CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン12)

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May 12, 2011
第1話 73秒間の修羅場 73 Seconds

脚本/Gavin Harris
監督/Alec Smight
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MANDALAY BAY、'Carrot Top'は、パレルモホテルからメディレニ
アンホテルには直通のトラムが走っていることを車内モニタで
宣伝する。そんな中、パレルモから発車したトラムがメディレ
ニアンホテルに到着すると人々はドアが開いた瞬間逃げ惑う。
トラムの中では倒れて居る人物がいた。

ハスケル事件を経験したことで、レイ教授はCSIから去っていた。
そんな中、ニックを見たグレッグとキャサリンは久しぶりだと
挨拶する。ニックは研修会の為に3週間をハワイで過ごしていた
のである。
トラムの中に来たキャサリンはまるでベガス牧場の決闘状態だ
という。死者2名、負傷者3名だという。ニックはあそこに三人目
の遺体があるけど何なのかと問うと、なんとレイの変わりに
CSIにやってきた、新しい主任のD.B.ラッセルだと知る。
彼は遺体の現場では常に遺体が最後に見た光景を見るために
寝そべっていたのである。
ブラスも現状を報告にやってくる。防犯カメラの映像では、
パレルモでは何の問題もなかったが、メディレニアンの駅では
人々が逃げ惑う姿が映っていたのである。二つのホテルを繋ぐ
トラムの乗車時間は僅か73秒である。

倒れて居た母親の顔は蟻まみれで、零れたマイタイが床に落ちて
いた。なぜ蟻なのか。ニックは赤収穫アリという巣を観察する
のにもっともポピュラーな蟻だとして、砂が落ちているのも
乗客の6才の少年・エメットが観察グッズを持っていたからでは
ないかと推察する。

デビッドによるとカーボーイ姿の男には銃創は胸に一カ所だけ
で、右手には発射残渣があるという。357が発砲されているが
それは銃を発射したパレルモホテルの警備員の銃であり、
ベレッタの銃はカウボーイのものだろうという。銃から2発が
発砲された跡が残っていた。
野球帽の男は左右両方から撃たれているがどういうことなのか。
撃たれて倒れて居るのはトーマス・フィナティ。N.Yのローカス
トバレーからはるばる5000kmを旅してきていた。サイフの中
にはカードが残っていた。
また床には何らかのネバネバが付着している事が分かる。

ラッセルはトラムの天井を眺めると天井には銃が当たって跳ね返
った様子が刻銘に出ている事を告げる。

パレルモホテルの警備員に話を聞く。
すると勤務後にトラムから銃声が聞こえたので規則通りに
トラムに乗り当たりを見渡したらカウボーイの男が銃を持って
いたのだという。車内でアイツが9mmを抜いたので発砲したのだ
という。パレルモで不審者は見なかったかと尋ねると、見てい
ないという。また別の乗客の一人、アレン・クリックから話を
聞くと、自分は一台前の車両に乗っていたのでよくは聞いて居な
いのだという。
防犯カメラに写る人物で所在不明は男女だけだという。

そんな中、ラッセルの元に事件の発生の連絡が入る。
新主任となった為にどう対処して良いか分からずキャサリンに
対して一緒にグライム郡で見つかった遺体を見に行かないかと
問う。するとサラとグレッグがやってくると、私たちがその
遺体を担当するとのことだった。

2) サラとグレッグはキャンパーが発見した遺体を調べる。
二人の話題はラッセルのことだった。少し変人だが、ギグ・ハーパー
事件もあの調子で解決した人物だという。
そんな中遺体は男性で、腹部には穿刺創が有った。
しかし不思議なことに顔は20才代なのに、体はまるでお爺ちゃん
のようにしわしわになっているのである。服のボタンなどが
一切なくなっている事を知る。

ラッセルは車両ごとラボに運ぼうと告げる。

アルはブラスに呼ばれて病院へとやってくる。
グロリアとレイの様子を尋ねると、二人とも元気だと告げ、
ボルティモアは二人にとって保養地になっているという。
世の中の為に殺人鬼を倒したのにこの処遇は酷いとし、ハスケル
を殺して救われたんだという。そんな中、ブラスはアルに対して
トラムで運ばれた女性が気絶する前に足が動かないと言っていた
のだという。その理由は何なのか。
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ハスケル事件によってラングストンがCSIを去り、キャサリン
は降格処分を受ける。ラボ職員の中でもボス級だった、キャサ
リンとニックでちょっとしたやりとりが有って、ラボのスタッフ
が規則以上に感情を先立たせる捜査方針に嫌気をさしたキャサリ
ンが久しぶりにブチ切れるという状況を持って、19年も捜査を
担当していてきたラボへの変革を求めるというものだった。

そんな中、CSI職員としては、新しくやってきたラッセルが
どんな人物なのかどうかを精査していくことになる。

どんな経歴の人物だったのかまるで分からずただただ
宇宙人呼ばわりされているところの有るラッセル。もう少し
威厳高く部下たちに指示を出していくのかと思ったけど
意外と大人しく溶け込もうとしている姿が合った。
ただこの人物思っている以上につかみ所がない。
レイとかギルの時には性格はハッキリしていたと思うんだけど
ね、見た目とは逆にフワフワっとしているところが有ってちょっと
笑えた。

事件は2つ。その内の一つめ。
一つ目はトラムで起きた殺人事件に於ける解決。
これは結構難儀を極め、アイディア自身もちょっと奇抜な
発想だった。これもアメリカの権利である自衛の為の装備
が認められているからなのか。
銃の即売場なんてものが有れば、足の付かない銃を販売する
ことになるんじゃないのかと思うんだけど、その辺はきっちり
管理されているのかな。

最初から誰もが武器を持っていなければ、不幸な事件は
発生していないのに、この件一つをとってもアメリカ人は
隣にいる人物を信用していないと思う。
銃弾の弾道の記録と、2つの銃から発砲された弾道検査によっ
て上手い事当時のトラム内での出来事の可能性と、完全に
可能性を排除できる証拠・証人の存在を打ち消した事件の
真相を紐解いた。タコの流れは完全にお遊びなのか。

ホッジスが事件に際して、ヒントのような形で、「タトゥー、
古い潜水ヘルメット、日本女性、タコちゃん、触手、強姦」
だということを口にするだけで、タコ足レイプのことだよと
語る辺りのその神経がまるで分からなかった。
またいつものアメリカ人の日本への大違いである「女体盛り」
ネタかと思ったのに(笑い)

事件の2つ目は
不自然に発見された顔の年齢と体の皮膚年齢の違う被害者の
事情が描かれたこと。正直経験者でないと先ずそのトリックは
分かりそうもない。鹿の皮を剥ぐために思われるものを
人間に行ってしまったというものだった。
一度は目にしたことがないとその発想に結びつくのは難しい。

今回のグレッグは、歴史オタクだと言われたモーガンとの出会い
も有ったし、こういうところで変な力を発揮してしまうところが
彼らしいところなんだろうけどね。

・The WhoのWho Are You


D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI(新主任)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事

本人出演 (Scott 'Carrot Top' Thompson)
ジミー・フィナティー (Chad Faust) トミーの弟、犯歴の数々
トーマス(トミー)・フィナティー (Nathan Anderson) 野球のジャージ
エメット・ドレイク (Skylar Gaertner) 少年
ロス・ギブス (Clay Wilcox) デルの友人、ハンター
シズ・ロシ (Elaine Tan) 触手レイプクラブ
A.J.ガスト (Stephen Amell)
ナンシー・ドレイク (Heather Prete) タコに刺される
アレン・クリック (David Tom) 一つ前の車両に乗っていた
--- (Mark Roman) Wedding Party
--- (Anna Wendt) Shopper / Bystander

ロバート・マンドラー () カウボーイ、銃の即売会
デル・ハートリー () 被害者
ヨルカ () グレッグの従兄弟
レイ () 元CSI主任、ボルティモアへ
グロリア () レイの彼女



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