クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン3

製作総指揮: マーク・ゴードン

http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s3/





Apr. 9, 2008
第15話 死の天使 A Higher Power

脚本/Michael Udesky 監督/Felix Enriquez Alcala
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ペンシルバニア州・ピッツバーグ
雷鳴轟く日の夜。
パムは友人と電話しながら帰宅する。明日はエイミーの誕生日
で実家に預けているのだという。ポールは前向きに生活できて
居る事を語る。そんな中、家の電気が消える。懐中電灯を頼り
に家に居るハズのポールの名前を呼ぶパム。浴室に鍵がかかって
いるのを知ってパムは強引にドアを明けると、中では夫の
ポールが
浴槽の中に電化製品を入れて亡くなっているのを目に
する。

すぐに地元・
ピッツバーグ警察でポールの兄であるロニー・ベ
イルマン
が捜査にくる。ロニーはポールが死んだのを知って、
JJに電話する。ピッツバーグで今よからぬ事が起きていると。

ヴァージニア州クワンティコ、FBI行動分析官
ロッシはホッチナーのオフィスに行くと事件捜査の要請が入った
事を告げると、ホッチナーは既に荷物をまとめていた。しかし
ホッチナーは事件現場に行くのではなく、一日休みが欲しいと
告げ、息子のジャックに逢いに行きたい事を告げる。離婚しても
息子を失いたくはないので話をしに行きたいと。ロッシは愛さえ
あれば大丈夫だと告げるが・・・

JJはBAUの職員達に今回の事件の概要を語る。
三ヶ月前に青少年センターで火災が起きて14人の子供が焼死
した
こと。
火事で犠牲になった親たちの中で5名が相次いで
自殺している
のだという。ポール・ベイルマンが自宅の浴室
で感電死した事を受けて、BAUに捜査協力を求めて来たのだと
いう。自殺は二週間おきに起きていること。自殺ではなく他殺
の可能性が有るとするが、モーガンだけは通報して来たのは
死んだ男の兄であり自殺と信じたいだけではないか?という。
ホッチナーならばすぐに自殺案件で済ますという。
しかしそれにしては多すぎるというロッシ。リードも普通は
大惨事が起きると自殺が減る傾向にあるのだとし、ケネディの
暗殺や911の後にもその傾向は現れたという。大きな恐怖を前に
して社会が一体化する為のモノで、みんなで励まし合う為だ
という。

現地に向かう中でみんなで自殺か他殺かを話し合う。
偏見を持たず事実を分析するだけだという。モーガンはやっぱり
自殺だとするが、パターン性がある事を指摘し、生きている
辛さよりも死んだ方がマシだとする第三者の介入があり自殺に
偽装した可能性も有るという。
悲しんでいる人間を狙う"死の
天使"
だと。

ピッツバーグ警察に行くとBAUはロニーと逢う。
リードは
心理学的解剖検査で自殺かどうかを判断するという。
ロニーはポールの自宅に案内するというが、身内が関与する
ことを控えるよう告げ、我々は偏見を持たずに事実だけを知り
たいのだと語る。
ロニーは弟の日記がベッドルームに合ったことを告げ、最後の
ページを見るととても自殺を考えている人の文章ではないという。

プレンティスやモーガンたちはポールの自宅にいく。妻のパム
から当時の事を聞き出す中、夫は抗うつ剤なども飲んでいなか
った事を語る。

火事のことを聞くと、青少年センターは当日ダンスパーティーの
海上となっていて、とても人気のイベントなので子供達が
行きたがったのだという。火事で子供を失った人たちの中で
面識の有る人はいたのか?と問うがそれを否定する。ポールは
一人で自殺するような人ではないとパムは語る。

ロニーはリードが
心理学解剖検査を行おうとしていることを
知ってそれはどのくらいの確立で当たるものなのかと問う。
心理学剖検は1958年に提唱され、92%の精度を誇るものだと
いう。

モーガンとプレンティスは現場の浴槽を調べる。
中から鍵がかかっていたことを見ると中から鍵をして窓から
逃げたのか?と考える。下まで6mの高さなので不可能ではない
という。浴槽の中には小型のストーブを投げ込んだという。
しかし浴槽には
GFIと呼ばれる漏電遮断装置が付いていない事を
不自然に感じる。この家の浴槽にGFIが無い事を知っていたもの
の仕業かも知れないと語る。

リードとJJは自殺ではないとの判断を示す。
ロニーはすぐにマスコミに話して注意喚起を促すべきでは
ないか?とするが、確証を得てから行うべきで、逆に犯人にも
捜査していることを悟られてしまうので慎重に行う事を語る。

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ピッツバーグで次々と人が亡くなっていく。
亡くなっているのは数ヶ月前の火災事故で子供を失った
家族たちで、一見すると自殺なのだが、これ程までに頻繁に
自殺が続いたために、地元の警察官で被害者家族の一人・
ロニーがBAUのJJに捜査協力を依頼してくる。果たして自殺
なのか他殺なのか。

死の天使などという身勝手な殺人が有るんだねという感じの
ネタ。確かに看護師などが長年病気・入院などで苦しんでいる
人に薬物を注入するとか生命維持装置を外すみたいなことが
有るけれど、自ら被害者であり苦しみを知るものが精神的に
苦しんでいるものを殺害していくという何ともやりきれない
エピソードだった。

他人の為などというものは一切無く、そんなに苦しみを理解
しているのであれば自らが幕引きすればいいじゃないかと
する憤り感が有り、殺し方や隠蔽工作をしている所を見れば
姑息な人物としか言いようがない。

最初に出てきたポール。
突然家が停電したけど、ストーブを水の中に入れたことで
ブレーカーが落ちたのだろうか?
死にそうもない人が自殺してしまったとする人間の内面の
複雑さが垣間見られた。ローリーアンという喪失感を
持っている女性は、最後に車をぶつけることで犯人の手から
逃れたけど、生きたいとする思いがそうさせたのか、それとも
怒りのぶつけ所を見つけて行った行動なのか。

自助会の多さを改めて感じるものが有ったし、ドラマなんか
でもよく見られる回復のためのステップみたいなものが
語られていた。

各々のキャラネタでは、
ホッチナーは離婚話進行中で少し捜査の合流が遅れたこと。
モーガンはやたらと今回の一件を自殺で処理しようとして
いたけど、違和感がある流れだった。
プレンティスは今回ガルシアと共に胸を強調する衣装だった
感じ。特にガルシアの胸の谷間は凄かった。
プレンティスは髪の毛を垂らしていると、gleeのレイチェル
っぽさが有るけど、容疑者邸に踏み込む際に後ろで髪の毛を
縛っている姿のギャップが良い感じだった。

自分たちのしている事は意味があるのかどうか。
モーガンが4軒も家を所有している意味がまるで分からなかった
けど、結構モーガンも病んでいる所があるのかも。


■使用された曲



■過去の事件

ディードレ・ノラード
飛び降り自殺した人物。筆跡から自殺の傾向が見られる。
筆跡の傾向から右上がりの文字は楽観、Tの横棒の長さを見ると情熱的
傾向が分かるそうだ。

ピーター・レディング
加害者のチャールズの兄・ジェームズは父から虐待され、チャールズが殺害。
父はブラッサード大学の教授だったとのこと。

■偉人の言葉

ダニエル・ウェブスター
罪の告白を免れるには自殺するしかないが、自殺そのものが告白なの


ベン・オクリ
人が間違いなく持っている力、それは何かを作り、乗り越え、堪え忍
び、変え、愛し、苦難に打ち勝つ力だ

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 広報官
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

ロニー・ベールマン (Paul Schulze) ポールの兄、警察官
ローリー・アン・モリス (Jennifer Aspen) 被害者家族
パム・ベールマン (Renee O'Connor) ポールの妻
ピーター・レディング (Scott Michael Campbell) 犯人
ジョナサン・モリス (Blake Robbins) ローリーの夫
カーティス・ファクラー (Myk Watford) 被害者家族、野球場へ
ベス・スモラー (Zakareth Ruben) ジェイクの母、首つり
--- (Rod Britt) Coroner
--- (Brynn Horrocks) Woman
--- (Craig Patton) Man
スチュワート・サンクラー (Brandon Ford Green) 被害者家族
--- (Leslie Fleming-Mitchell) Smoker
--- (Susan Hull) Woman
--- (Tim Cummings) Man
--- (Adalia Braydon) Victim
--- (Johnny Drocco) AA meeting attendee
--- (Jon Barton) Swat Leader
--- (Clay Mitchell) Narcotics Group Guy

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