クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン4

製作総指揮: マーク・ゴードン

http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s4/




 

Dec. 10, 2008
第10話 殉職警官 Brothers in Arms

脚本/ Holly Harold 監督/Glenn Kershaw
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アリゾナ州フェニックス
ロドリゲスケイザーは巡回しながら、フェニックスサンズ
について会話しいた。そして先輩のロドリゲスからは自分の
現在地をきちっと把握するのだとして指導を受ける。
そんな中、
無線に415Fとの連絡が入る。これは家庭内暴力事件
が発生した事を意味しており、二人は急いで現場へ急行する。
ロドリゲスは先に車両から降りて現場を確認する中、ケイザー
は電灯を忘れたとして一度車両に取りに戻る。するとロドリ
ゲスが発砲されており、ケイザーは無線で応援を要請。
しかし応援を呼ぶ間にケイザーも銃殺される。

フェニックス警察の二人の刑事が殺害されたとうことで、
ジョーダンはマークス署長からの捜査協力要請があったという。
4月に入って3人の警察官が殺害されたこと。地元ではギャング
による犯行ではないか
とし、実際警察官を殺害する3割から
4割はギャングだという。しかし
署長はシリアルキラーによる
犯行ではないか
と疑っているとのこと。最初の被害者と全く
同じ手口で殺害されているのだという。首を撃たれて、そして
警察官のバッヂを盗んでいること。自分の目的がある行動で
有り、市民を不安に陥れようといるもので確かにギャングに
よる仕業とはいえなかった。

現地へと向かうBAU。
ガルシアによると、フェニックスでは毎週土曜日に飲酒運転
の検問をしているとこと。最初の被害者はジェイソン・
ケッシンジャー
で、検問を145kmで突破した人物を追跡し
殺害したのだという。シングルファーザーで娘が2人いる
警察官だったという。これは計画的におびき出しているとして
ガルシアに3人の被害者に共通するものを探してほしいと
告げる。

BAUはマークス署長に会うと、あまり署内ではFBIを呼んだ事を
快く思われていない事を告げる。
マークスはエバンス警部補をBAUに紹介する。
エバンスによると今会っていたのケイザーの妻で、新婚二ヶ月
だったという。いずれも警察官を殺害した
銃は357マグナム
という。しかし線条痕は二つの事件で一致していないという。
エバンスはギャングによる仕業だとするが、FBIでは単独犯に
よる犯行だとみている事を語る。何よりも犯人は罠を仕掛けて
いること。
マークスは部下よりもFBIを信じていると思われているとし、
立場上目立った協力が難しい状態だった。

エバンスは、モーガンとプレンティスを第二の犯行現場へと
連れて行く。ここは
トゥエルブというギャング団のシマで起きた
ものでリーダーは
プレイボーイと呼ばれている人物。弟分を
殺害され、警察を皆殺しにすると公言しているという。
現場を見ると場所選びを慎重にしていて、銃声を聞いても
周り近所の人はギャングによる犯行た思うのではないかと
いう。
バッヂを奪うという行為は特徴的で、戦利品として
持ち帰る内に自信をつけていると語る。

そんな中、警察車両に
無線で245(加重暴行)発生との知らせを
受けてマーサーマーク・カニンガムは現地へと向かう。
マークは現地で人が焼かれていると見てすぐにかけよる中、
容疑者が逃走するのを目にする。マークは追いかけ、マーサー
が消火活動をする。しかし燃やされていたのは人形で騙された
事を知る。そして目の前でマークが撃たれているのを目にする。

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アリゾナ州・フェニックスで起きている警察連続殺人事件。
次々と罠を仕掛けては警察官を殺害し、バッヂを奪っていく
という事件で、地元では警察官殺しはギャングによるものだと
される中、署長だけはシリアルキラーによる犯行ではないかと
疑いBAUに捜査を持ちかける。

どうしてもフェニックスが舞台を聞くとミディアムを思い出して
しまう。テキサスレンジャーは相当我が強い人たちで、
周りの土地の人たちを容易には受け入れず、アリソンも苦労
していたので、そういうところも不安要因だった今回のエピソード。

第一印象から、エバンスが犯人だろうとか疑った自分の考えが
安易すぎました(+_+
しかし今回の案件、署長の勇気ある決断が被害を最小限に
したと言っても過言ではない事件だった。
特にギャング団の多い土地柄故に、下手に警察官たちが
それぞれのシマを無差別に荒らせば、別のところで事件が
発生して、混乱させられる事は必至だったと思う。
そして今回争いこそ発生しなかったものの、やはりFBIの介入
による地元警察としては、あまりいい顔をしないでよそ者を
信用しないとする一面が有ったのだろうけど、その辺の事は
うまく察して、BAUたちも地元警察を刺激せずに捜査した感じ
がした。

事件は弱虫だったとして虐めを受けて育ってきた痩せている
男性が、コンプレックスを抱えていて、自分に自信を持つため
に強い相手を倒していくことで自信を得ようとしていた行動ら
しい。

最初の発生した事件が特に犯人を絞り込むのに重要な役割を
果たしていたけど、犯人が使っていた357マグナムは男の象徴
なのか。そして屈強なファイトクラブで戦う男性に挑むことが
屈強であることの証になるのかなど、やはり幼い感じのする
犯人像だった。

モーガンが取調室でギャングのリーダーの自尊心をうまく
突いて犯人を聞き出そうとしたり、モーガンは自分が制服
警官だった過去や父親も殉職している事を語って、フェニックス
警察に取り入っていく姿はうまかった。
そしてマスコミを利用し、ホッチナーに犯人の視線が釘付け
になるよう刺激させていく辺りはちょっぴり怖かったけど、
その辺は流石に相手よりも一歩も二歩も先を行くBAUらしい
イニシアチブの取り方だった。

最近クアンティコに帰宅する際に一緒に帰らない人多いな。
今回はモーガンであり、冒頭で殺されたケイザーの妻子に
勇気づける声を葬儀の場でかけていた。

■過去の事件



■偉人の言葉

アイン・ランド
「ひと皮向けば人は皆同じ。私はそれを証明するために、人間の皮を剥ぎ取りたい」

ウィリアム・シェークスピア
「今日、私と血を流すものは、我が兄弟となる」

■使用された曲


デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 広報官
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

ジョーダン・トッド (Meta Golding) 捜査官、JJの代役、元テロ対策課

マークス (Joe Regalbuto) 署長
エヴァンス (Mark Pellegrino) 警部補
"プレイボーイ" (Guillermo Diaz) ギャング団トゥエルブのリーダー
トム・カイザー (Jake McLaughlin) 捜査官
ビーニー (Doug Jones) Fight Club Captain
ロン・マーシー (Bo Foxworth) 捜査官
--- (Kevin Scott Allen) Bartender
若い頃のモーガン (Sterling Ardrey)
--- (Alexander Bedria) Officer
--- (C.J. Brown) Scrappy Boy
--- (Darrell Bryan) Father
--- (Keith Burke) Morgan's Dad
マーク・カニンガム (Shane Conrad) 殉職警官
マギー・カニンガム (Hollis Doherty) 妻
--- (Andre G. Ellingson) Cop
--- (Jerald Garner) Morgue Worker
--- (Christopher Guckenberger) Punk
--- (Reed Harper) Scrappy Boy
--- (Zokai Holmes) Sharpshooter
シェルビー (Charles Hoyes) Sgt.
ドーズ (Roddy Jessup) 巡査部長
--- (Steve Knoll) Phoenix Police Sgt.
ディアブロ (Eddie Perez) 容疑者
--- (Maria Russell) Police Operator
マニー・ロドリゲス (Roberto 'Sanz' Sanchez) Sgt.
サム・カミンガム (Dylan Sprayberry) 息子
--- (Jon Barton) Swat Leader


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