CSI:科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン10) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi10/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi10episode.php

第17話 ジキルの陰 Irradiator

脚本／Bradley Thompson、David Weddle
監督／Michael Nankin
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夫婦で仲良くベッドでクイズゲームをしていたレイマン夫妻。
外で飼い犬のロケットが吠え続けているのを聞いて夫のトムは
妻のリサに犬を室内に入れてきてくれないかと頼む。
一階に下りてきたリサは、銃声を耳にする。目の前には飼い犬
が撃たれ死亡。リサはすぐに警察を呼ぼうとするがリサも
犯人に射殺される。夫は異変に気がついて金属バットを手に
して一階へと下りていくと、夫もまた撃たれてしまう。

CSIは通報を受けてやってくる。
窓が開いていたのを不自然に感じた人物からの通報だった。
靴跡の一部が現場に残っていた。市販の作業ブーツでサイズは
11前後のもので、使用された銃弾は22口径だった。
娘のグレイシーが室内に居ない事を受け誘拐されたものかと
緊迫する。
ニックとラングストンは、グレイシーの部屋のドアに銃弾を受
けた跡が有るのを見つける。
家の中から金銭やカード類は一切盗まれていなかった。
夫のトムはパレルモのピットボスで、妻のリサはフリーランサー
のテクニカルライターだった。平均的中流家庭だというラング
ストン。

ニックは娘の室内で血痕が無いか調べる中で、尿の痕跡を発見。
オモチャボックスの中に続いていることが分かり静かに開ける
とそこにグレイシーが潜んでいた。ニックは安心させる様に
して娘を引き上げる。

グレッグは窓枠に工具痕でこじ開けたような跡が見つける。
夫妻邸を偵察した跡なのかと疑問が残る。
かつてマンソンファミリーは自分たちは簡単に殺せるという事
を示唆するために、寝ている人の家に押し入り、徘徊して力を
誇示した事が有るという。指紋が検出されると、庭師の男の物
だと判明する。

一方ラボでは被害者の奥さんの服や靴跡から金属粉を検出
していた。
ニックはラボのベッドで寝ているグレイシーから、今夜家に
侵入したのは庭師のおじさんなのか?と尋ねるが、暗くてよく
分からなかったという。

庭師の男から話を聞く。
彼はかつてラスベガスマローンズの組員で、前歴のある男だ
った。ヘロインを売買している地区でうろついているのを
最近目撃されており、組員との関係を問うが、庭師は奴らと
はもうつきあいを絶ち、9年間マジメに暮らしていたという。
今では妻子も居る身だと告げる。ブラスは庭師から靴を提出
させ、家に入った形跡が一つでも見つかれば逮捕すると脅す。
すると窓から侵入した事を認めるが、侵入したのは先週の事で
娘が新しいゲーム機を購入したことで古くて使わなくなった
ゲーム機を盗んだだけだという。日当60ドルでゲーム機一つ
買ってやれない事情を語り、殺しの件では潔白を訴える。

金属粉を調べていたホッジスはチタン合金だと割り出す。
航空宇宙産業や機械工作に使われるもので、機械工場
の作業員の可能性が高いという。

近所の留守宅を調べる。隣人のジャック・ハーソン家が留守
だと分かり、エイカーズらと共にニックとサラは室内を
調べる。室内に22口径の弾が散乱し、地下室には精密工作工場
の仕事場になっていた。血しぶきを浴びた服も見つかる。

テレビニュースでもジャックの行方を捜索しているとの報道
が入る。近所の人の話によると、ジャックが犬を嫌っていた
のは確かで見境無く吠える犬に誰もが迷惑に感じていたとの
事だった。ジャックはハーソン精密機械加工という事業を
立ち上げており、インターネットでもその広告を見ることは
出来る。知り合いは多く親戚も東部にいた。取引相手も多く
で調べるのは難航を極める。
そんな中、地下室を調べていたラングストンとニックは、
設計図と共に手術道具の試作機を作っていたところだったと
判明。定位固定装置で主に脳の手術に使われる物だという。
彼がジキル博士なのかという疑いも浮上。
そんな中で、ジャックがひき逃げしてブルーダイアモンドの
サウスタークソン付近に逃げ込んだ情報が入ってくる。

ニックはこの現場が手術台になったのではないかとして、
ルミノール液を拭きかけると血痕が検出される。

ジャックの車が160号線のパーランプで乗り捨てられているの
を見つける。サラはパーランプ・ナイ・カウンティ高校
のマスコットがブルドックである事を知り、ジャックの室内に
有った親子の様な写真の中にブルドックが映っていた事を
思い出す。ウェストパークランプに知り合いが住んでいるの
だろうとし、調べてみるとネル・ポーターという元学校教師で
ジャックの叔母が住んでいるのを知る。
警察は現場にいき内部にカメラを通すとねジャックがネルを
人質に取って立てこもっているのを知る。
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■いよいよジキル博士事件に本格突入?

レイマン殺害をしたジャックこそ精密機械加工を職業として
いたので、細かい作業にも慣れている事も有り、ジキル博士
なのではないかという疑いが浮上。
しかも手術用の工具を製作していることから、益々容疑者と
しての側面が浮かび上がる。

■レイマン家は一家惨殺

ただ唯一娘のグレイシーが助かった。
グレイシーを演じているのはSierra McCormick。
「天才学級アント・ファーム」にオリーブ役として登場する
美人の子供。ただ子供の証言・記憶は当てにはならない。

■ジキル博士は、何かを奪い、何かを置いていく

今回のジャックは三人目の被害者だった。
凄い事に脳の中隔に放射性シードが埋め込まれている。
頭蓋骨のレントゲンを見たアルたちはその光景を見て驚いた
事だろうね。
結果的に埋め込まれていたのはイリジウム192だった。
今回の東日本震災の時の原発事故でイリジウム192は検出され
たのだろうか?半減期は73日との事なのでまだそれ程厄介な
物質ではない気がするけどね。製造したのはノスミバイオメド
社だと判明。

■聖セバスチャン病院が注文

イリジウムシードが盗まれている事を知る。
ウィリアム・パークが発注していたので怪しさ満開だったけど
流石にこの段階に出てくる医師は容疑者では無いんだろうね。

ただバークはラングストンの事を知っていたようだ。
ラングストンはデラウェア総合病院の「死の天使」を出版して
いるで、ネタ探しだろう?と疑われてしまう。

■ジャックの家から消えた物、与えられたもの

消えた物はラジエーターだった。
そして与えられたものは、2人目の被害者と同じメッセージだ
った。ギーター11章32節と書かれた紙が発見され、
バカヴァッドギーターの一節であること。オッペンハイマーが
心に浮かべた一節で、最初の核実験を目にして後に、
我は死に神となりにけり、あらゆる世界の破壊者なりという
言葉を残して居る。外科医は神のように思っている外科医は
多いので、誰もがこれに該当しそうだな。

■聖セバスチャン病院

ついにジキル博士とニアミス。
ラングストンは殴られ、身分証を奪われる結果となった。
ただ現場の防犯カメラに犯人は写されているのではないのか?
それを頼りに犯人を見つけて欲しいですね。