CSI:科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン1) http://www.watch-csi.jp/csi/

 Oct. 27, 2000
第4話 不倫の果て DNAの証言 Pledging Mr. Johnson

脚本／Josh Berman、Anthony E. Zuiker
監督／Richard J. Lewis
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深夜湖でボートに乗って釣りをしていたハンクとジョージは
ボートにぶつかってくる変な音が聞こえるのを耳にする。
場所を変えようとしてエンジンをかけるがかからない。
藻が絡まったのではないか?として調べると、なんと人間の
大腿部が出てくる。

大腿部を調べると切り口はスッパリとしていた。
普通湖に行くのにサンダルではなくハイヒールを履いていく
ものなのか?とギルは疑問に感じ、キャサリンに対して、
「ワトソン君、君はどう読む?」と尋ねる。

ニックは夜勤明け。ウォリックが背広に着替えているのを観て
一緒に朝食に行かないかと声を掛ける。しかしウォリックは
これから連続レイプ犯のヘンダーソン事件の公判のために
裁判所に行かねばならないという。
ニックの元にサラがやってくると、ウォリックの背広姿を誉め
る。サラはニックに対して、西ラスベガス大の学生寮で起きた
大学生死亡事件を調べに行こうと告げる。ニックに対してまさ
かその服を着ていくのか?とファッションセンスを疑う。

ウィリアムズ監察医は湖の遺体を調べる。
スクリューによって切断されたものだろうという。
切断は亡くなった後のもので、遺体の体はコールビルマリーナ
の東で沈んでいた遺体と符合しそうだという。30歳代白人女性。
指輪をしていて、指紋は皮膚がふやけているので採取は難しそう
だった。ギルはキャサリンに頼んで、遺体の皮に指を突っ込ん
で遺体の指紋を採取してもらう。

大学寮にいくニックとサラ。
現場にはケイン刑事がいた。
学生クラブのマットとカイルはジェームズの遺体は二階である
戸を告げる。ケイン刑事によると、遺書は発見されていない
という。20分前に検視作業は終わっているという。

指紋から湖の被害者はウェンディ・バージャー(34歳)だと
判明する。グリーンバレーに過ごしているとのこと。
しかし夫のバージャーは捜索願を出していないという。
ウィリアムスに対してレイプ検査をして欲しいという。
右肩と頭蓋骨に外傷が有るとし、もしかするとレイプされた後
に殺害されたかもしれない事を語る。

バージャーに話を聞く。
妻を恨んでいた人はいたか?と問うが、居ないという。火曜日
の朝一人で出かけていったとし、考え事をするといっていた
という。コールビルの傍にあるコテージによく一人で出かけ
ていたとの事。キャサリンは彼に性関係を尋ねる。バージャー
は答える事を躊躇うが週に一度、土曜日だけだという。最後に
関係を持ったのは3ヶ月前のことだと。ギルは彼にDNAサンプル
を提出するよう求める。

学生のカイルから話を聞く。
ジェームズは落ち込んでいた様だという。彼は学生クラブに
入会したがっていたが、入会審査に落ちて落ち込んでいたとの
事。マットが落第したことを知らせたという。

ウォリックは法廷に行くとコーエン判事から公判は来週に
延期されたという。コーエンはウォリックに頼みたい事が有る
とするが、金は返したし、あんたにはもう義理は無いという。
コーエンはヘンダーソン事件の事件の証拠を消して欲しいと
告げる。自分は組織に貸しが有るのだとすると、ウォリックは
レイプの常習犯を逃がすつもりなのかと激怒する。
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二つの事件と、ウォリックは2話で脅されていた判事との件
で、被疑者の押収した証拠を消せと要求される。
ウォリックは不正を犯そうとしていたが、ギルによって
声を掛けられ、レベル3を祝おうと言われたことで、不正は
辞めて相談していく。
その後の流れは、まぁ予想出来るものが有ったけどね。

ブラスとキャサリンがランチしているシーンが有った。
今では仲が良いけど、この頃のブラスはあんまり周りからの
評判は良くないね。

●湖で発見された女性の遺体

被害者はウェンディ・バージャー(34歳)。
担当した捜査官はギルとキャサリンだった。
右肩と頭蓋骨に外傷が有り、精液が検出。
緑色の木片が額から見つかり、肺には水が入っていないこと
から落ちる前に死んでいたというもの。
胃の内容物から食事の後に亡くなっていて、イカ料理を食べて
いる。消化の具合から食事して3時間後の死ということ。

ギルとキャサリンの捜査法の違いというものを描いたもの。
実証実験を行うギルに対して、キャサリンは足で捜査するという
タイプだという。ギルは被害者が不倫現場までボートで向かって
いたという事を聞いて海流の流れを予測して答えを割り出そう
とする。キャサリンは完全に土地勘としらみつぶし戦術で
パブリック・ポイント橋で発見した。
見つけたのはほぼ同時って描かれ方だったけど、現場に居た
キャサリンの方が先に電話してきた。

その時ギルが語ったのは、
「道は森で二つに分かれ両方に行けないものを惜しむ。」
ロバート・フロストの詩を引用。グレッグが意外にもその詩
に精通していた。見た目軽いけど、知識は豊富だったりする
んだよね。

キャサリンは遺族に状況を逐一知らせるべきだとして、
不倫していたことや不倫相手のスウェルコに殺害された感じ
のニュアンスを語ってしまったことで無用の死を起こして
しまった。この頃のキャサリンもまだまだ若かったな。
ギルは捜査には感情は無用だとしたけど、キャサリンがブチ
きれてギルの様に部屋にこもって友達も居ないような人に
は分からない的暴言を発していた。

今回のギル、タランチュラを可愛がっている姿が有ったものね。

で、死因はボートが湖の真ん中で燃料切れ。
焦ってエンジンを掛けようとして滑り落ちて船のヘリに
頭をぶつけたのが死因だった。

●西ラスベガス大・学生寮で首を吊って亡くなった案件

亡くなったのはジェームズという生徒。
担当したのはサラとニック。
ニックは学生クラブに入っていたのでいろんな場面で、
物証以上に状況を把握しているものが有ったのかな。
入会儀式に於いて、ポイント制で女性寮の生徒から体に
サインをもらってくるということで、ジェームズが
クラブリーダーのカイルの彼女のジルがサインを書いたという
ことで、相当ご立腹だったようだ。
検視室でサラが遺体のペニスに書かれたサインを凝視する
のに対してニックが目を背けてしまうというシーンが笑える。

入会儀式と称して糸で吊った牛のレバーをジェームズに食べさ
せて窒息死させていた。

最終的にはその事をネタにマットから自供を引き出す。
カイルは父親が刑事弁護しだとして、デカイ態度を取っており
第二級殺人だろう的余裕感を持って居るところがまるで
意味不明だったけど、結果的にマットの証言で第一級殺人に
持ち込むことが出来そうだ。