CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン10) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi10/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi10episode.php

第8話 憎しみのラバーズレーン Lower's Lanes

脚本／Dustin Lee Abraham
監督／Andrew Bernstein
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ボーリング場では、プロの対決が行われていた。
ケビン・チャッツはストライクが多いために"X"のあだ名が
ついていた。対する相手はチェビー・シグス。今まで12試合し
て二人の対決は全てチェビーが勝利していた。そんな中、最終
のフレームに於いて、チェビーの投げたボールはピンが割れて、セ
ブン・テンのスプリットになってしまう。ボーリングでは一番
難しいスペアの形が残る中で、スペアを取らなければ、ケビンが
初勝利が決まってしまう。そんな中、ボールを手にしようとすると
ボールリターンからはボールではなく、ロナルド・トービンの顔が
現れる。

すぐにCSIが捜査にやってくる。
グレッグはレーンの下にいき、証拠を調べに行くと、空っぽの
ボーリングケースの中に血痕が付着しているのを見つける。
恐らくロナルドの生首をバッグに詰めて入れてきたのだろうと
推察。ニックも捜査に合流すると、グレッグは自分は大学時代に機械
工学の授業ででフィールドトリップの際に、ボーリングのレーン
についても勉強したことを聞く。構造について詳しいグレッグ
だか、昔はボーリング場にはピンボーイと呼ばれる子供が居て、
ピンやボールを手動で操作していたのだと聞かされる。防犯カ
メラはレジの所にしかないといわれるが、グレッグはレーンの
下に赤外センサー様にカメラが設置してあるのを発見する。

ニックは駐車場に行き被害者の車を調べる。
するとヴァイタス・リンというホームレスが彼の車の中で
寝泊まりしていた。話を聞くとロナルドの幼なじみで、彼が
ここで寝泊まりしても良いと言ってくれたのだと告げ、彼は
自分にSSB(シルバーステート・ボーリング・サプライ)の職場
を紹介してくれたのだという。

ラングストンは、刑務所に来ていた。
夫・ジェームズを殺害した容疑で、妻のカーラ・ヨークは
有罪判決を受けたが、その5時間後に彼女は拘置所内でクビを
吊って亡くなってしまう。カーラを担当した弁護士は、彼女は
ずっと無罪を主張していたとの事だった。
事件は13ヶ月前に、夫のジェームズの浮気によって激しい
口論になり、それがエスカレートして、車に乗っている夫に
銃弾を浴びせて殺害していたのではないかとの事だった。カーラ
は元州兵として射撃の訓練をうけている事、殺害に使われた
銃は38口径リボルバーで、寝室のナイトテーブルの中に入って
いたものだと判明する。
発射残渣こそ検出されなかったが、当時の彼女が酩酊状態で
有り、シャワーを浴びた形跡があったことから、証拠を
消したのではないかと疑われる。
妹のハンナはその日映画を見て帰宅し、タクシーから降りた瞬間
から口論の声を聞いており、裏口に回って様子を見に行くと、
銃声を聞いて通報したとのことだった。
ハンナは、カーラの2歳の娘を刑務所に連れて行く際に、いつも
パパは貴方を愛していると声を掛けていたという。

ロナルドの遺体を調べる。すると胴体からの切断には手引きノ
コギリが使われている事が分かる。死んでから切断したもので
遺体の鼻の中からは肺胞組織が見つかっている事から恐らく
胴体に銃弾を受けて、それを鼻腔に入ったのではないかとアル
は分析する。

ロナルドの恋人だったシーアに話を聞く。
最後に彼を見たときには普通に仕事をしていたとのこと。
憎んでいた人物に心当たりはあるのかとブラス警部は尋ねると
彼はプロを目指していたのに、レンタル係で甘んじている自分
自身を怒っていたという。彼は試合の前の夜にプロボーラーの
ケビン・チャッツにも勝利している事を告げ、問題はちょっと
頭が悪かった事だという。

そんな中、ケビンの指紋がボールケースに付着しているのを
検出する。ケビンを呼び出し話を聞くと、大会の初日に盗まれた
もので、それは自分用の特注品だという。ブラス警部はツイッ
ターによる情報を見ると、ケビンがロナルドに負けたことが
書かれているとし、かっとして殺害したのではないか?と疑う。
しかしケビンは自分は生首がボールリターンから出てくる際には
試合中だった事を告げ、自分がレーンの下から生首を入れる
事など不可能だと告げる。ブラスは今までケビンはチェビーに
勝利したことが無かった事から、動揺させて勝利しようとして
いたのではないか?と告げる。

ラングストンは一人でジェームズの射殺事件について調べていた。
角度や距離、反射角などを入念に調べる。ホッジスと連携し、
当時の実証実験をすると、ホローポイント弾を使うと、
部屋の二階から発砲せずとも、ジェームズのカラダに突き刺さる
射入口の角度が証明出来ると告げる。
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■ボーリングを巡る奇妙な物語

なんだか何処か歪な人間関係が今回のドラマでは描かれていた
様な感じ。演じているキャラクターたち自身の性格が何処か
みんな歪んでいる。

ロナルド事件に於いて、殺害していたのは、チェビーであり、
正当防衛ではあるモノの、生首を入れたのは、なんとシーア
であると言うのだからなんとも理解出来ない。
サラが最後にシーアと会話する中で、シーアのぶっ飛んだ主張
に目をまん丸にしながら"ポカーン"としていた所が印象的だっ
た。

■グレッグはボーリングに詳しい

ラスベガスのマフィアの歴史を語らせたら右に出るものが
居ないほどの知識を誇っているグレッグだけど、ボーリング
レーンの構造についても妙に詳しい。
大学時代に学んだとするが、専門用語はビシビシ出てくるし
凄いね。

■軽い人間、ケビンとヴァイタス

ケビンはプロボーラーだけど、もの凄く下手。
でもようやくチェビーに勝つチャンスが訪れたということで、
最後の一投がどうなるのか、延々と引っ張った感じのネタだ
った。
ヴァイタスはロナルドの事をロンロンと言うほどに仲が良い。
何らかの事件に関わっているのは明らかではないのかと思った
けど、実際には単なるバカっぽい役だった。

■バカが多い

今回やたらとバカという単語が出て来たな。
ロナルドの件でもシーアは彼はちょっと頭が悪いからと語って
いた。やはり返り討ちにされたところがバカっぽいのかな。
ロナルドがケビンとの勝負に勝つためにヴァイタスを使って
不正を働いていた事が判明する。

また今回の一見で、もう一つの事件に於いても妻のジェームズ
は浮気しまくって、その都度子供を作っていた。

そして何よりもシーア。
この子結婚がどうしてもしたかったのだろうか?
とても綺麗な人なので、何処かに相手は居そうだけど、なんで
ロナルドに拘っていたのか。そしてチェビーにも執拗に拘る
所が有ったね。

■警察官も情報源としてご愛用のツイッター

情報源が沢山詰まっているツイッターに対して、ブラスは刑事
の夢だとばかりに発言していた。まぁ確かに便利な世の中にな
ったものだけど、結果的には情報は役に立たなかった。

■犯行現場はSSB

ヴァイタスの職場で行われた殺人なので、彼自身が犯人かと
思われた。しかしテレビ局が撮影していた映像によると恋人の
シーアの行動が怪しかった。

犯行現場はSSBであり、そこに有った手引きノコギリが使用され
ていたし、血痕を辿っていくと、飛沫血痕が地面に付着している
場所を特定し、犯行現場だと判明。更に胴体の入った木箱が
見つかる。

驚くべきは殺害した人物はチェビーだが、クビを切ったのは
シーアだったこと。クビを切らなければシーアが罪に問われる
事は無いのにね。
それよりもCSIは木箱のDNAを調べれば一発で証拠が見つかる
案件だったぞ。
そしてボーリングの弾の中に血痕が見つかるけど、いくら何で
も夕べ殺害した血痕が翌日のボーリングの弾の中から見つかる
ものなのか?

■ラングストンの担当する事件

結局銃弾の弾道検査などを調べていくと、二階から発砲したの
ではなく、一階から発砲されたもの。発射残渣が裏口の
入り口から見つかった事から、妹のハンナが犯人だった。

2歳の子供をウェンディがあやす姿が有るけど、CODISでも見る
か?と子供に話していた所が笑えた。

■最後は仲良くボーリング大会

ニックはやっぱり上手かった。
ラングストンは、なんだかんだ言い訳してボーリングから
さけている印象。キャサリンは靴をはく前に消毒するような
ボーリングなんて嫌だと言っていたけど、ガーター続き。
アルは足が悪いけど、ボーリングをしていたのは驚き。
グレッグのマイボールをちょっと引いた。サイコロ型の模様?