クリミナル・マインド FBI行動分析課
Criminal Minds (2005年米CBS〜) シーズン4

製作総指揮: マーク・ゴードン

http://www.dlife.jp/lineup/drama/criminalminds_s4/




 

Jan. 14, 2009
第12話 ソウルメイト Soul Mates

脚本/Debra J. Fisher、Erica Messer 監督/John E. Gallagher
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フロリダ州サラソタ
父親で弁護士をしているウィリアム・ハリスと娘のアンドレア
は自動車教習の練習をしていた。ウィリアムに電話が鳴ると
ちょっと出かけてくるとしてアンドレアの元を去ろうとする。
ディナーまでには帰る事を告げるが、アンドレアは父が約束
をすっぽかす事に不機嫌だった。ウィリアムはそんな娘に
免許を取ったらその車をあげるからと告げご機嫌を取る。
ただし成績が下がらない事が条件だと。
アンドレアは友人のリサホリーにその事実を告げる中、
またこの界隈でミッシー・ドゥウォルトという
ベネット高校
の生徒が行方不明になっている事を知って恐ろしくなる。
これまで大学生がターゲットだったのに、今度は高校生に
なったのか。
そんな中、3人の行方不明者を出し、更にミッシーが誘拐され
たという事でリンデン刑事は、ずっと容疑者として目をつけて
いたウィリアムの事を逮捕する。妻のシャロンは何かの間違い
だとし、ウィリアムも誤解なので心配はないという。
少し遅れてホッチナーらがやってくると、リンデンに対して
少し勇み足である事を指摘するが、もう待つことに飽きたと
して逮捕してしまうのだった。

ウィリアムはミッシーが誘拐された場所で目撃されており、
アトランタで起きた婦女暴行でも逮捕されていた。
BAUたちは
ウィリアムは完全に容疑者としてのプロファイルと
合致する
というロッシ。だが確実な証拠が必要だと語る。
ウィリアムの取り調べにはロッシとモーガンが行う事になる。
これまでの傾向から誘拐から殺害まで2日間を要していること。
アトランタの刑事に当時の取り調べの様子を聞いて、供述の
矛盾を突くべき事を語る。
しかし保釈までは12時間であり、ウィリアムは弁護士故にかなり
手強いことを告げる。

ウィリアムの家を家宅捜索することになるが、現地の人たち
やマスコミたちは報道官のトッドに詰め寄り、現在どうなって
いるのかと問い詰める。特にウィリアムは娘のサッカーのコーチ
をしているという親たちが犯示威していた。

ウィリアムを取り調べすることになる。
被害者三人の写真を見せてレイプされて殺害された子である事を
告げる。更に昨日ミッシーが誘拐された件で、犯行時間に
ミッシーが誘拐されたモールで彼が目撃されている事を告げる。
アトランタでも容疑をかけられており、お前がやったのではない
かとするが、アトランタの件は不起訴になっている事を告げる。
二人の被害者が証言しなかったから不起訴になっただけだとし、
今は足が付かないように殺害しているのだろうという。
結婚して18年。つきあい始めた頃の懐かしい気分を味わうために
少女たちを狙うのではないかと問うと、ウィリアムは僕が正しい
と分かる頃には新しく誘拐された子は死んでいるだろうと語る。

プレンティスとホッチナーは妻・シャロンと娘のアンドレアから
話を聞く。昨日一日夫はどこにいたのかということ。24時間
一緒にいたと告げるが確かに1、2時間くらいは途中で見なくな
った事はあった事は認める。なぜ引っ越しをしてきたのかと
問い、アトランタのレイプの件を問うが、妻はあれは間違いで
あり不起訴になっている事を告げる。引っ越しは引き抜きにあった
からだという。プレンティスはアンドレアたちに何か
夫の様子が
いつもと違うという事を気がついているのではないか?
と問う。
今ならばまだミッシーを救えるのだと告げ、何か異変があるので
有れば話して欲しいと告げる。

リードとガルシア。
ガルシアはウィリアムのパソコンに進入していた。必ず過去の汚点
は隠しているものだという。
すると
暗号化されたリンクがあるとし、追跡不能のBlogの場所
だという。書き込み内容からすると
二人が書いているという。
たとえば歩道と車道の間にある植え込みについて、一人はデビルズ
ストリップと表現しており、これは
オハイオ中部の特有の表現で
ウィリアムはオハイオのコロンバス出身だった。またもう一人は
ターンパイプと書いており、地元
フロリダ出身の人物だという。

そんな中、ミッシーの遺体が海岸で発見される。
私が来てから失踪し殺害されていることをウィリアムは告げ
無実であることの証明だと語る。

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次々と未成年の女性がレイプ・殺害される。
4件目に被害者が発生した時点で所轄の刑事は、強引に一見する
と幸せ家族のウィリアムを逮捕して、拘留期限の有る内に
なんとかして有罪に持ち込むだけの情報を得たいと考える。
ガルシアとリードは、ウィリアムのパソコンを調べた結果
秘密にやりとりしていたブログを発見。そこでは二人の人物が
書いているような文体の違いが有った為に、パートナーの存在
が居るものとして捜査をしていく。

二人の容疑者が居るという時点で、どちらから犯行を自供させる
のかを精査し、そして二人の中に有る少しでも相手の心に疑念
を抱くように見せかけて、裏切らせよう画策していくもの。

ドラマとして興味深く映った点は、なんと言ってもソウルメイト
が黒人と白人で構成されている点だ。
BAUのプロファイルによると、レイプ殺人事件に於けるパートナー
関係にあると主述関係にある事が多く、怒り興奮型レイプ犯
だとしていたけど、二人共に支配的人格を持ち合わせており、
珍しいパターンだという。
黒人被害者・白人被害者と居たけど、その辺にも人種的
性的嗜好などが現れていたのだろうか

二人の絆は固く、寧ろ疑念を抱き裏切り始めたのは
パートナーではなくウィリアムの妻と子供だったという点が
何とも言えず、ウィリアムは娘のことなどどうでも良いと感じ
ていた感じで、寧ろ最後はパートナーに遭いたかっただけという
奇抜なオチだった。

どちらも幸せな家庭なので何でこんなことをするのか
まるで理解が出来ず、猟奇的犯行を犯すことになるきっかけと
いうのがまるで分からなかった。
妻によると弁護士稼業で嘘をつき続けたことで、嘘が本当にな
ってしまったという感じなのだろうか。

クローザーでもシーズン4の13話に出てきたフィリップ・ス
トロー弁護士などを見ると如何にも犯罪者って感じの冷徹さ
が有るのだけど、このドラマでは犯罪を犯してまで・・・って
所が理解ではなかった。
元々性犯罪者っぽいので、再犯率は高いのだろうし、それが
エスカレートしたって所なのだろうけどね。

民族的立場だったり、弁護士、FBIという立場の人間を指して
道徳的優越感に浸ってるだけだろうとやりとりをする中で、
モーガンが彼の心理的駆け引きに押されてしまうのではないか
とする危険性も有ったけど、彼らの誤算はリードの能力だった
り、キーマンとなる娘や子供の存在だったのだろうね。

■過去の事件



■偉人の言葉

ジークムント・フロイト
「秘密を守り通せる人間はいない。口を堅く閉じれば、今度は指先が
しゃべり出す。全身から真実がにじみ出るのだ」

C・ノースコート・パーキンソン
「遅れは否定の最悪の形である」

■使用された曲

・Tom Petty & The HeartbreakersのHere comes my girl

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 広報官
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

ジョーダン・トッド (Meta Golding) 捜査官、JJの代役、元テロ対策課

ウィリアム・ハリス (Michael Boatman) 弁護士、容疑者の一人
スティーブン・ベールマン (George Newbern) 不動産業者
アンドレア・ハリス (Dana Davis) ウィリアムの娘
シャロン・ハリス (Valarie Pettiford) 妻
リンデン (Steve Rankin) 捜査官
コニー・メイヤーズ (Tay Blessey) 花屋、フロリダ、被害者
ホリー (Hayley Holmes) アンドレアの友人
リサ (Casey Weiant) アンドレアの友人
--- (Julia Max) Young Girl
キム・グローブス (Tunisia Hardison) 最初の被害者
--- (Hector Bucio) Young Man
ミッシー・ドゥウォルド (Tara Burrows) 4人目の被害者
--- (Jim Gleason) Worried Father
--- (Desmon Heck) Bailiff
アニー・ベールマン (Kate Martin) スティーブンの妻
--- (TaiVon McKinney) Young Girl
--- (Jon Barton) Swat Leader


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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