーン (Stephanie Venditto)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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