CSI: 科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン7)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi7/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi7episode.php


第21話 ゾンビボクサー
Ending Happy

脚本/Evan Dunsky
監督/Kenneth Fink
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ビンキーのシュガーケインランチと呼ばれる売春宿で元ボクサー
のロレンゾ・モラレス"通称:ハッピー"がプールの中で溺死して
見つかる。保安官のネッドに案内されるCSI職員達。
群衆に紛れてお爺さんのミルトンは、自分の妻が襲われたと訴
える。しかしネッドはミルトンの妻は10年前に死亡している事
を告げる。

ハッピーの遺体は首に銃創らしき跡。右目には打撲痕が有り、
プールの水は30度以上の温水でその中で浮かんで死んでいた。

グリッソムは経営者の夫"ビンキー"とドリスに話しを聞く。
昨日の昼間に食事を食べたときに逢ったのが最後との事。4年前
にはミドル級のチャンピオンだったが、それを機会に落ちぶれ
今ではパーティーに溺れていたという。ビンキーは再びチャン
ピオンになるために場所を提供していたとの事。

プールサイドを調べるサラとニックはタバコのフィルターに
ハッピーの物らしき血が付着していることを見つける。しかし
ここで殺害されたとは考えづらく余所で撃たれてここに運ばれ
たのでは無いかと推察する。取りあえず弾を探せと指示する。

一方売春婦"喜びの与い手"に話しを聞く。最初はハッピーの事
を良い人でキュートだとするが、ブラス警部は偽証は罪になる
事を告げると、途端に滅茶苦茶な男でクズだという。そこで
ドリスはハッピーに気があったという噂を聞く。

経営者は各部屋を盗聴している事実が発覚。売り上げをピンハネ
されない事、そして客から暴行を受けていないか調べるための
ものだという。ドリスによるとハッピーは友達も家族も居ない
ことで怯えていたとのこと。当日宿には25人の人物が居たにも
関わらず目撃者は皆無だった。

ハッピーが住んでいたトレーラーハウスを調べると睡眠薬、
抗うつ剤、そして高血圧の薬が有った。全てのラベルはスペイン
語で表記されている。床や家具から血痕が見つかり、犯行現場
だという事を臭わせる。

ロビンスはラボでハッピーの遺体を調べると外性器が通常の
三倍になっている事が分かり性感染症に掛かっている事が
分かる。頭蓋骨にヒビが入り、皮膚には文字の跡"IN CH"と
刻まれていた。売春婦達の部屋を調べていくと、娼婦の一人
ドリーマ・リトルの部屋から血痕の付いたバールが見つかる。
そこには"MADE IN CHINA"の文字が刻まれており、この刻印が
ハッピーの頭に圧された格好になったのだろうと推察される。
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シナリオはかなり遊び心に溢れている。

かなりコメディ色の強い話だった。
前話もそうだけど、終盤に来て随分遊び心に溢れる話が増えて
きた感じだ。これもミニチュア模型殺人事件の解決までの繋ぎ
の話として楽しませようとする制作者の表れか。

殴られても常に起きあがってくるボクサーの末路

なんど殺害されようとしても起きあがってくるという事で、
現役時代の彼のスタイルに起因する流れを汲んだ話だった。
最初はドリーマとコナーが蛇の毒を使って殺害を計画。
次にドリスとビンキーが甲殻類のアレルゲンで殺害を試みる。
更にコナーが弓矢を使って喉に打ち込み、ドリーマがバールで
殴ったとの事。しかしいずれも殺人の決定打にはならず、結果
的に壊れた椅子が彼をプールに突き落とした事でKOされた。
検察としては誰が犯人なのか、その判断に迷うものだ。

ミルトンお爺さん

単なるボケ老人かと思わせ実際には比較的重要な役割だった。

ホッジスの暗い過去

グレッグに対して娼婦とはどんなものなのかを語る。
18歳直前に売春婦を買いに行って掴まったらしい。

グリッソムは誠実な男?

今まで売春婦には行ったことがないという。
サラから聞かれてそう答える彼。
ただ普通の人はあんまりそういう所には行かないと思うのだが
アメリカならば売春が州によっては公認されているので、
多くの人が利用するのだろうか?

「プリズン・ブレイク」のアブルッチが・・・

シーズン最初の頃は最も存在感のあったアブルッチ役の
Peter Stormare。今回は売春宿の主人として登場。
ニックが売春婦の部屋を調べるときに、ニックの態度にむかつ
いた彼が"お前のかーちゃんデベソ"と告げるお茶目な役なのだが
原語ではなんといっているのだろうか?

ギル・グリッソム (ウィリアム・ピーターセン) CSIリーダー
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI (新主任
)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (ジョージャ・フォックス) CSI
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事
ウォリック・ブラウン (ゲイリー・ドゥーダン) CSI
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事

ジョージ・バビンキアン (Peter Stormare) "ビンキー"、売春宿
ネッド・バスティール (Kurt Fuller) 保安官
ロレンゾ・モラレス (Luis Antonio Ramos) "ハッピー"ボクサー
コナー・フォスター (Vince Vieluf) バーテン
ドリス・バビンキアン (Wendy Makkena) 妻
ドリーマ・リトル (Ashley Johnson) 犯人
エイミー (Marnette Patterson) ネットのお気に入りの売春婦
ミルトン (James Whitmore) お爺さん
ルル (Terry Tiandra Bookhart)
ティフ (Audrey Siegel)
--- (Jeanne Hanna) ミルトンの妻。写真のみ
ラティーナ・フッカー (Mirtha Michelle)
ターニャ (Amber Stevens)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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