CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi9/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi9episode.php

第13話 さわやかな凶器 Deep Fried and Minty Fresh

脚本／Bradley Thompson、David Weddle
監督／Richard J. Lewis
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トロピカーナ通り沿いに有るレストラン"チェージーズチキン"
に閉店した後、店員のエリザベスは後始末のため、レジの金を
集め、店内を掃除する。それと時を同じくして覆面をした複数
の人物が"チェージーズチキン"に来ると、この店のシンボルで
も有るニワトリのオブジェを外して盗もうとしていた。しかし
オブジェは倒れてしまい、店のガラスを突き破ってしまう。

翌日店内で男性が死亡して発見される。
被害者はソルトレイク出身の地域マネージャーをしているボブ・
グラハム。パトロール警官が早朝巡回中に割れたガラス窓を見
て不審に感じ店内を見回ったときに遺体を発見したという。
店員の一人に話を聞くと、閉店は午後23時。夜間の責任者は
キーウィー・ロングだという。

被害者が亡くなっていたのは厨房で、フライヤーの油が床に
散乱。何者かが用具倉庫に寝泊まりしていたであろう形跡が
発見される。レジは空になっていたが、ライリーによると、
強盗の被害を防ぐために金庫に入れて、わざと空のレジスター
を開けておく場合があるのだという。また現場には警告板が
落ちていて、被害者をそれで殴った痕が見つかる。
ラングストンは床に引きずった跡があるのを発見。外に向かっ
て引きずられている事から二人目の被害者なのか?と疑う。
しかし滴下血痕を見る限りでは、血痕は室内へ移動していたで
あろう事を示唆しており、違和感を覚える。

外のゴミ箱を調べると、ミスターフーのマンダリンキッチンと
書かれたゴミ箱が置かれていた。
また駐車場には車のタイヤのスリップ痕と共に、ポールに車を
ぶつけたであろう擦り傷が発見される。そしてその車のミラー
が現場に落ちていた事から慌てて現場から逃げ出したのであろう
事が推察される。

夜間の責任者・キーウィーに話を聞くと、夕べ自分は店を休んだ
のだという。ボブが変わりに夜間を担当していたとのこと。
エリザベスが閉店まで居たはずだが、彼女に電話しても留守電
で捕まらないという。
店の帳簿を調べると、売上金は623ドルなりに、金庫には423ドル
しか無かったのを分かる。しかし被害者のポケットには20ドル
が入っていた。キーウィーによると金庫の鍵を知っているのは
自分とボブだけだという。
店内の監視カメラについて尋ねると、防犯のテープは本社に
しかないという。テーブルを知られると、抜き去られていた事
からカメラは当てにならない事が分かるる

一方バルタン刑事とキャサリンは別件で、タッカー家で起きた
死亡事件について調べる。
妻のメリンダがベッドで手錠をハメられて死亡しており、夫の
スコットは酩酊状態で発見される。抵当権実行意志通知が
届いていたことからねこの邸宅が他人の手に渡ろうとしていた
程に金に困っていたであろう事が分かる。しかし夫婦共に
不動産業をしており、スコットは邸宅を購入する顧客に対して
銀行ローンをする仲介手続きの仕事をしていた事が分かる。
メリンダの遺体を調べるデビットは、死後硬直が始まっている
ことから、死亡推定時刻は3時間から5時間前だという。争った
後に夫が手錠を掛けたのか?

アルはボブの遺体を検視する。
すると円形の外傷が有るという。高速で衝撃を受けたのだとし、
頭を打ち脊髄を分断させたのだろうという。

駐車場に落ちていたサイドミラーの指紋から容疑者はボブを
過去に暴行した前歴のあるマックスだと判明する。
学生寮にいるマックスの元に行くと、暴行事件に関しては相手
の方が損傷を与えてきたのだと犯行を否定。確かに店には行った
が昨日はボブと鉢合わせしていないという。彼はグッズコレクタ
ーで、この店のチキンの像を盗もうとしていただけだと判明する。
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早朝に二人の被害者が発見される。
いずれも他殺かに思えた事件だったが、捜査していく内に
捜査線上に上がる容疑者は次々と容疑からは外れていく。


■レストランの店内で起きた事件

結果的にボブというマネージャーが悪徳だったという所なのだ
ろうか。まぁ勝手に侵入して寝泊まりしていたホームレスの男性
に同情する余地は無いけれど、不法入国していたエリザベスに
もの凄いセクハラをしていた事実が発覚。それを止めようとした
ホームレスの男性を殺害し、自分はその時の現場の油に全て
後頭部を強打して死亡した様子。

ゲイリーは熱湯油に突っ込んだ辺り、かなり不気味だけど、
この経営者ならば、事件が発覚しなければ翌日はこの油を使って
客に料理を出していたんだろうな。

■店内に居たであろう三人の容疑者

一人はセクハラをされていた女性・エリザベス。
セクハラに反撃して殺害したのかに思われたけど、指紋が警告板
から見つかった物のそれが致命傷ではなかった事が判明。
ただしブラス警部も言っていたけど、不法滞在故にこのまま
アメリカに居られるのかどうか・・・

一人はホームレスの男性。
ただホームレスの男性は、殺したのではなく逆にボブによって
殺されていただけ。

一人は学生・マックス。
駐車場に落ちていたミラー痕だけで殺人の犯人にさせられたら
たまらないものがあるけど、単に収拾マニアだった。
大学生のノリって感じの物が如何にも出ていたな。
ただマックスは親が金持ちなのか、親に払ってもらうみたいな
甘ったれたことを言っていた。

■ベッドで縛られて殺害された女性

塩酸ジフェンヒドラミンなどと難しい名前が飛び出していた
けど、フッ素入りの歯磨き粉をさしていたもの。
死因はなんとそのフッ素入りの歯磨き粉を口に入れた事で亡
くなったのだという。50kgの被害者に必要な致死量は170gとの
こと。
更にワインの中に抗ヒスタミン酸が検出され、眠気を誘い、
そして嘔吐を防ぐ為に飲まされたのではないか?とするが、
結果的に自殺していた事が判明。
相当借金があり、金の切れ目が縁の切れ目になってしまった夫婦。
胃潰瘍の跡が有ったとの事から、相当生活上ストレスを感じて
いたんだろうね。
しかし夫も何度も過去に殺され掛けたと言っている事から、
よく別居もせずに暮らしていたなという感じがする。