CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi9/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi9episode.php

第17話 コード4 No Way Out

脚本／Alec Smight
監督／Fulvia Charles-Lindsay
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CSIのラボ職員たちは銃を使ったシミュレーション訓練に参加。
グレッグが銃を持った容疑者に捕まり、それをライリーと協調
して助けようとするが、ライリーの銃弾は当たらず、キャサリン
が試験官の肩口にヒットさせて、合格点を得る。
ライリーは銃弾を当てられなかったのはグレッグの行動がドン
くさいせいだと避難する。
ラングストンは、どうしても警察で言われる様々なコードに
関してはなかなか覚えられなかった。ゴード4は応援不要を意味
すること。コード482はランチに行くことを意味していると
笑って語る。

そんな中、グリーン・ヴァレーのエルム通りで複数のコード419
が警察に届いているという。
現場に着くと辺りは騒然と鳴っていた。
目撃者に話を聞くと、レジー・ハッチャー家に3、4人の男達が
乱入して襲いかかっていたという。家主のプリシラは病院に
運ばれ、息子のレジーは侵入者と喧嘩になっていたという。
退役軍人で自警団の団長をしているビル・フレンチは銃撃戦の
末亡くなっていた。また7歳の少年ジェイソン・モーリーも
流れ弾に当たって死亡していた。

レジーと共に甥のフランキーも襲われ現場からは居なくなって
いた。窓ガラスを割って争っていた跡がある。

ブラス警部によると午後23時に911の通報があったとし、銃撃戦
が起きたとのこと。犯人の車はSUVだがそれ以上は詳細は分かって
いなかった。
気になるのは犯人は車をハッチャー家の前に駐めたのではなく
数ブロック離れた場所に駐めていたこと。現場からは38口径の
銃と9mm弾が見つかっており、近年ギャング団によく使われる
銃だという。現場には明らかに被害者以外の血痕が流れていた。

ブライアンは亡くなった息子・ジェイソンの遺体引き渡しを
頑なに拒む。それを見たグレッグはデビッドに変わって説得する。
もう子供は天国に行き誰にも止められないこと。しかし遺体を
渡してくれれば犯人を捕まえることが出来ると。

現場を調べていると容疑者が急いで逃げた際に車を停車している
車に車体をぶつけていった事が分かる。その車に飛び乗り、犯人
も一人銃弾を受けている人物が居るハズだという。

プリシラ家を調べる。
レジーは高校生総代で秀才だった。現在は西ラスベガス大に
通う学生だった。しかしレジーの家は、この近くの数ブロック
先にあることが分かる。祖母から受け継いだ家に住んでいた
という彼。プリシラ家のテレビには容疑者の手の跡がクッキリ
と残っていた。

そんな中、ブラス警備の元に銃弾を浴びた患者が病院に運ばれた
との通報がある。容疑者の一人だろうとして急いで病院に駆け
つけるが、フランクス医師からは死亡した事を聞かされる。
9mm弾が体内から検出されたこと。そして彼が使用していた銃を
所持していた。被害者の体内にはスネークバックと呼ばれる
ギャング団のタトゥーが刻まれており、指紋を検証すると被害者
はマーカス・ガーフィールドだと判明する。スネークバックの
収入源は主にドラッグだが、銃撃戦のあった辺りは彼らのシマ
では無いハズ。

一方ホッジスは学会の為にデンバーに行ったアーチーの変わりに
防犯カメラのVTRを検証する。使い方を把握していないホッジス
にキャサリンは合いの手を入れる。写った車からナンバーが
特定され、車の所有者はマーカスの物だと分かるが、既に彼は
亡くなっていた事を示唆していた。別人が運転している事は
明らかだった。
ライリーによると現場では27発の銃弾が発見され、相当激しい
銃撃戦が起きていたことが判明るハイキャパシティの銃が
使われたのだろうとキャサリン。しかし不思議なことにハッチ
ャー家では一切薬莢が発見されていない事が気になる。

そんな中ブラスかせ電話が鳴り、地下駐車場で放置されている
自動車から異臭がするという報告が入る。車の所有者はアーロン
スイーツと呼ばれるスネークバッグの一員だった。
トランクを開けると中からギャング団の一人が発見。その遺体
はレジーやフランキーではなくスイーツの物だと分かる。
一昨日からここに停まっていた事を見ると、スイーツは今回の
襲撃事件には加わっていないのだろうと告げる。
スイーツの遺体は22口径の弾が使われていた。しかし今回の
襲撃事件では22口径の弾は見つかっていなかった。
そんな中、テレビに付着していた指紋はロバート・ダンウッド
こと、リトルボビーと呼ばれるギャング団の構成員だと判明する。

銃弾から調べると、マーカスを売ったのは自警団のビルで、
マーカスの弾はジェイソンに当たっていた事が判明する。
しかし依然として22口径の弾は見つかっていなかった。
レジーとスイーツにはどんな関係が有ったのか。通話記録を
調べると、襲撃のある4日前からレジーの自宅に何度もスイーツ
から電話がある事が判明する。
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■現場での実践テスト

CSIの役割が刑事ブラスなどと被る一面が多い。
やはり真っ先に現場に乗り込み証拠を押さえなければならない
ので仕方がないことなのだろうか?
ラボの職員だけでなく、最前線の捜査を扱うような便利部署
ということになるのか。

冒頭の実践テストは、完全にフラッグ化しており、この練習が
今回の現実の場面で利用される事は明らかだった。

■秀才の大学生、14歳の少年の重犯罪

今回はどちらもアメリカの犯罪と社会の問題点を露呈したもの
だったのか。少年が重犯罪を犯すこと。また金のためにクスリ
を売る秀才の大学生。銃を持つと心が大きくなり、自分が強く
なったのではないかと勘違いしてしまうけれど、14歳の少年
らしく、いざというときには精神的に不安定になる姿が有った。

■被害者は子供、自警団、そしてギャング団

ギャング団の死はある意味では自業自得だけど、子供の死と
自警団の男の死に関しては、周りの人たちもフォローして
挙げて欲しい所だね。
特に子供が無くしたモーリー家は、昨年妻も亡くして、立ち直り
掛けていたところに子供まで失ってしまった。遺族への対応は
素人なグレッグだけど、上手いこと説明していたのでは無かろ
うか。

■グレッグとライリー

冒頭では言い争う姿が有ったけど、現場では目配せして良い感じ
の連携を見せる姿が有った。ライリーは現場でも結構機転の利く
女性だけど、射撃の腕がイマイチな所と、大胆な行動故に、ち
ょっぴり恐い一面も存在する。
フランキーに殴られ、顔にあざを作って痛々しい姿が有ったね。