CSI: 科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
(シーズン9)

http://www.tv-tokyo.co.jp/csi9/
http://www.watch-csi.jp/csi/csi9episode.php





第1話 さらば友よ Part2 For Warrick

脚本/Carol Mendelsohn
監督/Richard J. Lewis
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警察内部の不正の証拠を掴んで追いかけていたウォリック。
刑事のダニエル・プリチャードは不正をウォリックに着せて、
一度はウォリックは解雇されそうになるも、容疑を晴らして
独自に事件を追跡。そして黒幕のマフィア・ゲッタ以外にも
一連の不正に関与している人物が居る事が判明する。
それは副保安官のマッキーンだった。
深夜停車している車にいたウォリックの事をマッキーンは
無情にも発砲し、マッキーンは容疑者が警察に発砲したとして
警察署に連絡する。
無線の連絡を聞いてギルは、自分が一番現場に近くに居ると
分かりすぐに現場に行くと、車の中で血まみれになっている
ウォリックの姿を目撃する。車の中から引きずり出して応急手当
をしようとするも、最後はギルの手の中でウォリックは息絶えて
しまう。

マッキーンは自分が目撃した情報をジム・ブラス警部に知らせる。
逃走したのは
180cmの白人で、黒っぽい4ドアの車に乗っていた
こと。ナンバーはあまり見えなかったがGRVだったという。
それを聞いたブラスは、車種はクライスラー300か?とし、それ
はプリチャードの車両だという。

通報を聞いて駆けつけてきたCSI職員たち。
事件が起きたのは深夜4時過ぎだったが、気がつくと辺りは明るく
なっていた。しかし誰もがウォリックを失ったことで、CSI職員
は動くことが出来なかった。ようやく捜査班のエクリーがやって
くると、ギルに対して誰がこの事件を担当するのか尋ねると、
ギルは自分たちに担当させて欲しいと告げ、必ず犯人を挙げる
と誓う。

ウォリックの検死解剖。
モルグに運ばれるもロビンスは自分が担当できず、早番の職員
に任せる。グレッグも空港にいたがすぐに報道を聞いて戻って
くる。
ラボの中でもウォリックの死によって暗い雰囲気が漂っていた。

ギルは自分が着ていた服を証拠品としてホッジスに手渡す。

発砲現場では銃弾と薬莢が発見され、
25のオートマチックが
殺害に使用されていた事
が分かる。そして銃自身も車の中に
置かれていた。マフィアによる犯行を思わせ、ゲッタに仕込ま
れたプリチャードの仕業なのかと思わせる。
しかしニックとキャサリンは現場を見て異変に気がつく。
ウォリックの車の窓が開いていたが、何故運転席側ではなく
助手席側が開いていたのか

警察署ではブラスが指揮を執り、総出の最優先事項として
ウォリック殺しの容疑者プリチャードの身柄を確保するよう
命令する。

落ち込んでいるギルの元に元恋人のサラがやってくる。
CSIを辞めた彼女だったが、知らせを聞いて飛行機で飛んできた
のである。ギルはウォリックが亡くなった時の事をサラに語ると
ウォリックがもっとも信頼していたギルの手の中で死ねたのが
唯一の救いだと慰める。サラは葬儀の件を手伝う事を告げると
ウォリックは幼いときに両親を失い、祖父母は
バプテスト教会
の墓地で眠っている事を語る。

キャサリンはラボで酸腐食試薬で銃を検査する。
ニックはウォリックの車をラボで調べる。
開けていた窓から拳の跡が見つかる。恐らく犯人のものだと
推察される。

グレッグとサラはウォリックの部屋を調べると、部屋から親子
鑑定の検査表と親権の認知を求める証書が見つかる。
弁護士からの手紙と認知に辺り精神鑑定の際のDVDが添付され
ていた。

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ウォリックは警察内部の不正の証拠を掴んで調べていたが、
その動きに気がついた共犯者のマッキーンによって殺害される。
マッキーンは全ての容疑をプリチャードに着せようとするが、
捜査していくウチに、現場の状況からマッキーンの目撃証言に
嘘がある事が分かり、全ての容疑をプリチャードに着せようと
している事が判明していく。

ここの所、テレ東のCSI枠もニューヨークとマイアミが続いて
放送されていたので、ベガス編である科学捜査班が放送される
のも久しぶりという感じがする。しかもシーズン8の最後は
ウォリックが殺害された状態だったので、その続きが実に
気になる状況のまま一年以上待たされた感じ。
シーズン8では模型殺人編だったけど、シーズン9ではギルが
降板するという報道を耳にしているので、ちょっぴり寂しい
けど、彼が降板するまでのベガス編と新しい形で始まるベガス編
を楽しみにしていよう。

さてドラマではウォリック殺害したマッキーンを容疑者とする
には多少時間がかかる作業になるのかなと思ったけど、意外
と上手い段取りで第一発見者=第一容疑者に結びつけた感じだ
った。

久しぶりの科学捜査班なので、ラボ職員の面々がとても懐かしく
感じられた。
マンディは相変わらずメガネ姿だったし、アーチーもチョイ
役だけど、アジア系としてラボの中でも一、二を争うほどに
美形の男。エクリーは相変わらず迫力のある顔をしていたし、
何と言ってもサラが久しぶりにラボに顔を見せる。
普段のニックはキャラ的にちょっとおとぼけ系が入り始めていた
感じだったけど、今回は怒りを振るわせる役割だったし、
キャサリンは個人的に時々マイアミのカリーとキャラクターが
シンクロしてしまって混乱する事が有るのだけど、ギルのパー
トナーとして心強いところがあった。

証拠があまりに上手くプリチャードを指している時点で、
如何にも罪を着せられた感じがする。
キャサリンがマンディを押しのけて指紋を調べていたけど、
あの流れは必要が有ったのか?という扱い。マンディがマッキー
ンの指紋とは一致しないと語ったときには、彼女も不正に荷担
しているのかと一瞬思ったけど、流石に違ったようだ。

携帯電話の電波を頼りに上手くマッキーンとプリチャードの
居場所を掴んでいく。メキシコに逃げたとしても、マッキーンが
逃がした事が発覚するだろうし、意味のある行動なのかという
感じもしたけど、今回は副保安官の不正という事も有り、
裁判所でもかなり慎重さを求められるものが有った感じだね。

ギル・グリッソム (ウィリアム・ピーターセン) CSIリーダー
キャサリン・ウィロウズ (マージ・ヘルゲンバーガー) CSI (新主任)
ニック・ストークス (ジョージ・イーズ) CSI
サラ・サイドル (ジョージャ・フォックス) CSI
ジム・ブラス (ポール・ギルフォイル) 刑事、警部
ウォリック・ブラウン (ゲイリー・ドゥーダン) CSI
アル・ロビンス (ロバード・デヴィッド・ホール) CSI検死官
グレッグ・サンダース (エリック・スマンダ) CSI研究員
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
コンラッド・エクリー (Marc Vann) CSI上司
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
ソフィア・カーティス (Louise Lombard) CSIから刑事へ
ウェンディ・シムズ (Liz Vassey) CSI (DNAラボ)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) ラボ
ヴァルタン (Alex Carter) 刑事
ジョー・メトカルフ (Joseph Patrick Kelly) 刑事
ボビー・ドーソン (Gerald McCullouch) CSI、銃弾検査
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) CSI
ミッチェル (Larry Mitchell) 刑事
サム・ベガ (Geoffrey Rivas) 刑事
エイカー (Larry Sullivan) 刑事
デブリン (DeLon Howell) 刑事
アーチー・ジョンソン (Archie Kao) CSI (PC分析など)
マンディ・ウェブスター (Sheeri Rappaport) CSI、指紋

ジェフリー・マッキーン (Conor O'Farrell) 副保安官
ルウ・ゲッタ (John Capodice) マフィア
ダニエル・プリチャード (David Gianopoulos) 汚職警官

ティナ・ブリュースター (Meta Golding)
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner)
--- (Thom Gossom Jr.) Minister
--- (Robert Esser) 警察官
--- (Johnny Cley Rivers) 警察官
--- (Monty Jordan) 刑事
フォード (Yoni Tabac) 刑事

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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