CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン1)

http://www.watch-csi.jp/csi/




Nov. 17, 2000
第8話 グリッソムへの挑戦者 Anonymous

脚本/Tish McCarthy
監督/Kenneth Fink
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ホテルモナコの一室で酒を飲む男・スチュワート・ランプラ
ー。鏡に向かう彼は、その辺の浴槽で殺害されて発見される。

ギルはブラスに呼ばれて急いで現場にやってくる。
ブラスはギルがやってくると一緒に遺体の現場へと入っていく。
バスタブでピストル自殺した人物で、下には寝袋、そして窓を
開けていた。これはまさにロイス・ハーモンの時と同じ現場
だったのである。もしかして遺言も録音したものがあるのか。
ギルは辺りを調べると、思った通り
録音したデータが存在して
いた。再生してみると、
言葉が逆回転で吹き込まれている事を
知る。
現場をいち早く確保したアービントン刑事は、ギルに色々と
尋ねると、これは3ヶ月前にも同様の手口で殺害されたもの
だという。ギルは一人だけで現場に留まらせて貰う。不思議な
行動にブラスはあの人は一人で居ると勘が冴えるのだろうと
語る。

録音のテープには、
ボーイングヒル通りに住んでいる43歳、
生きる事に絶望したとして、メッセージが吹き込まれていた。

ギルは一端ラボに戻ると、ウォリックとニックがゲームで
対戦しているのを見る。二人は息抜きでやっていただけだと
語る。ギルは二人に、
フーバーダムの近くの崖からガードレー
ルを突き破って落ちた事件を担当するよう告げる。
匿名の
通報
が有り、発覚したのだという。
一方ギルはサラとキャサリンと共にバスタブ事件を担当して
いくことになる。サラがまだこのラボに来ていない頃に起きた
偽装自殺の事件だと説明する。二つの殺人現場を見比べると
まるで「6つの間違い探しゲームだろ」とギルは語る。

レコーダーからは
親指の指紋だけが検出されたが、作り物の
手に食用油のスプレーで吹き付けられたものだという。
作り物の手を製作したのはハロウィンの小道具を製作する
ポール・ミランダーという人物で、当時事情聴取した際に
は、自分の手をモデルにしたハロウィングッズを使って殺害現場
で使用していた事が判明していた。
サラにバスタブに行って指紋を採ってきて欲しいと語り、
並みの相手ではないので全てに気を配れと言われる。

ニックとウォリックは現場に行くと、救命士たちが救助を
試みていた。落下はしたがまだ中に居る人は息があるのだと
いう。通報して来た人物は警察もレスキュー隊も見かけなかっ
たという。車に乗っていた男性は後部座席に座り、シートベル
トをしていた事から、運転手がいて逃げたのではないかと
されるものだった。飲酒運転していて、運転手は崖から落下
する前に逃げたのか。

ロビンスはモルグでランプラーの遺体を調べる。
傷口から他殺である事は明らかだという。
銃で撃たれた時に
庇おうとして手に負傷していることや銃をこめかみに強く押し
つけた跡がある
という。バスタブに無理矢理座らせて正面から
撃ったのだろうという。一人目の被害者のロイス・ハーモン
は逆らうことはなかったが、今回の被害者は反撃しようと
したのかもしれない事を語る。問題はどうやってバスタブに
座らせたのかだという。

一方ニックとウォリックは崖の上から落下した現場を
調べる。タイヤ痕が有り120kmのスピードを出して居たであろう
事や一度車が止まったであろう形跡を見つける。また近くに
広い歩幅の靴跡が残っていた。
落下したのはウォルター・ハンブラーで、友達を見捨てて
逃げたのか?という。二つ目の車のタイヤの痕跡が有った為に
通りかがりの車にドライバーだけ乗って逃げたのではないか
とニックは語る。しかしウォリックはサイフの中身が空で
指輪がなく、また時計もハズされた様な日焼け跡が有った
為に強盗によって襲われ、その後強盗が車を落下させたので
はないかと告げる。二人はそれぞれの予想に対して賭けてみる
かと告げ50ドルを掛け合う。以前はウォリックが勝利したが
また俺が勝つとウォリックは微笑む。

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バスタブで自殺に見せかけた他殺事件再び

担当したCSI捜査官は、ギルとサラとキャサリンだった。

記念すべき第一話の事件で未解決だった案件で、第二の殺人が
起きる。シーズン1の8話にして早くも濃ゆい連続猟奇殺人事件
をぶつけてきたなという印象であり、今回容疑者がターゲット
にしてきたのはなんとギルへの挑戦状でも有る。
因みに問題が解決するのはシーズン2の13話なので暫し待て!っ
て事で。

ただ今時のクライムサスペンスもののドラマからすると、この
事件も猟奇的とは言え、犯行の動機が明らかなものがあるので、
まだ犯罪者の真相心理云々という事を抜きにして、どんなこと
に拘りがあるのかを調べていく事でうまく犯人の心境に触れて
行くことが出来るというものだった。

親指の指紋が二層化されていて分離して調べることが出来る
という技術と、音声分離技術を使って、捜査が可能である
事を示したモノが有った。

結果として、犯人は特定できたけど捕まえることは出来ず、
被害者ATMを使い明かな犯行に於ける主張を繰り広げしていた
し、色々と攪乱することも多かったけどね。

しかしギルが被疑者の倉庫に行った際には、コーヒーを
出された時には完全に薬が入っていて、ギルも殺されてしまう
のではないかとするモノが有ったのでちょっぴり心配だった
かも。

崖から落下した車の男

強盗事件によって男は身ぐるみを剥がされた後に殺害された
ものなのか、それともドライバーと後部座席の男性は
知り合いで運転手だけ逃走を図ったのか。
正直全財産をカジノですって自殺しただけじゃないかという
感じのエピソード。
ギルたちが神経質になる事件を担当しているのに、ニックと
ウォリックはホント軽いのりで事件を解決に導いていたな。
運転手が酔っ払いで紛らわしい行動を見せていたのがそもそも
悪いだろうって感じもする。
結果的に自殺ではないけど落っこちてしまったとのこと。
50ドルから始まった件がいつの間にか200ドルまで値が
上がっていたのでちょっぴり心配なものが有ったのも確かだ。

指紋検出のマンディの初登場。

いよいよとCSIにも影で働く人たちが少しずつその役割を
果たすために登場してくる。
指紋を調べるマンディもその一人。

リンゼイの親権のことはどうなった?

前回リンゼイの養育環境が悪いとして、キャサリンには査察官が
入る様なことが言われていたけど、その件は一切言及が無かった。


・Bill WithersのAin't No Sunshine

ギル・グリッソム (William Petersen) CSI
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
ウォリック・ブラウン (Gary Dourdan) CSI、賭け事が好き
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) CSI
アル・ロビンス (Robert David Hall) 監察医
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) 監察医

ジェナ・ウィリアムズ (Judith Scott) 鑑識
リンゼイ・ウィローズ (Madison McReynolds) キャサリンの娘
エディ・ウィローズ (Timothy Carhart) キャサリンの元夫
B.エバンス (Mark Collver) 捜査官
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋

ペイジ・ハーモン (Barbara Tarbuck) ロイスの母
ポール・ミランダー (Matt O'Toole) ハロウィンの覆面など製作
ウォルター・バングラー (Tom McCleister) 崖から落下した
--- (Ricky Harris) Disco Placid
リーバー (Aasif Mandvi) 医師
バム (Howard S. Miller)
アービントン (Greg Collins) 捜査官
--- (Jonathan T. Floyd) Paramedic / EMS
--- (Natasha Silver) Receptionist
--- (James MacPherson) Thug
--- (Douglas Bennett) Stranded Motorist
シブリー (John Churchill) 捜査官
スチュワート・ランプラー (Sewell Whitney) 被害者、43歳
--- (William Wantland) Extra

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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