CSI:科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン2) http://www.watch-csi.jp/csi/

Nov. 22, 2001
第9話 裏切りの逃亡者 And Then There Were None?

脚本／Josh Berman
監督／John Patterson
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ラスベガスのカジノでは大勢の人たちで賑わっていた。
ここタワークラブでも同様に沢山の人で賑わう。
ピットボスのダンカン、そして監視カメラ映像を見ている
警備員のものたちは、注意深く現金の回収をする中、突然三人
組の女性が銃を持って店内で発砲。一人が店内の天井に吊され
ているシャンデリアに銃弾を当てると、その隙を突いて警備員
を射殺して現金を持ち出す。25万ドルの現金が一瞬にして奪わ
れてしまう。

すぐにギルとブラスは現場検証をする。
警備員は5名死亡、犯人もまた一人射殺されたという。
ブラスは用意周到でプロによる犯行だとするが、ギルはラスベ
ガスにしては僅か25万ドル程度の現金が盗まれたことに違和感
を覚え、三流の強盗である事を語る。しかしブラスは三流でも
危険な女たちだとするが、ギルは倒れている容疑者がかつら
とサングラスで女装しているのを見つける。

現場で調査するウォリックとニック。
使用された銃は犯人が45口径で警備員は9mm弾だという。
昔は警備員が銃を持つことは禁止されていたとして、時代の変化
を指摘。先月ラフリンのコテージカジノでも同様の事件が起きて
いる事を告げると、ギルはラフリンは予行練習の為に襲ったの
ではないかと告げる。

ピットボスのダンカンから話を聞くと、現金をカートに移している
際にちょうどシャンデリアが床に落ちてきたのだという。
凄い音がしたので自分は床に伏せてその後銃弾が飛び交うのが
収まるのを静かに待っていたという。

キャサリンとサラは120kmも離れたカルネバリという田舎町へと
向かう。コンビニで店員を殺害する事件が発生したという通報
からのもの。田舎で平和なところで、人口は20名なのにそのウチの
1人が殺されたというもの。
現場では刑事のスペンサーが既に現場保全の為に店の前で立って
いた。120kmの距離を2時間もかかったのかとスペンサーから
嫌みを言われるキャサリンたち。被害者はダスティン・ベイルで
カウンターの向こうで胸を一発撃たれて亡くなっているという。
レジの金が無くなっていることから金目当ての犯行だろうとの
こと。サラたちはまさか店内に入って遺体とかに触れたか?と
問うがスペンサーはこの仕事を14年もしているのだとして、そんな
事をするはずはないと語る。

キャサリンたちは店内を調べると、レジの前でジャガイモが粉々に
なっているのを見つける。サイレンサー変わりにしたのではないか
というキャサリン。サラはレジの情報から最後の客は8時間前
に来た人物で、通報があったのは2時間前だという。恐らく店の入り
口に"準備中"という立て札がして有ったので発見が遅れたので
はないかと告げる。店内にはカメラが設置してあると思われたが、
実際にはプラスチック製の偽物だと変わる。

ブラスたちはカジノ客から目撃情報を集める。
一人は犯人が3人だったと告げ、従業員のテリ・マニングは2人組
だったという。老女は4人の犯人が入ってきたと告げる。
ブラスは17人から話を聞いたがまるで一致していないと語る。
ギルはそれを聞いてかつてハーバード大学の教授が生徒に実験を
したことがあるのだという。バスケットの試合中に何度パス交換
したのか数えろという課題を出した際に、途中でゴリラの着ぐるみ
を着た人物が乱入したが、半数の人たちはゴリラって何かと語った
のだという。

ニックはカジノの車両係からベージュの不審車両が止まってたこと
を聞く。普通は10分停車していたらレッカー車を呼ぶことになって
いるのだという。ニックは停まっていたとされる場所を調べると
燃えた木の臭いがするとして、トランスミッションオイルが
漏れている事を告げる。しかも特殊な色である事を語る。

アルはモルグで遺体を調べる。
カジノで殺されたのは被害者・被疑者の一人はアダム・ブラウ
ニーであり青のシャツを着ていた人物だという。背中から近距離
で撃たれており、ホローポイント弾だという。45口径銃弾で
撃たれた事を聞くと警備員による発砲ではなく、仲間同士で撃った
事を知る。

キャサリンはコンビニの入り口の立て札はフェメットで指紋を
採取する。サラはレジから急いで金を取るのであればレジ台に
手を突いているだろう事を指摘。台からは靴跡が見つかる。
靴のサイズは5か6だと考えると未成年の可能性もアルと告げる。
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■タワークラブカジノが襲撃された件

担当したのはギルとニックとウォリック。
カジノの売上金を狙う強盗団が暴れた事件。
目撃証言によると、2人とか3人とか4人とみんな違う供述をして
いた。ギルはハーバード大の目撃証言についての例えを出して
いたのだけど、かなり的外れな例えだったような感じ。
大学の実験では目的意識が有っての集中力が指摘されていたのに
対して、今回の事件は偶発的に起きているので、目撃証言が
曖昧になるのも当然だし、当時の心理的状況はまるで違うわけ
だしね。
見た感じでは3人かなと思っていたけど、4人居た事が分かる。
全員女装をしていて、青、赤、黒が室内で暴れていた。
防犯カメラから、青と赤が二人でカートの警備員から金を奪う係
で黒がシャンデリアを打ち落としていた。
赤が背中から青を撃って2人で逃走。
遺体として現場に倒れていた青はアダム・ブラウニーだと判明。
黒は女装をした女であることもすぐに分かる。
現場の状況から犯人は45口径ホローポイント弾を使用し、警備員は
9mm弾を使用していた事が判明。

外に居た駐車係に男性から外に停まっていた不審車両の事を
聞かされ、フォード車とGM車のトランスミッションオイルが
現場から検出。調査したニックによると、それぞれ別の車に
オイルを入れてしまったのでセカンドギアとオイル漏れを起こした
原因となったという。おもらしフォード車を探せ!という辺り
は面白かった。その後この流れは77年製フォードのマーキュリー
クーガー車だと分かり乗り捨てられていた。トランクの中からタミ
ーの遺体が発見されたのはちょっと驚きだったけどね。

過去にも同様にラフリンのカジノが襲われていた事が判明し、
その時の事件から犯人を特定していく。
ラフリンでの事件に於いてはカメラ映像の分析をアーチーが
担当していた。アーチーの仕事ぶりにギルも驚いていた感じで、
この頃からだんだんとコンピュータ技術を駆使した事件という
ものが増えた感じだね。

そして4人目の犯人がいたことを特定していく。
改めてウォリックがタワークラブカジノの分析をしてある事に
気が付く。サラが映像を見ても気が付かなかったのを見て
「サラちゃんの為にもう一度」と語っていたところが笑えた。

事件としては使用された銃、そして犯人同士の殺人に於ける
因果関係(誰が誰を殺害し、誰がどの事件に関与しているのか)、
そして現場を結びつけるジャガイモなりシリカの粉が面白く
結びついて真相を暴いていく物語だった。


■田舎の町・カルネバリのコンビニ強盗

担当したのはサラとキャサリンだった。
途中から随分と遅れてデビッドがやってきた感じ。
地元の保安官のスペンサーにキャサリンたちは遅いと怒鳴られ、
キャサリンたちにデビッドがしかられていた。
キャサリンは随分遠い場所まで派遣されたとして、ものすごく
怒っていた。人口20人の街だとしていたけど、そんなところある
のだろうか?

ジャガイモがサイレンサー変わりに使用されていたことと、
数々の指紋からタワークラブカジノの流れに繋がっていくと
共に、過去に逃走を許したタミーが関係している事が判明する。
靴のサイズが5や6だということで、当初未成年による犯行だと
疑われたけど女性だったという感じ。

サラが蛍光パウダーを使って指紋採取。ピンク色とか色々と
色が有ったけど、やはりタワークラブカジノでも色を意識した
流れになっていたので、強調したのかな。
サラがキャサリンに対して鏡はあるか?と問う際に、キャサリンが
「オシャレしても無駄」とした際には、サラがキャサリンに
カチーンと来たみたいだったけど、「犯罪現場ではね」とフォロー
していた。

シャーロットというCSI捜査官が店の指紋を調べると、ドアに
かかっているボードの指紋が警察官のものであると判明。

タミーとダリンが一緒に逃走して強盗を起こしているという事で
まるで映画「俺たちに明日はない」のボニーとクライドだとキャサ
リンは語っていた。

・タミー役のBrigid Brannagh

Season 1, Episode 17で逃走した犯人。ただ彼女は子供の時に誘拐
されていた被害者でもある。人格破壊者だとキャサリンはみんなに
説明していた。


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