CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi9/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi9episode.php

第4話 死神 Let It Bleed

脚本／Corinne Marrinan
監督／Brad Tanenbaum
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ラスベガスではハロウィンを一週間後に控えて、町中ではゾンビ
の格好をしたり、仮装する人物が多かった。そんな中、ニック
とライリーは巡回していると、突然酒屋に強盗が入ったとの通報
を受ける。警察官の制服を着ているとするが、なんと偶然にも
ニックらが近くに居る酒場が襲われ、それを見ていた二人は
犯人を追跡する。アパートに追い込むも、犯人は銃を所持して
ニックに向かって発砲する。ライリーに応援を要請するよう
指示して、自分は容疑者を追い詰める。
部屋の一室に追い詰めた格好だったが、犯人は窓ガラスを割って
部屋から飛び降りる。下にはゴミ回収ボックスが有り、その中
に落ちた格好だった。犯人は即死、しかしなんとゴミの回収ボ
ックスには若い女性の遺体も転がっていた。
真っ先に駆けつけたギルは、割れたガラスはやはり縁起が悪い
ものだとチクリ。ゴミの容器はガラス用品店のもので、店の閉店
は5時だという。女性の遺体はまだ死んだばかりである事が分か
る。
女性の体の太ももに魚を象ったタトゥーが有り、それがクラブ
の入出に使用されるテンポラリーインクで書かれたスタンプだ
と判明する。

キャサリンとライリーは、そのタトゥーを使用しているダーク
ウォーターバーを調べに行く。するとキャサリンの娘・17歳の
リンゼイが偽名のIDカードを使ってクラブで踊っている姿を見て
愕然とする。夕べ貴方と同じ年頃の子がこのクラブが殺害された
事を告げる。

ライリーによると被害者はVIPであり、入り口でもらうリスト
バンドが無い事から裏口から入れてもらったのだろうという。
オーナーであるクレイグ・ヘスの元に行き被害者の写真を
見せるが見覚えはないという。

強盗の件で調べるが、銃は登録されていないものだった。
制服の徽章を見る限りではリノ市警の制服だという。ブラス
警部によるとこれは本物であり、貸衣装ではないという。しかし
何故制服を着つつ、犯人はエナメルの靴を履いていたのか。

グレッグは店の防犯カメラの映像を調べる。
すると確かに女性が入場した痕跡がないことから裏口から入った
であろう事が分かる。しかし追い出される際の映像は映っていた。
ヘスと言い争いをしている姿が有ったが、彼が何か一言を話し
した途端に彼女は冷静になった事が分かる。これは殺される
4時間前の映像であり、それまでに一体何が起きたのか。

遺体を解剖・検視すると、殆ど皮膚の表皮に刺さるガラスには
生活反応が示されなかった。腕に注射痕が有り、鼻腔からは
何らかの白い粉が検出される。また皮膚にはじんましんが出て
おり、薬物によるヒスタミン反応かも知れないと口にする。

そんな中、女性の遺体が国土安全保障省のデータベースから
身元が判明する。被害者はアンジェラ・マリー・カルロス(19歳)。
ソルトレイクの大学に学生ビザで通っていた。元々はコロンビア
のカリ出身だという。父親が最重要指名手配犯で麻薬王の
ファン・ラモン・カルロスである事を知り、FBI、CIA、DEA共に
追跡中だという。ヘンダーソンにファン・ラモンの妹・エメリ
ーナが暮らしているという。

エメリーナに話を聞きに行くと、娘のアンジェラは二ヶ月前
ユタの大学に居たときに有ったのが最後だという。パーティー
好きだったので、ラスベガスに出てきたのだろうとのこと。
彼女には唯一親友のシルビーが居たという。このことが兄に
知られたら私は許されないとおびえる。

一方制服を盗まれたのは、ブレイディというリノ市警の警官
で裁判の証言をするためにラスベガスに来たという。観光して
いたときに女性と良い関係になり、彼女が制服を着て酒をこぼ
したのでクリーニングに出していたが、そこから盗まれていた
事を知る。
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ハロウィンで世間が陽気に浮かれている中で、事件が発生する。
強盗以外にも、若い女性の遺体が発見され、身元を調べると
なんと麻薬王であるファン・ラモンの娘である事が分かる。
一体何故亡くなったのか。

ファン・ラモンは恐ろしい人物だね。
まさか自分の妹まで殺害するとは思わなかった。
事件関係者を皆殺しにしてしまう辺り、ラスベガスに於ける
マフィアの存在が未だに勢力を振るっていることが描かれて
いるし、逆にそれを知るものにとっては、かかわりたくはないと
思っている人物も多そうだ。
殺されたアンジェラと親友の関係にあったシルビーなど、
ハメは外しているけど、殺される程のことではないような感じ
もするし、まさにとばっちりを受けた感じで何とも切ない。
このドラマの教訓として、マフィアの関係者とはかかわるな
という事だろうか。

一つ目の事件は、強盗事件。
警察官の制服にエナメルの靴ということで、不自然な格好を
していた彼。
なんとバチュラパーティーをしている際に、アルティメット
ファイターのバリーが店で暴れた事に対する保釈金を稼ぐ
為に強盗を犯していたことを知る。バリーの婚約者キャンディ
は許してくれるだろうかとしていたけど、大事な友人を失い
それどころの騒ぎではないよな。

一方娘・アンジェラの件。
ソルトレイクのハロウィンは退屈だからという理由でラスベガス
まで来てしまった彼女。彼女を知っている者ならば麻薬王の
娘という事で近づかないだろうけど、かかわった人物は今回
全て皆殺しにされてしまった。

また今回捜査の過程でキャサリンの娘・リンゼイの姿が有った。
リンゼイ演じるKay Panabakerは、キャサリンに似て美人さん。
初めて出演したのはシーズン6の最終話「サヨナラはまだ…」だ
ったけど、今のキャサリンは必要以上に心配する姿が有るとは
いえ、確かに親ならばクラブに偽造IDで踊る娘を心配しないわ
けがないよな。

ギルの様子が相変わらずおかしい。
睡眠不足による集中力が切れているのだろうか。
ホッジスがギルを励まそうとしてアレック・ナイトの講演に
誘う辺りが、良い感じに写る。しかしそれでも簡単には癒せそ
うも無い傷だものね。

そういえばウェンディを久しぶりに見た。
今回は血液の汚染の件でロビンスと話し合う姿。
キース・リチャードの都市伝説にちなんで、血液交換で麻薬中毒
を治療しようとしていたようだ。そんな馬鹿なことあり得る分けない
のにね。フジテレビのドラマ「家族のうた」の早川正義もやたらと
キース・リチャードの台詞を引用する人物だよな。