クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン3 製作総指揮: マーク・ゴードン http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s3/

Apr. 2, 2008
第14話 20年目の決着 Damaged

脚本／Edward Allen Bernero 監督／Edward Allen Bernero
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コニーは悲鳴を上げ母親に助けを求める。
そんな夢から目覚めるロッシは、20年間同様の悪夢によって
苦しめられていた。ロッシはジョージーと書かれたネックレス
を手にすると、夜にもかかわらずガルシアの自宅へと乗り込み、
ゲーレン夫妻殺害の資料を揃えろと言って置いたが集まってい
るのかと問う。俺が現場で書いた資料などの分析は終わっている
のかと問うが現在調査中だという。ガルシアの家には、同じ
FBI部局のケヴィンの姿が有り、彼はシャワーを浴びていた。
局内の恋愛は就業規則に反することだと知っていた為にばつの
悪そうな二人。ロッシは明日でゲーレン夫妻が殺害されてから
20年が経過するのだと語る。3人の子が目覚めると、両親が殺さ
れていた事件で、未だに犯人は野放しにされているのだと告げ
必ず償わせないといけないという。

インディアナ州・インディアナポリス。
被害に遭ったゲーレン夫妻の娘・コニーはストリップ劇場で
なんとか生計を立てていた。ブルという男性客から駐車場で
声を掛けられる中、近寄られると彼女はナイフを取りだし
威嚇する。車に乗ると車内には人形が置いて有った。

JJは忙しく書類を整理している中でガルシアがオフィスに
やってくる。無駄話を使用としているガルシアに対して、JJは
忙しいとして一蹴しようとするが、テクニカル分析官をしている
ケビンとアフターHをしている現場にロッシが現れた事を語ると
JJは仕事の手を止め興味深く話をきき始める。
局内の恋愛禁止にさせられたのはロッシのせいなので黙って
いてくれるのではないかという。しかし何故ロッシが家まで
来たのか?という問いかけに個人的な問題で話せないという。
そんなJJの元にホッチナーの妻から電話が鳴り、彼が電話に
出ようとしないので連絡を取って欲しいと頼まれる。

一方プレンティスとモーガンは出社すると、ロッシのオフィス
が荒れているのを目にする。いつもは潔癖症なまでに完璧に資料
を整理しているのに変だという。

ホッチナーとリードは死刑執行を来週に控えた囚人・チェスター
ハードウィックの人格調査の為にコネチカットの刑務所に来て
いた。メリマン副所長に会うと、この刑務所には取調室が
無いので個室で取り調べてもらう事になることを告げる。
メリマンによるとチェスターは一切口を聞こうとしなかったの
に突然調査に協力するなんて不自然だとするが、人は死を前に
すると変わる物だと告げる。

コニーの元に弟のジョージーが来ていた。
コニーは悪夢から目を覚ます。ジョージーは仕事の上司を殴った
為に首になった事を告げる。アリシアは男と出かけたまま帰って
こないという。コニーは今年のプレゼントがまた来ていた事を
語り、アイツ(ロッシ)はいつまでつきまとおうとするのかと
告げ、ムカツクと語る。

刑務所では個室で面談を行う事になる。鍵は外からかけるので
何か有れば中のボタンを押してくれれば扉を開けるという。
23名の遺体の写真を並べて置いておくと、チェスターがどの
事件を重要に思っているのかを見極めるためにこのようにして
いる事を説明する。
鎖は外しても良いと告げる。

プレンティスたちはロッシが一体何を調べているのか気になり
JJに問い詰めるとガルシアが知っている様だという。ガルシア
に尋ねるが言うわけにはいかないとして最初は答えを拒むが、
もしかすると助けが欲しいのかも知れないことを告げ、SOSサイン
を出して居る事を訴える。すると多分インディアナポリスに
行き、20年前に犯人に罪を償わせると言って出て行ったとのこ
とだった。

ロッシは地元・インディアナポリス警察のウィリス巡査から
資料を手渡される。当時の捜査官・ジャイルズ警部は去年
亡くなった事を聞かされる。ロッシたちは事件の遭った現場に
来ていたが、ウィリスによるとここはもう空き屋になっている
事を語る。週に一度掃除婦が来るくらいだとすると、この家の
所有者は私なので知っていると語る。
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ロッシは20年前に起きたゲーレン夫妻の夢を見て眠れない
日々を過ごしていた。被害者の娘たちも動揺に幼少期の悪夢
から逃れられない日々を過ごす中で、殺された日から20年
の時が経過しようとしていた。ロッシとしてはなんとか決着
を付けたいと感じるが、遺族と面会すると、自分たちは事件
の事を忘れて前に進みたいのだと言われ、これ以上面会には
訪れないと語るが・・・

プレンティスやモーガンたちが関わっただけであっさりと事件
が解決してしまうというのは、これまでのロッシの苦悩は何だ
ったのかという感じにも思えてしまう。仲間の存在が如何に
大切なのかを示したのと共に、逆にこうもあっさり解決され
てしまうとロッシ自身の能力にも疑問を呈するものが出てくる。

まぁ確かにモーガンが強迫観念に基づく捜査のプロだと強調
していたし、ガルシアの情報分析・収集能力が有ってこその
解決だったので、それなりにロッシの中にも仲間との連携の
大切さというものを知らしめる結果にはなったのかも。

また今回の捜査にはホッチナーも関与していないので、彼が
居なくとも解決出来るということを示した事も有って、
彼がいつ居なくなっても良いことが提示された感じもする。

ホッチナー自身私生活には問題を抱えているので、これで
彼が暫くグロッキー状態でもBAUは行動出来ることを示した
のかなと。

殺人事件はとても凄惨なものだったけど、結果として事実を
知ってみると悪意無き殺人者ということもあって、より
複雑な心情を喚起したものがあるかも。
毎年欠かさずにプレゼントを贈らせていたという父親も
そう悪い人では無さそうだし、心の置き場に困る案件だった
な。

BAUの中に恋愛ネタが飛び出すとは珍しいとプレンティスが
語っていたように、シーズン3のガルシアは相当傷ついた反面、
急速に立場的には美味しい地位を占めてきた気がする。
愛するガルシアに恋人が出来た事を知ったモーガンのリアクショ
ンを知りたかったりもするのだけど、ガルシアとは何でも話し
合って来たのに、その事実を聞かされていなかったモーガンと
しては複雑な物があるのかも知れない。

オタク同士のやりとりという事でコモドール64が引き合いに出さ
れた。マシンに実際に触れたことはないけど、レトロゲーム
を収集していることもあるので、名前はよく聞く。エミュレータ
ーなんかで当時のコモドール64のゲームが遊べる良い時代だけ
ど、外観を見ると昔のNECのPC8001に似ている感じがする。
コモドール社のパソコンはAMIGA時代の方が日本では
メジャーなのかな。ただ日本ではやはりwizardryの影響からApple
のイメージの方が強いね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%89%E3%
83%BC%E3%83%AB64
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/11/news033.html

■使用された曲

・Gary Lourisの"Gary Louris"

■過去の事件

・チェスター・ハードウィック

コネティカットの刑務所に収監されている連続殺人犯。
死刑執行前に人格調査にいくホッチナーとリード。
私生活が上手く行かないホッチナーが死刑囚の挑発に乗って
争いを起こそうとする中で、リードが機転を利かせて、
チェスターが人を殺さずには居られないとする性格の意味
を語って利かせる。

■偉人の言葉

・神経科学者ローン・ジョセフ博士
我々の中には幼い頃の自分がいる。この子供が過去、現在、
未来の自分の土台を築くのだ

・アルトゥール・ルービンシュタイン
成功するための方程式などないが、強いていえば人生とそれが
もたらすものを無条件に受け入れることだ