CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン8) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi8/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi8episode.php

第16話 CSI：ハリウッド Two and a Half Deaths

脚本／Chuck Lorre、Lee Aronsohn
監督／Alec Smight
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コメディ女優のアナベルは、脚本家のスペンサー、エディ、
マーク、ドンたちに脚本の手直しを要求する。
相手役はメーガン。現場には恋人で名ばかりのプロデューサを
しているバド、そして付き人のようなナターシャも居た。
カメラテストが行われると、アナベルは相手役のメーガンが
自分よりも面白い台詞を発すると必ず脚本家に手直しさせる。
これは私の名前が付いたコメディドラマであり、自分のお陰で
人気が出たのだという。
我が儘放題の彼女は、深夜ホテルの一室で亡くなって発見される。

スペンサーによるとドアの鍵が開いていて不自然に思って中を
覗いたところ彼女が倒れていたという。現場を調べるとテーブル
の角に頭をぶつけた跡が発見される。
スペンサーは当日泥酔していたという。
遺体の硬直の具合から死亡推定時刻は深夜の24時だと判明。
遺体の口の中からは、ゴムのニワトリが発見される。

部屋には水、スパークリングウォーター、ジュースなどの飲み物
ばかり。話によるとアナベルはアルコール依存症ゆえに、仕事
中には酒を飲んではいけない事になっていたという。
クローゼットの中から、隠れ食いの跡が発見される。スペンサー
によると拒食症で食後に指を突っ込んで吐いていたという。
またクローゼットの中からボトルに入った尿が見つかる。

そんな中恋人のバドが部屋にやってくる。
アナベルとは二日前に結婚したというバド。彼はアイオワの
スーシティーのコメディクラブで拾った奴だという。彼女の
お陰で名ばかりのプロデューサに昇格していたとのこと。
話しを聞くとHの後には二人は別々に寝ていたという。
ブラスは、結婚後二日目に殺害されていることから、遺産目当て
の殺害ではないのか?と疑う。

ニックとアーチーはスチュワートをラボに連れていき、当日
彼女が泊まっていたホテルのエレベーターに設置されている
監視カメラの映像を見てもらい、知り合いが居ないかどうかを
調べて貰う。脚本家の出入りが多く、全てを把握は出来無かった。
カメラの映像からナターシャとアナベルがソックリだという
事に気がつく。話しを聞くとアナベルが付き人のナターシャに
整形させて自分と似させていたのだという。しかし真夜中に
彼女の部屋からクリーニングを持って行くのは変ではないか?
と疑う。ナターシャにも話しを聞くと、眠っている間にガーメ
ントバックを取りに行っただけであり、寝ているときには一切
話しかけないこと、寝ていないときでも彼女が話しかけるまでは
話をしてはいけない取り決めになっている事を知る。
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★別のドラマとのクロスオーバー

実は今回のエピソード、ドラマ「チャーリー・シーンのハーパ
ー★ボーイズ」というものとクロスオーバーしたシナリオらし
い。6話では「FBI失踪者を追え」とクロスオーバーしたばかり
だったから、シーズン8って全体的にCSIとして異色の作品が
多いね。

★エディ役のJ.D.Walsh

映画好きならば、J.T.Walshと間違えてしまいそうな名前だよね。
J.T.Walshは1998年2月27日に心臓発作で亡くなられてしまった
けど、J.Dの方は、上述したチャーリーシーンのドラマ
Two and a Half Menにも登場している様だ。

★容疑者はスタッフ全員!?

それだけアナベルはスタッフたちとの関係は上手く築けていな
かったという証拠かも。特に脚本家は彼の我が儘に手を焼いて
いる始末。共演者も例外ではなく、恋人さえも命を狙う。

★二段オチの事件

かつてこのドラマにアナベルと共に出演したことのあるリチャ
ードが再度チャンスを貰おうとして、脚本家に紛れて彼女に
説得しに行ったところ、彼女から股間に触れられた事で驚いて
突き飛ばしてしまい、頭をテーブルの角にぶつけて亡くして
しまったというシナリオだった。

しかしロビンスが検死の結果、抗凝血薬が注入されていたで
あろう事実を見つけていく。

★抗凝血液薬・ヘマディンが検出される

ポイントは、アナベルがマウスウォッシュの中身がウォッカだ
と知っていた人物。そしてヘマディンが入手できる人物。
そしてフェラーリの車のエンジン制御装置のチップを改造出来る
人物。
車の件でちょっとドラマが複雑なものになってしまったが、
全ての証拠はメーガンが犯人だと示唆するものだった。
しかし直接的に殺害に結びつく証拠が無く、結局取り逃がす事
になる。

★ドラマはコメディ色溢れている

ギルが検死室で、コケッコーと言わせたところが笑える。
ゴムのニワトリが口の中から出てきたことで、とんだ捕り物、
インチキンな証拠だとデビッドも飛ばしていたな。

一番笑えたのは、口の中からニワトリが出てきたときに、
ちゃっかり写真を取るスペンサー。
脚本家たちの毒づき具合が笑えるモノで、ボクが殺したことに
出来無いかなと、アナベルの死をブラックとして昇華させよう
とする所がありありと出ていたよね。

★生理用品に戸惑うホッジス

子宮を全摘出しているアナベルが何故か生理用品を手にして
いるという不思議。
そんな不思議に挑むホッジス。そしてそれをからかうウェンディ。
最近この二人の漫才コンビが絡むシーンが多いな。
流石にアプリケーターがどうのとか男性に言われても分からない
話だったよね。



ギル・グリッソム (ウィリアム・ピーターセン) CSIリーダー
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI (新主任)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (ジョージャ･フォックス) CSI
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事
ウォリック・ブラウン (ゲイリー・ドゥーダン) CSI
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事

アナベル・ファント (Katey Sagal) 我が儘女優。
ナターシャ・スティール (Katey Sagal) 二役。アシスタント
メーガン・カポウスキ (Rachael Harris) 女優
バド・パーカー (Diedrich Bader) アナベルの夫
スペンサー・フレイバーグ (Stephen Tobolowsky) 脚本家
キャロライナ・フローレス (Constance Marie) 刑事
スチュワート・ライテル (Benjamin King) スタッフ
マーク (Tom McGowan) 脚本家
エディ (J.D. Walsh) 脚本家
ドン (Kevin Sussman) 脚本家
リチャード・ラングフォード (Brian Letscher) 俳優、大道芸
--- (Lisa Coggan) AD
デイナ・デボン (Dayna Devon) キャスター

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)