CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン11)

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Feb. 24, 2011
第16話 ウォーキング・デッドマン Turn On, Tune In, Drop Dead

脚本/Anthony E. Zuiker
監督/Paul McCrane
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ディック&ジェーンキラーとして知られるハスケスが護送車で
輸送中にグルーピーの一人が車ごと護送車に体当たりした後に
刑務官を射殺し、グルーピーの一人も射殺して、ハスケルと
共に闇へと消えてしまう。

レイモンドがやってくると、ブラスはテレビ報道を切るが、
レイモンドは気遣いは無用だとして、既に状況は知っている
という。ブラスは人も時間もかけて捜査している事を告げ
一刻も早く解決することを約束する。

一方ストリップ通りで男性が突然ドラッグをしたかのように
して倒れ、救急車に通報。救命士の女性・リサは、心拍が
無いとして、すぐにCSIの検視官・デビッドを呼ぶと彼も死を
確認して、肝臓の温度から一時間前に死亡した事を告げて
遺体をモルグへと運ぶ。
遺体の洋服から持ち物を調べると手帳が出て来た。
そんな中デビッドの携帯に妻から電話が鳴り、その電話の対応
に出ている間に
死んだと思って検視台に乗せていた遺体が
歩き出して、ラボから出て行ってしまう
。デビッドは恐ろしさ
のあまり気絶する。

すぐにアルたちがデビッドが倒れて居るのを知って事情を
尋ねる。
ストリップ通りから運ばれて来た遺体を調べて、
硝子体液をとろうと思っていたら立ち上がってきて戦ったの
だというデビッド。身元がわかる血液やDNAの採取は出来たの
か?とするがそれを行う前だった事を告げ、遺体の写真を撮影
し、所持品を取り出した事を告げる。手帳が入って居たとの
こと。ブラス警部はジョンドーが表に出て行ったと報告する
とまるてデッドマンウォーキングだと語る。

女性救命士のリサは本当に死んでいたのだと語る。
モルグでジョンドーの痕跡を探していたレイモンドとキャサリ
ンは、
遺体の袋から汗と血痕が検出されたという。死んだ人は
汗をかくはずがないとのこと。ジョンドーの所持品は市営バス
のパスと手帳だけで、手帳には
「ストーンウォール」「ファル
コン」「カメレオン」
などの名詞が書かれていて、何らかの
実験をしていたような形跡が有った。手帳の最後の方のページ
は別人が書いた様な筆跡であることも分かる。

ラボに設置して有る防犯カメラを持ってくるグレッグは確かに
男が歩いて出て行っているのを目にする。
「死者が目覚め、空では鳥、川では魚が大量死」も悪魔が
現れる前兆ではないか?というアルに対して、悪魔はハスケル
だけで十分だと語る。

一方ミッチェルは路地裏で遺体を発見したとの通報を受けて
脈の確認で死亡し、CSIのサラに報告する。
二人が現場に行くと、
遺体は既になくなっていた。確かに
遺体があった事を語るとサラは、現場に血痕があることを見て
ミッチェルの主張を信じるという。少し先の街道に設置して
ある防犯カメラにはその遺体の男性が写っているのを目撃
する。
ミッチェルはブラスに確かに死んでいた事を報告すると、
ブラスから実は遺体だと思ったものが動き出すという現象は
本日2件目だと聞かされる。外のベガスの警察署では、ゾンビ
のマネをして悪ふざけしている刑事たちで溢れていた。

ニックはモルグから消えた男を顔面照合する。
免許証に該当する人物が居るのではないかとするが、役所に
行って直接話を聞いても良いという。役場の職員の半分は
死んだ目をしているだろうとゾンビジョークのニック。
血液のDNAからCODISで検索をかけるが該当者は無かった。

そんな中ヘンリーがやってくると、ホッジスは新しいデータベ
ースを作る様提案しているという。
ZODISと呼ばれる物で、
ゾンビDNAインデックスシステムの略だという。それを聞いた
レイモンドは白い目で彼を見つめる中、血液は生きている人間
と全く同じで、カリウム濃度も血糖値も同レベルだったという。
トックスも白で、サンプルが微量過ぎるので検出出来ない
のだという。ホッジスの脳も微量だからなとニックスは皮肉る。

グレッグは手帳を調べる。
ストーンウォール、ファルコン、カメレオンで検索すると、
国防総省のプロジェクト名が出てくる。70年代初めに
西ラスベガス大で行われていた実験で、超能力や幽体離脱
などの実験だった。ファルコンやカメレオンは実験の部屋の
名称とのこと。実験をしていたのはエリオット・デイビス・
エイデン博士
で世界的精神分析学者だったが、幻覚剤を使用
したことで、学会から追放されたとのこと。当時学生にドラッ
グを与えて、その内の一人がビルから飛び降りた事が原因
だという。まだ博士は現存しているとの事だった。

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ストリップ通りで男性・マックス・フェリスが突然意識を無く
して倒れる。救命士と、検死官のデビッドは心拍の状態から
死亡を確認してモルグに遺体を連れて来るが、なんと目を離し
ている隙に遺体が突然消えて無くなってしまう。
また同様に路地裏でも遺体・カート・ドーソンが発見される
が、これまた目を離した隙に遺体が消えている事が分かる。
マックスが所持していた手帳から、70年代国防総省主導が
行われていた、ストーンウォールという名の機密実験であり、
その研究を主導していたエイデン博士が存命しているとの事
から、博士を訪ねて話を聞いていく。

ドラマプリティ・リトル・ライアーズのトビー役の
Keegan Allenがゾンビ役の一人として登場。

エピソードとしては、極単純な救命士のミスから来たもので
実際には薬物によって仮死状態を体験しただけの内容だった
けど、その過程で薬物による副作用から他人を殺してしまう
とする悲劇を描いた物。
救命士のミスは分かるけど、肝臓の検査をする際に穴を
開ければ、患者は痛みで目が覚めたりしないのか?
そんなエピソードは、最近何処のドラマで見た気がするけど
デジャブなのか。

ゾンビ大好きなアメリカ人らしいエピソードで、どちらか
というとゾンビ伝説の由来となっているブードゥー教などに
見る薬物を使った仮死状態からの生還を彷彿とさせるもの。

映画「アルタード・ステーツ」が引き合いに出されて、
サラは母親と見に行った事を告げ、レイモンドは草をしながら
見た事を語っていたけど、どちらかというとビル・プルマン主演
映画「ゾンビ伝説」を思い出させるようなストーリーだった。

昔の科学者・エイデンは政府の犠牲者だとして訴えかけるも、
実際には彼自身被験者を犠牲にして自ら高見の所から見物して
いるだけという状況だったが、最後になって自分自身も
ようやくあっち側の人間になる事を決意したようだ。

自殺ネタという事で日系人の名前を彷彿とさせるカツさんを
絡めたのだろうか?と言っても演じているのは相変わらず韓国系
の俳優さんだった。

ラボネタとしては久しぶりにヘンリーが大活躍だったかな。
僕はホッジスに言われたとして、ZODISシステムのジョークを
語らせられたり、警察署員たちがみんなでマイケル・ジャクソン
のスリラーよろしくとばかりにゾンビダンスしていた行進
していたのが笑えた。

人の生死を操る事へのタブーに対して、レイモンドがちょっぴり
熱く語っていた。「世に災いをもたらした物はその10倍の報いを
受けるべきだ」と。「悪は時として善をたぶらかし暗闇に引きず
り込むこともある」と。


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キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任
)
レイモンド・ラングストン (Laurence Fishburne) LV.1捜査官
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell) 刑事
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋
ウィリアムズ (Gabriel Casseus) ベガス署の刑事
アンディ・エイカーズ (Larry Sullivan) 刑事

リサ・カルグローブ (Rebecca Field) 救命士
マックス・フェリス (Keegan Allen) ゾンビの一人
アリス・カツ (Camille Chen) 西ラスベガス大、5ヶ月前母の死
カート・ダウソン (Christoph Sanders) ゾンビの一人
エリオット・デイビス・エイデン (Howard Hesseman) 博士
--- (Joe Hursley) Junkie
スコット・カツ (Randall Park) アリスの兄
--- (Jon K. Farless) Tourist Husband
本人出演 (Paula Francis)
--- (Caileigh Scott) Tourist
ロザリンド・ジョンソン (Angela Bettis)
若い頃のDr.エイデン (Robert W. Evans) 研究員
デビッド (Jesse Hlubik)
--- (Mandolyn McIntyre) Tourist Wife
ポリー (Misty Mundae)
シンシア・カツ (Elizabeth Sung) アリスの母、5ヶ月前他界
--- (Marta Zolynska) Ring Girl

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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