CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン11)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi11/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi11episode.php




 

Sep. 23, 2010
第1話 キルゾーン Shock Waves

脚本/David Weddle、Bradley Thompson
監督/Alec Smight
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ジキルの情報があるとして、ハスケルが電話して来た為に
キャサリンはジムに相談せず彼を刑務所が護送して情報を聞き

だそうとした為に、新たな事件が発生してしまう。
レイモンドはハスケルに面会した後、彼が隠し持っていた
凶器で刺されてしまう。急いで病院に運ばれる中、キャサリン
やニックはすぐに病院に駆け付け、教授を励ます


現場で殉職したフランクリン・クラーク巡査の葬儀が行われる。
クラークが命を落としたレストランの現場で一緒に捜査をして
いたニックも葬儀に来るが、ジムはニックに今は立ち去った方が
良いと語る。当時現場で
ニックが注意散漫だったことがクラーク
の死に繋がってしまったことも一因だった
のである。
ラスベガス署の警察官たちはみんな葬儀場に集まり、クラーク
の妻や子供のタリク、ブランドンに対して、父の功績を永遠に
語り継ぎ、警察全員が君たちの家族になると誓う。

ニックは葬儀から少し離れた車から葬儀の様子を見ていた。
すると葬儀の花飾りを運んできた車の下に沢山のゴキブリが
居る事を目にする。車の下を覗くと何やら装置がカチカチ
光っており、更に
車内には爆弾が設置して有る事を知る。
すると葬儀をしている墓場で爆発が起きる。
一発目は、遺体
の棺が爆発し、更に芝生から爆発
する。葬儀に参列していた
人たちは一斉に車の方向に逃げてくるが、ニックは銃を取り出
して近づくなとして銃声を鳴らす。するとニックの背後にあっ
た爆弾が爆発する。

死者2名(モラレス巡査とクーパー巡査)を出した事件だった。
すぐにエクリーは市長に電話。ニックは爆風によって吹き飛ば
されて、後遺症に苦しんでいた。駆け付けたキャサリンは
ニックに対して何故爆弾に気がついたのかと尋ねると、
夜行性のゴキブリが車に多く近づいていたからだという。

これはハスケルの仕業なのか。ジムはキャサリンに対して、
ムショからハスケルを勝手に出したからまた二名を失った
のだとして非難する。キャサリンはニックが傷を負っている
事を知って病院に行くよう告げるが・・・

レイモンドが入院している病院では念のために警察犬が爆弾
を調べていた。しかしハスケルは刑務所に居たのにどうやっ
て爆発させたのか。信奉者によるものなのか、外には助っ人
が居るのか。レイモンドは自分の携帯電話とパソコンを
持って来て欲しいと頼む。レイモンドはジムに対して決して
ハスケスのペースに巻き込まれない様告げる。
レイモンドはハスケスによって腎臓の一つを奪われていたの
である。
ジムはハスケスに近づくとお前の仕業なのか?と問う。ハスケス
はジムがわざわざ会いに来た事に対して、爆弾によって思いやり
に目覚めたのか?と問う。ジムは
イーリー刑務所に戻せと指示
する。

現場には爆発物処理班の
ケイシー・モナハンが来ていた
硝酸アンモニウムが爆弾に使用されていた痕跡が有った。
起爆装置から爆発した本体は約20mが吹き飛ばされること。
サラは爆弾の目的は最大のカオスであり負傷者を出すことだと
いう。しかしキャサリンはそれでも残った証拠も多い事を
告げる。現場を調べた限り、
三つの爆発は全て違うものだと
告げ、起爆装置も三つある可能性を示唆する。

GCMS分析した結果、棺と墓標の爆弾には無煙火薬が使われて
いた。正確にはノスミ・プロ・フォーミュラー・フォーと呼ば
れるものでガンショップでも入手可能な物だという。しかし
車に設置して有る爆弾は、
高性能爆弾でアンホ、硝安油剤爆薬
が使用
されており、かつて
オクラホマの連邦ビルが破壊された
時に使われていたものだという。棺の爆弾は葬儀屋で設置され、
花束は
ブーケビルダース業社から二日前に盗まれていたもの
だという。ショックに逃げようとしたものたちを殺害すると
いうのは殺人犯による手口だとするが、殺戮傾向はハスケルの
仕業とはちょっと違うと語る。これは警察に恨みを持つものの
反応だろうと。

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ハスケスによってジキルの情報が得られると考えていたキャサ
リンたちだが、それと同じくして殉職した警察官の葬儀場で
爆発事件が発生する。
当初ハスケスの犯行を疑うが、彼の犯罪傾向からして、この
手の惨殺事件は起こさないのではないかと考える。

現場に散乱する爆破の痕跡を捜している内に、クラーク巡査の
遺体から起爆装置に使用された携帯電話のシムカードが見つかり
持ち主を捜すと、かつてアフガンに派兵して亡くなっている
兵士のトーマスの携帯だと分かる。爆弾のスペシャリストとの
事で工兵隊・第一海兵隊員だが、先月戦死していた。
妻から話を聞くと携帯はコミュニケーションセンターで兵士の
為のチャリティに寄付していた事が分かる。

コミュニケーションセンターではハクスビー博士が主導して
このアメリカの世界で起きているカード社会、社会保証番号制度
住宅ローン、免許所などどれも金持ちの論理で作られたもので
アメリカを努力の報われる国にすべきだとして、みんなに身分証
の破棄を求めて、国と戦おうと盛り上がる。

事件としてはそんなに難しくはないかなと思うけど、容疑者が
爆弾を使っているという辺りがちょっぴり怖い。

アメリカンドラマの定番でもある、鍵の付いたドアでも蹴破れ!!
的捜査が設置して有る爆弾のせいで封印されてしまっている
感じもする。ニックとケイシーが今回被疑者であるジェイソン
の自宅を捜索する時も結果的には入り口のドアには爆弾は
無かったけど、彼が爆弾を作って出て行く際には爆発するような
仕掛けを施していた可能性はあるからね。

怪しげな新興宗教のような退役軍人や、警察署・政府の作って
ルールによって不当に扱いをされていると感じているものたち
が犯人かに思われた。
どの世界に於いてもどうしても格差社会は出るものだろうし、
近年では生まれた瞬間に運命が決定づけられてしまうものも
有るので、人生が不平等でもあるところがあるのだけど、
そんな不平等に対して、市民が警察に殺意を持って行くという
のもまた違う感じがするね。

ニックが今回散々打ちのめされた感じがする。
クラークの死と爆風に巻き込まれて顔が真っ黒、一張羅が
証拠品として回収される辺りは切なそうだった。

教授も股ハスケスによって臓器を傷つけられて腎臓を一個
無くしてしまった。最後にアルが杖をプレゼントしており、
両足を失っているアルとしては、確かにフレッド・アステアばり
の踊りを踊るのを諦めたりバスケットのジャンプシュートは
出来なくなったが、妻とは踊りもするし毎週バスケットを
しているとして、前向きな意見によって教授の心を支える
姿が有った。そんな教授が涙するというのもまた意外な感じ
だったな。

またキャサリンにしても少なからず傷ついている一人。
ウォリックの死が未だに彼女の心に引っかかっていること。
そして今回はジムとの思惑の違いによって自分の捜査法に
迷いが生じるけど、バルタン刑事がまた格好良いことを
言うんだよね。君は多くのラスベガス署の刑事を助けたのだ
と。

ハスケスとはまだまだこれからも数話付き合っていく事になり
そうで、今後以下のエピソードに登場する。

Season 11, Episode 15
Season 11, Episode 20
Season 11, Episode 21
Season 11, Episode 22


ネタバレすると、レイモンド教授の契約はシーズン11まで
なので、ハスケスと共に退出していくことになるのか。

最後に爆発事件が発生。
まだまだカワイくて幼いジャスティン・ビーバーは
Season 11, Episode 15 に登場するので、爆弾事件はここまで
解決しないという事なのか。

キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任)
レイモンド・ラングストン (Laurence Fishburne) LV.1捜査官
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell) 刑事
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋
ウィリアムズ (Gabriel Casseus) ベガス署の刑事
アンディ・エイカーズ (Larry Sullivan) 刑事

ジェイソン・マッキャン (Justin Bieber) 16歳
ケイシー・モナハン (Sienna Guillory) 爆弾処理班
ハクスビー (Jude Ciccolella) 博士
サリー・ランド (Lindsay Pulsipher) 海兵隊トーマスの妻
ネイト・ハスケス (Bill Irwin) 囚人、元医師、ジキルを知ってる
スコット (Pete Gardner) 医師
--- (Jeffrey D. Stevens) Paramedic
--- (Paris Tanaka) Doctor
--- (Marcella Gibson) Widow
--- (DJ Robinson) Bomb Squad
--- (Jessica Roth) Nurse
--- (Gene Patrick Smith) Bomb Squad
--- (Arne Starr) Protester

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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