CSI: Crime Scene Investigation (シーズン10) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi10/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi10episode.php

第11話 青いドレスの女 Sin City Blue

脚本／Daniel Steck
監督／Louis Shaw Milito
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自然保護区を上空から監視するウィルソン。コヨーテの群れを
確認する中で、青いトラックに乗った人物が保護区内に居るの
を見つけ公園局のレンジャーたちに通報する。なんとか無事
逮捕すると、容疑者はヒスパニック系・ファン・ラミレスと
いう男性だった。

通報を受け自然保護区内にやってくるカバリエ刑事率いるCSI
の捜査官。ラミレスはボルダーシティ在住の人物だが、彼は
公園に不法投棄しに来たのだが、捨てようとしたのは、なんと
手術用具を始め、人の臓器なども見つかる。脾臓に胆嚢、指
などが入っていた。更に少年の遺体が見つかる。手術跡が見つ
かり、ジキル博士による犯行も考えられた。

一方カジノホテルでは午前4時頃女性の遺体が19階フロアの
廊下が見つかる。検死官のデビッドは首に白い跡が有るが、
圧痕ではなく、絞殺とは考えづらいという。殺害現場はこの
フロアの何処かの客室内で、外に引きずり出されたような跡が
見つかる。グレッグは遺体を見て、ラボの指紋検出器スーパー
ブルーが使えそうだという。遺体の持ち物から被害者は、
カレン・ジョーンズ(23歳)、フェニックス出身の女性だと判明
する。被害者のバッグの中からは護身用だと思われる銃も見つ
かる。

ニックとラングストンは不法投棄されようとしていたゴミ袋
を調べる。処方薬も一緒に入っており、フルオキセチン、
アトルバスタチン・カルシウム、プレバリスなどが見つかる。
また注文書が入っていて、ボタニカ・ベンチューラで販売
しているハーブやビタミン剤だと分かる。トラックの荷台に
付着する血痕は簡易検査で人のものだと分かる。更に事件は
複数人に及ぶと考えられた。

19階の宿泊客から調書を取っていく。
観光客のスキとユキ、クラウリーは平次総会の為、ベガスに
来た保険数理士だった。夕べは友人とディナーショーに行った
という。
メトカーフ刑事は、ホテルのバーのバーテンダーのジョーが
被害者女性・カレンが店に来ていたことを覚えていた。
ジョーによると、女友達と一緒に来ていたとの事で、何か
揉めていたという。

そんな中、ラボではスーパーブルーを試す前に鼻腔内を調べる
と白い繊維が見つかる。スーパーブルーは温室のようなもの
で遺体を多い、指紋を検出させる為のシステムだった。

不法投棄しようとしていたファンから話を聞く。
駐車場で職を探して寝泊まりしていたら、突然20ドルでこの
ゴミを山の中で処分する様言われたという。
アルとラングストンは、青年の遺体を調べる。
すると特発性血小板減少性紫斑病と呼ばれる難病患者で、
手術をすれば血が止まらなくなる病気だという。その為の措置
として、脾臓を摘出したりしたのではないかと推測する。
犯行がジキル博士だとすると、一人目と二人目の遺体と比べて
規則性が無い事が明らかだった。

ホテルのバーの防犯カメラを見る。
すると午後8時に被害者のカレンと友人らしき女性が入店
していた。一時間後にカジノ内のATMにカレンが行き、男性
に声を掛けているような映像が見つかる。午後10時37分に
カレンは一人で店を出ており、午前3時30分に店に戻って来て
いた。しかし午前3時33分に急いでエレベーターに乗る
映像が映っていた。その間にカレンの友・青いドレスの女は
何処に居たのか。とりあえず消息を捜そうと語る。

キャサリンはスーパーブルーを使って体から指紋を検出する。

一方ウェンディは少年のDNAをコディスにかけて結果、親族が
分かったという。カルロス・ゴメスという不法移民の男性で、
彼によると少年の名はエドワルドだという。主にモーテルで
の夜間清掃員をしていて、母と妹の面倒を見ていたとの事だ
った。
また脾臓は被害者のモノで、胆嚢と指はそれぞれ別人のもの
だと判明する。またリドカイン、ジアゼパムなどが検出され
薬はメキシコのものだという。
とりあえず店のジェフリー・ヒューズから話を聞こうとし
店に行くのだった。
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■謎の二人の女性

二人とも遺体として発見された。
一人目はカレン・ジョーンズ、二人目で青いドレスの女として
探し回っていた女性は、ジリアン・ローズ。どちらもフェニッ
クス出身で部屋も一緒に宿泊。売春婦かと思えば、なんと女性
は窃盗詐欺犯だと判明。

■防犯カメラの映像から時系列を整理

最初に発見されたのがカレンで、彼女の宿泊先を見つけて
捜索すると室内でジリアンの遺体が見つかる。
ただ不自然なことは、ジリアンの遺体がホテルのベッドの中
に隠されていたこと。その遺体に付着する繊維と、カレンも
また同じ繊維が見つかって居ること。
時系列的には、先にジリアンが亡くなっている事が証明される。
そして証拠からカレンがジリアンを殺害したのではないかと
思わせるものが有った。

■掃除されたホテルの部屋から証拠を見つめる。

この辺の流れは相当雑だったな。
部屋の換気ダクトからハイヒールが見つかったり、トイレの
中からドレスが見つかったり、ゴミ袋から掌紋と被害者の
口紅が見つかったり・・・

■犯人は保険数理士

とても計算高く殺人を犯していたという、有る意味では滑稽
で皮肉な展開。犯人を演じている人はジョン・リスゴーか、
「アリー・myラブ」でのくせ者弁護士、ピーター・マクニコルかと
思ったけど演じていたのはRaphael Sbarge。
取り調べ室にいたキャサリンも彼の理論に呆れていたね。
事実は刑務所で20年から終身刑よという事で、そんな複雑な
論理も一蹴。

■Rome Kandaさん、ゲスト出演

神田瀧夢さんもマシオカさんみたいな風貌の人だね。
アメリカABCで2008年にリアリティショー「I Survived A Japan
ese Game Show」の司会者として抜擢され、最近では日本でも
時々バラエティで見かける。

■手術痕の遺体

ジキル博士事件と関連が有るかに思われた今回の件。
実際には全く関係が無かった。
ラングストンはかなりこの事件をジキル博士の件と関連づけた
がっていたようにも思える。

そして捜査の過程でラングストンを容疑者から外すためにDNA
サンプルの提出が必要不可欠となるが、彼は拒否する。

■キャサリンの名言

トイレに被疑者が被害者のドレスを流して証拠隠蔽をしようと
していたのを見て、トイレが詰まるがこれは動かぬ証拠だと
皮肉った発言をしていた。