CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン1)

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Mar. 29, 2001
第18話 殺人依頼 第三の犯人 35 K.O.B.O

脚本/Eli Talbert
監督/Roy H. Wagner
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結婚8周年記念をアンドレのレストラン店で過ごしたケビン
エイミー夫婦。9年目も楽しくやろうとして二人はキスする。
しかし二人は駐車場に行く中、車に乗り込もうとするとエイミ
ーがナイフでのど元を切られ殺害されてしまう。

すぐに通報を受けてブラスやギルたちが現場へとやってくる。
エイミーと少し離れた場所ではケビンが何度も刺されて殺され
ていた。ニックは
服に赤い毛が付着していることに気がつくが
被害者はいずれも赤毛ではなかった。
現状からするとレストランの帰りにカージャックに有って殺害
されたというのが有力な線だった。
そんな状況の中
突然雨が一斉に振り出し現場の証拠を洗い流し
ていく
。ギルは急いで現場捜査官に3分以内で出来る限り証拠
を採取するよう告げる。犯人にとっては恵みの雨だなと。

雨がやんだ後再び現場検証する。
ウォリックはタバコの吸い殻を見つけるが雨でDNAは難しい
だろうという。目撃者は一名だけだと聞いてサラとギルはその
人物に声をかける。名前はジャスティン・グリーンで、彼には
被害者のものだと思われる血が服に付着していたのである。
心肺蘇生を試みようとしたが、亡くなってしまったとして
ショックを受けていた。突然凄い勢いで車が通りすぎた後、
道路の真ん中で人が倒れているのを見つけて蘇生したのだとい
う。サラはジャスティンの服を証拠品として預かると告げる。

一方キャサリンは
家が突然倒壊して、3姉妹が押しつぶされた
現場
に来ていた。オライリーはキャサリンに対してどうして
来ているのかと問う。地下室が潰れて家全体が崩壊したのだと
いう。テレビを見ていたら突然家が潰れたのだろうとし、この
家が三姉妹を殺害したのだという。

ニックはラボに居たグレッグの元に行く。
グレッグは上機嫌で夕べデートした相手はブロンドで長い髪
の毛で知的な女性だったという。上皮細胞を採取して顕微鏡
で見ていた。ニックは被害者の服に付着していた赤い毛に
ついて調べて欲しいと告げる。するとその毛は
人間の毛では
なくキティ(猫)
だと分かる。

アルは遺体を検視する。
ケビンの刺し傷は全て上半身に付着していた。背中に一刺し
胸に5カ所刺されているもので、妻は頸部を右から左に向けて
切られているという。
犯人は左利きのものだろうとのこと。
ケビンの手には防御創が付着していた。アルによると体の
刺し傷の形状からすると
凶器は二種類あるという。一つは両刃
のナイフで先がとがっており、一方は刃先が鈍くて刺さりにくい
ものだという。犯人は二人いたという事なのか。

キャサリンは倒壊した現場で建築監督官のニューサムと話を
する。屋根から水が垂れている事を知ってどうしてこのような
状況になっているか尋ねる。屋根がフラットだと雨漏りが
しやすいのだという。石膏板と中では板が二種類張り直された
ような痕があり手抜きの可能性も有った。最後に検査した
人物は誰なのか?と問うと、ここらでは一人しかいないとして
自分だと告げる。東海はどこから始まったのかという問いかけ
に恐らく地下のランドリールームだろうと語る。

サラは被害者の身元が判明した事を告げる。
ケビンは整体師、エイミーは歯科医をしているもので、心肺蘇生
をしていたジャスティンの当時の行動は他の目撃者の証言と
符合しているという。

ブラスはギルを探しにモルグへとやってくる。
しかしそこにいたのはウォリックで遺体から凶器を特定するために
傷の型を取っていた。ブラスは随分とウォリックもギルのように
手慣れてきた事を告げる。ブラスはギルを探していた理由は
カージャックの車が発見されたという事だった。

ブラスはギルと共に発見された車を見に行く。車の外の証拠は
恐らく雨で洗い流されているだろうとのこと。
ドアを開けるとなんと突然中から女性の遺体が転げ落ちてくる
のを知りギルは急いで遺体を受け止める。久しぶりに肝を冷やした
というギル。被害者の女性は、ジェシカ・ホール。1973年5月8日。
携帯電話はオフになっていた。シートベルトもしておらず、
遺体がここに運ばれた可能性も有った。ドライバーの内29%は
シートベルトをしない事が統計的に出ている事を知る。

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■カージャックの被害にあった夫婦

担当したのはギルとサラとウォリックとニック。
いわゆるキャサリン以外全員が今回この事件の対応に
当たった。

前々から思っていたけど、この時代、指紋を採取しても
拡大鏡を使って目で比べるという事が良くある。
今にして思うとあり得ない度が高いのだけど、これも無線化
技術、画像解析技術、検索技術が発展したからだからかな。

ドラマとしては現場を調べている最中に雨が降ってしまい、
証拠が洗い流され限りなく科学捜査班としてはやりづらい
状況に身を置いた中での捜査だったということかな。

正直金の流れを見れば、それ以外あんまり調べる必要も無く
カラクリが解けてしまった感じもする。携帯の通話
記録を調べれば人間関係の繋がりも見えてくるし。
Achexパーソナルオンラインバンキングに何の捻りもなく
入金記録として現れているし。

凶器の特定などは起訴する時に必要っぽいけど、刃先だけ
を見て紙に定規を使って何の根拠もなく12cmの刃だなみたい
な流れは流石にシオシオって感じだった。

凶器に使われたものが体内で刃先として残っており、
それを回収。ナイフの専門科によるとダカーであり、素材
としては炭素鋼かステンレスが使われているとして、その
見分け方にレモンの酸を使っていたけど、使わなくても
ステンレスなら分かる気がする。まぁ豆知識みたいな感じ
で披露したのかも。

メモの筆圧を上手く浮かび上がらせたり、文字照合を
披露したけど、流石に10年以上前の検査方法って感じがする。

結局ネタ的には夫婦共に殺し屋を雇っていたこと。
殺し屋にも元妻に未練があり、そこに金も絡んで複雑な
様相を呈する事件になってしまった。

■家が倒壊した事件

キャサリン一人で担当。
ちょっぴりこの件では政治が絡んでおり、市長は土地の再開発
を推進している為にそれに反発するような意見は出せない
みたいな縛りが有った。
CSIが調査する案件なのかなって感じの違和感しかなかった
けど、建築検査官とは別組織が調べればそれだけ責任の所在
も追及しやすいのかな。

キャサリンは現場で虫を採取。
あの場面で冷静に虫を採取できるとはキャサリンって凄いな。
ブラスは遺体に対してビクついていたし、ギルは今回遺体が
車から落ちてきた際には肝を冷やしていた部分も有ったね。

結局家が倒壊したのは、建物の老朽化、近くにある空軍基地
からF-16が爆音を立てて飛び立つこと、虫が支柱を食べて
いたり色んな複合的要因が重なっていたようだ。

ギル・グリッソム (William Petersen) CSI
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
ウォリック・ブラウン (Gary Dourdan) CSI、賭け事が好き
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI
サラ・フォックス (Jorja Fox) CSI、ギルの部下

シャーロット・メリディアン (Susan Gibney) CSI職員
ジェナ・ウィリアムズ (Judith Scott) 検死官
ブライアン・モブレイ (Glenn Morshower) 保安官
コンラッド・エクリー (Marc Vann) 昼番のCSI主任
デビッド・フィリップス (David Berman) 監察医
レイ・オライリー (Skip O'Brien) 捜査官

ポール・ニューサム (Brad Johnson) 建築監督官
ジャスティン・グリーン (Reynaldo Rosales) 目撃者
アラン (Louis Mustillo) Knife Expert
ロニー・リトリ (Eric Stonestreet)
--- (Charley Rossman) Uniform Officer
エイミー・シェパード (Elizabeth Keener) ケビンの妻・歯科医
ケビン・シェパード (Jonathan Fraser) ケビンの夫、整体師
ジェシカ・ホール (Shelli Bergh) ケビンの愛人
--- (William Wantland) Extra
マーク () CSI
ブレーク・ネファーソン () 204号室住民

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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