CSI:科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン11) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi11/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi11episode.php

Jan. 6, 2011
第11話 スリーメン＆ボディ Man Up

脚本／Michael Daley
監督／Alec Smight
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グレッグは、VICTIMSOFVEGAS.COMに投稿された女性の遺体写真
を見て本物かどうかを調べていた。CSIの指紋検査スタッフの
マンディは遺体には見えないとし、その理由として皮膚の色を
指摘。ホッジスも写真はフェイクだというが、グレッグは間違
いなく死んでいると言い張る。
そんな中ニックがやってくると、間違うねドロシー!と声を
かける。しかしグレッグは「オズの魔法使い」で死体を調べる
のはマンチキンの検視官でありドロシーではないとし、マンディ
の仕事は専門外である事を告げる。ニックはこの手の写真は
全てヤラセだとし、その理由として、写真の指の血管が浮き上
がっているのを見て血圧によるものなので生きている証拠で
ある事を告げる。しかしグレッグは心臓よりも下に手がある
事を告げ死斑である可能性が高いという。トロピカーナの西で
遺体が発見されたと有るので、実際に見に行かないかとニック
らを誘う。ニックは無駄だとするが、グレッグは遺体である
ことに100ドルを賭けると告げると、ニックもそれに乗る。

現場に行くと人が多数集まって撮影していた。
確かに写真の女性の遺体が横たわっており、ニックは脈を
取ると脈拍がない事を知る。俺の負けなのか・・・とする中で
誰一人として遺体の発見を警察に通報していないことに
違和感を覚える。ニックはここに集まっている全員は被疑者
なので残って欲しいと告げる。一人が逃げようとするが・・・

遺体の検死結果、4時間から6時間前に死亡している事が分かる。
点状出血と首に巻き付けられたオレンジ色のストラップから
絞殺、窒息死の可能性が高かった。遺体の女性は黒のドレスと
ピンヒールをはいていたことから、娼婦なのかと疑う。
この辺は夜は無法地帯である事を告げる。

そんな中遺体はアンバー・ロウだと判明する。
客引きと麻薬の前科があるという。窒息死で有り、亡くなる
直前には性交渉をしている事が判明。
午前1時に殺されたということ。客引きを始めるのは通常
午後23時頃からなので、まだ一人目ではないかという。
アルはDNAを検査ラボに回したという。ニックはモルグの
コンピュータからインターネットに接続させて欲しいと告げる
と、アルは現在オークションでロバート・ジョンソンのレコード
を落札しようとしているので、別のwindowsを開いてくれと
語る。

ニックは写真投稿サイトのVICTIMSOFVEGAS.COMに掲載された
遺体の写真と目の前のアンバーの遺体を比べてみる。
するとストラップの位置が変わっている(索状痕)ことをニック
は指摘。
キャサリンは着ているドレスも違うとし、写真のドレスは
ネックラインにスパンコールが付いたものだという。
しかし写真に写っている場所と女性は写真のものと同じだとし
一体どういう事なのか?

アーチーはサイトの管理人から写真のメタデータを送ってもらい
調べると撮影したのは午前0時23分だと判明する。ただし一昨日
の夜だという。写真は死ぬ24時間前に撮影されたものだとする
と、ニックの勝ちだと告げる。
グレッグはメタデータを改変したのではないかとするが、
写真のホイールベースに写る花火の残映を見つけて、タンジール
スでは毎週水曜日の24時から30分間花火を打ち上げるのだと
語る。
一度は死んだふりをさせて、そして殺したというのか?
ニックはグレッグに対して、俺に挑戦しようなんてどうかして
いると指摘する。

レイモンドの元にホッジスがやってくる。
ホッジスはバイクをフリマで購入したが、バイクが来る途中
に壊れてしまったという。レイモンドはこれは正規のもので
はなく、いろんな部品が寄せ集められて作られたものだという。
エアフィルターには血痕が付着し、更に親指が部品の中から
見つかる。売ったヤツを捕まえるというホッジス。

風紀課からアンバーの事を聞くと、彼女は売春の仕事は既に
引退していたという。アンバーの部屋を調べに行くと、そこに
はヒモ男・クレイグがパジャマ姿でいる事を知る。
自分はアンバーの彼氏であり、彼女はもう売春はしていないと
否定する。モデルをやっていたと聞いていると語り、昨夜は
24時頃に電話してきて、友達と朝まで飲んでくると語っていた
のだという。自分はコンサルタント業をしているというクレイグ
だが昼過ぎまでパジャマ姿を見て、どう考えても怪しかった。
ニックとグレッグは部屋を調べさせてもらうことに。
すると写真に写っていたスパンコール付きのドレスが室内に
有るのを知る。ドレスには繊維辺が付着し、調べると尻の
辺りからシマウマの繊維が発見される。恐らくシマウマ革
のイスに座ったのだろうというと、キャサリンはそんなの
とっくに流行は終わっていると指摘する。しかしパトロール
警察官からの情報でアンバーと同様に一人のコメディアンの
キャロット・トップが夕べ誘拐されて数時間後にパンツ一丁
でオレンジ色のストラップで縛られて発見されていたことを
知る。写真投稿サイトにそれが掲載されていて、キャロット
の背後にはシマウマ革の椅子が備え付けられている事を知る。
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ラスベガスで女性の遺体が発見される。
警察に通報される前に遺体の写真はネットにアップされており、
ニックとグレッグはその写真が本物の遺体なのかどうかを
写真分析だけで検証する中、真相を確かめる為に現地に行くと
本当に死んでいる事が分かる。しかし調べていく内に、写真の
服装とは違うことが判明する。昨夜の彼女の足取りを調べて
いく。

Kevin Weismanが出てくると、どうしても「エイリアス」の人
(マーシャル)という印象が強いのだけど、この人がイケメン的
ヒモ役を演じるのはちょっと似合わない感じもする。

サブタイトルが「スリーメン＆ボディ」だったので思わず
レナード・ニモイ監督の子育て奮闘記のリメイク作品の映画
「スリーメン&ベビー」を思い出させた。日本でもドラマと
してリメイクされた事でも有名で、この頃のドラマは所ジョージ
さんが俳優としてブレークしていた頃の作品である。

インターネット上に数多く存在しているフェイクな遺体の写真
についてCSIがどう感じているのかという視線を眺める意味
では興味深いものが有った。ラスベガスらしくなんでも
賭けの対象になってしまうけど、ニックは不謹慎に思えたのか
結局グレッグから取り上げた100ドルを返してしまう一面も
有った。

襲われてしまったカーク・ダグラス的映画「スパルタカス」
の衣装を着ていたのが、「新ビバリーヒルズ青春白書」の
テディだということで笑えるものが有ったけど、キャサリン
は私が選んだ衣装だと誇示していた。

結果的に幼い時から馬鹿にされ続けて来たシカゴの金持ちだが
負け組の男が勝ち組になる為に殺人を犯して友人を驚かせる
という馬鹿な動機で、その被害者が社会的弱者である売春婦だ
という辺りがまたなんとも切ない。幼少期の度胸試しリスト
を大人バージョンにしたという感じだけど、「ゴシップガール」
辺りの高校生や大学のフラタニティやソロリティ辺りが
行われる入会の儀式みたいな感じだね。

一方ホッジスとレイモンドが別件で担当する案件も存在した。
殆どホッジスの為だけに作られたエピソードで、失恋を引きずり
つつバイクに乗ってバスの正面衝突事件に巻き込まれてしまった
という辺りは、なんとも切ない。
ホッジスとしてはウェンディとの恋愛関係に於ける答えを探り
たがっていた感じだけど、ホッジスとそっくりだとする
被害者のピーター・ファーマーの彼女・サンディの変わり身の
早さを考えると、ウェンディももう新しい彼が出来ていたり
するのかな。ウェンディがまた出て来てくれることを期待して
いたのだけど、結局その後出る事はないんだよね。

ホッジスのマザコンっぷりは前話の中のエピソードの中の会話
でも感じられるけど、ピーターという男性も彼女よりも母親
を選んだ人らしい。ホッジスも実家から通っているという
辺りがなんともいえないところだね。

都市伝説としてワーゲンの話を出していたけど、結果的には
都市伝説を再現してしまったのかな。

そしてブラス警部。
この人、「3バカトリオ」を例えに出すことが多い。
昨日見た「BONES」のシーズン4の12話「潜入！サーカス団」の
中でサーカスの男(ピエロ)たち「3バカトリオ」という言葉
を引用していた。


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