CSI: 科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン10)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi10/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi10episode.php





第10話 死ねないロボット Better Off Dead

脚本/Richard Catalani、Tom Mularz
監督/Jeffrey G. Hunt
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銃撃店で激しい撃ち合いが起こる。

店員で母親のドロレス・リナルディと客として来ていたエドワ
ード・スミス
は銃撃戦によって命を落とし、ドロレスの息子、
ハンク・リナルディは肩を銃弾で撃ち抜かれて負傷する。

ハンクが撃たれて病院に運ばれる中で、
「ジョン・ウェインの
一発だ。」
とニックは告げる。
映画スターのジョンは必ず肩に一発の銃弾を浴びるが平然と
しているという事を口にする。ブラス警部も、これは
マカロニ
ウエスタン
だと呟く。経営者がイタリア系の人物だった為のも
の。

ドロレスはレジの横で撃たれて死亡。45口径の銃を手にして
応戦していた事が伺える。一方100ドル札を大量に所持していた
エドワードも撃たれて亡くなっていたが、店内で銃もレジの
金も盗まれていない事から
犯行は、金銭目的ではないとされる。
現場に
紙きれが落ちていて101SWと書かれていた。メモ紙を
見たグレッグは、スミス&ウェッソンを買いに来た客が落として
行ったのか?と疑問に感じる。現場には血痕を踏んだ
靴跡が
残されていて、9インチのスニーカー
だと分かる。現場の証拠
からは、3人が打ち合う中で、その中心部にいた人物が逃走して
いると考える。

一方バルタン刑事に呼び出されたサラとキャサリンは、道路の
カーブ下の崖で発見された女性の遺体を調べる。女性は布団に
くるまれていて、崖を見る限り砂利が崩れている事から、車から
被害者を突き落としたのではないかと考える。しかしサラは
布団が汚れていないことから、女性を突き落とした後に、
布団でくるんだのではないかと告げる。遺体を気遣っている
事から、犯人像をプロファイルしていく。

グレッグとニックは銃器店で弾道検査を行う。
ハンクは赤いシャツの男性が母親に銃を向けていたので発砲
したと言っていたが、三人以外の人物が発砲した形跡はまるで
無かった。ドロレスの遺体からはエドの銃弾、エドの遺体から
はドロレスとハンクの銃弾、ハンクの肩からはエドが発砲した
9mm弾が検出される。グレッグはかつてウォリックと捜査した
事件でエレベーター内に居た二人の人間が互いに発砲して
25発を打ち合ったが、当たらないことが有ったと告げる。
銃弾を調べていると、倉庫に被弾した弾があり、そこから
フルオートシアと呼ばれる違法装置が有る事が分かる。
ライフル銃の中に入れると、フルオートのマシンガンの様に
使えるもので、1万ドルが同じ缶の中に隠されていた事から
ハンクは副業的な事をしていた事が分かる。

女性の遺体をモルグで調べる。
環椎後頭関節脱臼が死因で有り、車から突き落とされ、崖を
転げ落ちた先にあった
岩に頭をぶつけて亡くなったのだという。
しかし
死ぬ一時間前に頭部に女性は銃弾をかすって居り、深い
傷跡が残されていた。

店内の防犯カメラを調べる。
殆どがピンボケで使えない事が分かるが、二枚の写真だけは
証拠として使えそうだと知る。そこには
赤いシャツの男が確か
に店内に入ってきており、エドと一緒に入ってきたようにも
思える。ハンクはエドの事を馴染みの客ではないとしていた
が、フルオートシアの入った札束からエドの指紋が検出されて
いる事から、それを買いに来た客だと判明する。ラングストン
は儲けのチャンスなのに何故発砲したのか?と疑問に感じる。
ハンクに問い詰めると、店を守ろうとして嘘をついた事を
告げる。連邦法違反のフルオートシアを売っている事を知られる
のを隠す為に偽証したと認めるが、赤いシャツの男が見つから
ない限りは病院からは退院しないと語る。あれは人間ではなく
ターミネーターだという。

そんな中、
インダストリアル通りで違反切符を切っていた
警察官が血痕のついた車を発見。調べると車はキャリー・ウォ
ーレン
の車だと判明。
ラスベガス・ノエルレーンに努めている
社員証が見つかり、その顔写真から発見された女性の遺体と
同一人物だと分かる。自分の車から投げ落とされたのかと
呟く。
キャサリンとサラは車を調査する中で、キャサリンに対して
バルタン刑事との関係はどうなっているのか?と問う。私も
捜査官なので二人の態度を見てごまかせない事を告げる。
車のドアから布団の切れ端が見つかる。車のキーはかかった
ままになっていてガス欠だった。自宅の鍵が付いていた事から

キャリーの家を調べる。自宅に無理矢理押し入った形跡はない。
一人暮らしで室内には血痕が飛び散っていた。特にベッドルー
ムには壁にまで血痕が飛び散っており、
飼い犬のシェパード犬
ロスコーが殺されている
のを見る。布団も無くなっている事から
ここで持ち去られたモノだろうという。牛乳が落ちており、
布団には吐瀉物が付着していた。引き出しには多数のプレゼント
が有るが、恋人の存在を匂わすものがなかなか見つからなかった。
吐瀉物から誰が牛乳を飲んだのかDNAを調べることに。
犬から三発の銃弾が検出されるが、全て亡くなった後に撃たれた
ものだと判明する。しかし犬から検出された銃弾を調べると、
弾は二カ所にぶつかった形跡が有り、恐らく一発の銃弾が
犬にもぶつかったのではないか?と疑う。

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■死にたいヤツほど死ねない?

銃器店の赤いシャツの男は不死身のような人物だった。
銃弾が当たっても立ち上がるというよりも、銃弾が全て避けて
通っている様子。果たしてどういう事なのか。

■女性の遺体・キャリー

銃弾では死ぬ事が出来ず、岩にぶつかって亡くなったとの事。
彼女が所持していた銃のトカレフの登記簿を見ると、裏に住ん
でいた、元軍人のジョン・ラコーのものだと判明。同じ年頃の
娘がN.Yに出て亡くなっている事から、彼はキャリーを守りた
がっていたようだ。

■キャリーとサムの関係

キャリーにはサムという名の恋人が居たらしい。
ジョンによるとクソ野郎との事だけど、全く悪い人物には
見えなかった。寧ろジョンは犬が吠えるのが五月蠅いと言って
いたので、ロラゼパムとジアゼパムを牛乳に含ませ犬を殺害し
たのはジョンなのかと思った。

■デビッドの犬の行方

デビッド家に産まれた犬。
過去にはマイク・シュミットのルーキーカードと交換させられた
事が有るらしい、ヘンリーにそんな事情を話す姿が有った。

■キャリーとサムは恋人

サムの部屋を調べてる二人で写る写真が写真楯に入っていた。
また彼の部屋からキャリーからの手紙や自分がキャリーに出した
手紙が有る事が判明。キャリーから送られた手紙を見ると
支離滅裂な感じから、彼女は双極性の障害を患っている事が
判明。

■キャリーの犬から見つかった牛乳と銃

牛乳に毒を入れて飲んだのは、サム自身だった。
キャリーに降られた事への腹いせなのか?と思わせる所も有った。
キャリーもまたゲキ鉄に血痕を付着していたことから、銃は
自分で発砲していたものだと判明する。
キャリーを調べていくと、双極性障害を患っていて、セント
アンソニー病院に通っていた事が分かる。

■自殺しても死ねない男

時々こういう人物が出てくる所があるな。
何をしても死ぬことが出来ない。それがラッキーな事なのか
どうかは分からないけど、少なくとも生きろと示唆しているよ
うな感じにも見える。
サムとキャリーが写る写真を見て、ストラスフィア・タワーでは
なく、アイボリータワーのスカイデッキだと突き止めたサラは
デートスポットをよく知っているね。

■自分のせいで周りが死んでいく。

銃器店の件も、サムによるもの。
トカレフなどの古い銃弾を求めていたが、ドロレスを販売する
のを拒否した様子。その言い争いをしていたのを目にした
息子が早とちりで撃ってしまったのが悲劇の始まりなのか。
店に行く途中には、車のドアが開いて、キャリーを死なせてい
るし、なんだか複雑なモノが有るね。

■ボビー・ドーソン久しぶり

CSIラボの弾道検査員のボビー。
見るとシーズン9の1話「さらば友よ Part2の出演だ。
犬から検出された銃弾を見て、鑑定のわざドックとごらんあれ
と、ロビーレイレベルの寒いギャグで回りを和ませてくれた。
次登場する時がいつか分からないので、今のうち好き勝手に
盛り上げて置いてくれ!

キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任)
レイモンド・ラングストン (Laurence Fishburne) LV.1捜査官
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell) 刑事
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋
ウィリアムズ (Gabriel Casseus) ベガス署の刑事

サム・トレント (Ashton Holmes) 27歳、赤いシャツの男
ジョン・ランコ (Sam Hennings) トカレフの登録、兵役経験
ポール・トレント (James Eckhouse) 父
ハンク・リンルディ (Marc Menchaca) 銃器店・息子
エド・スミス (Chad Bennett) 銃器店の客
--- (Mark Charran) アイボリータワーの駐車係
ドロレス・リナルディ (Marianne Muellerleile) 母・イタリア系
キャリー・ウォレン (Katy Stoll) 双極性障害

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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