CSI: 科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン8)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi8/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi8episode.php


第17話 さらば友よ Part1 For Gedda

脚本/Dustin Abraham、Kenneth Fink
監督/Kenneth Fink
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高校のフットボールコーチの葬式が行われる。
指導を受けた高校生や関係者が見守る中、ゴスペルの歌と同時
に棺が運ばれてくる。しかし予想以上に重く、運ぶ途中で棺の
底が割れて中から遺体が飛び出してしまう。ベル氏の遺体だけ
でなく別の遺体も出てきたのである。

すぐにCSIが鑑識に入る。
遺体は死後24時間以上経過、外傷はない。エイカーズ刑事による
とベル婦人は二体目の遺体は誰だか分からないとの事。
葬儀屋に事情を聞くブラス警部だが、葬儀屋は一切口を割ろうと
しない。
グレッグはキャサリンに対して、かつてジョー・ボナートという
マフィアが同様の手を使って遺体を処理した話をする。グレッグ
の書いたマフィア研究の本が完成したとして、近く出版社に出向
く予定だという。

ウォリックはニックの元に行くと、今まで借りていた金を返す。
二体目の遺体が窒息死を示す点状出血の跡が見られるとの見解
が出ると、ウォリックは遺体の主が私立探偵のレニー・ハーパー
だと分かる。それはウォリックがルウ・ゲッタの事を探らせて
いた探偵だった。
マッキーンは20数年前にレニーと一緒にパトロールをしていた
仲だという。色々と告訴される事もあったが、時代を考えると
仕方が無く、レニー自身はでっち上げだと語っていたという。

レニーの事務所を調べるグリッソムとニック。
部屋のゴミ箱の一箇所ビニールが無く、恐らく容疑者が持ち去
ったのだろうとのこと。車のキーが見つかり車を調べてみると
洗車してまだマットが濡れている事が分かる。犯人は恐らく
被害者の車で遺体を運んだのだろうとの事だった。

ウォリックに何者かから電話が鳴る。電話の相手に激怒している
のをホッジスが聞いてしまう。
アーチーは、レニーの事務所から押収したPCとシュレッダーを
調べると、複数のEメールアカウントが存在することが分かり、
その一つに録音ファイルが残されている事が分かる。再生して
見ると、ウォリックが私立探偵にゲッタの事を調べさせている
事が分かる。

そんな中、ウォリックはギルの元に電話する。
彼はピガールに来ているが、自分が何をしたのか分からないと
いう。すぐにラスベガス警察のプリチャードが銃声を聞いたと
いう報を受けてウォリックを検挙する。
なんとピガールではゲッタが手錠をはめられた状態で、銃殺
されていたのである。しかも手錠と銃はウォリックの物。そして
被害者の血しぶきがウォリックの服や体に点状に付着していた
のである。ウォリックは連行されることになる。
後からやってきたキャサリンたちは、連行されるウォリックを
見て何があったのかと放心状態。

内務調査のエクリーはウォリックの体から発射残渣を調べる。

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嫌な雰囲気が漂う最終話

ウォリックがニックに借りていた金を返すという時点で、何らか
のフラッグが立つ話だと思ったけどね。タイトルからして不気味
過ぎる。もう少しなんとかならなかったのか!!

ウォリックの最後

一度は助かったと思えば、次の瞬間にやられるというのはあり
がちなパターン。しかしそれにしては辛い最後だったな。
ウォリックのシーズン8というと、離婚で元妻とのいざこざで
睡眠薬が欠かせない役だったので、危なっかしい役どころでは
有ったんだけどね。

裏の事情を語れば、ウォリック役のゲイリー・ドゥーダンは
実生活に於いて、車内で麻薬が発見されて、逮捕されたのが
きっかけで契約を更新しなかったっぽいね。

サラに続きウォリックまでもが居なくなった。

事件解決のポイントはクロロフォルム

クロロフォルムって事件によく使われる薬品だよな。
7時間から10時間体内に潜伏する間に血液からは痕跡が無くなって
しまうけれど、ウォリックからは陰性だったにも関わらず、
ゲッタとレニーからは検出されたとな。

黒幕たち

マフィアと精通していたのは、真っ先に現場に到着した
プリチャードとマッキーンだった。

マッキーンが初めて登場したのが、
s5 #24 "CSI“12時間”の死闘 [前編] "

その後、
s6 #6 "神の子"
s6 #7 "銃弾のカオス・前編"
s6 #8 "銃弾のカオス・後編"
s6 #13 "ラストショー"
s6 #21 "悪魔のブライズメイド"
s6 #24 "サヨナラはまだ…"
s7 #13 ""
s7 #19 "リムジンの惨劇"
s8 #9 "アル・カポネの椅子"

そして、今回とs9の1話で登場する。

ウォリックの過去の傷

かつてウォリックが無謀なことをしたせいで、新人の刑事・
ホリー・グリップスが亡くなったという。
記念すべきシーズン1の1話と2話、Chandra Westが演じた金髪の
女性ホリーが亡くなった時のエピソードらしい。

グレッグはマフィアオタク

キャサリンも感心するほどのマフィア通。
今度本が出版されると言うことで、このネタを拾っていくエピ
ソードは今後出るのかな。


ギル・グリッソム (ウィリアム・ピーターセン) CSIリーダー
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI (新主任)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (ジョージャ・フォックス) CSI
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事
ウォリック・ブラウン (ゲイリー・ドゥーダン) CSI
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell)
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)

ジェフリー・マッキーン (Conor O'Farrell) 副捜査官
ワーゲンバッハ (Jay Karnes) 警察官
ルウ・ゲッタ (John Capodice) マフィア
ダニエル・プリチャード (David Gianopoulos)
キャロライナ・ベル (Donzaleigh Abernathy) 冒頭で夫の葬式
ステファニー (Deborah Ann Woll) ウェイトレス
レニー・ハーパー (Randy Mulkey) 私立探偵
カーウィンクル・ロード (Lee Weaver)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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