CSI: 科学捜査班 CSI: Crime Scene Investigation (シーズン9) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi9/ http://www.watch-csi.jp/csi/csi9episode.php

第24話 捜査官の十字架 All In

脚本／Phillip Schenkler、Naren Shankar
監督／Paris Barclay
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ラスベガス。労働者は昼間は安月給で労働し、夜はカジノへと
繰り出す。バービーは安食堂を経営、ワイリー・シンドラーは
逆にカジノで豪勢にチップを掛けて豪遊する。

造園業の海外労働者がサボテンの針に刺さり、救急病院に運ば
れるてくる。ボランティアスタッフとしてラングストンは病院
で働く。
そんな中、殺人事件の連絡を受け現場へと駆けつける。

キャサリンはエクリーから10%の経費削減を求められる中、
彼女も現場へと駆けつける。
トラック運転手が発見したとする遺体は、男性で建設作業員の
様な特徴だった。首の後ろに銃創が有り、近射されていた様な
跡。状況証拠からもしかすると被害者は運転していて後ろから
打たれたのではないか?と推察する。もしかしてヒッチハイク
強盗にでも遭ったのか?

ホッジスとライリーはモルグで遺体を調べる。
ツメや服に付着するコンクリートの粉じんから建設作業員だと
推測するもAFISではヒットせず。

現場付近の足跡を調べるラングストンとグレッグ。
足跡は2組有り、現場には最低3人は居たであろう事が推察。
足跡はスニーカーとブーツの跡が有り、足跡を辿るとスニーカ
ーを履いていたであろう方は血痕が流れていた。恐らくブーツ
を履いた方が銃を発砲してスニーカーが逃げたのではないか
と推察する。

ニックはホノルルのノー・コブ博士の下に昆虫学セミナーに
いく。目指すは第二のグリッソムだという。

一方デラウェア州・グロリアパークスよりラングストンの元
に小包が届く。中には戸棚を整理して見つけたモノだと手紙が
入っており、そこにはラングストンが幼いときに宝箱にして
いたものが入っていた。中にはラングストン伍長と書かれた
戦地での写真も入っていた。

そんな中、ブライム郡保安官が、遺体をヒューストン・ダブス
だと特定する。エルバの外れで被害者の車が炎上して発見され
たという。ダブスは家や車などを全て売りに出していたという。

ダブスの職場である安食堂へといく。
オーナーのバービーに被害者の写真を見せると、彼はこの店
の臨時雇いで調理場のフライ係を担当しているという。
店員のウォルターによると、彼はブルーノ・カーティスと
いつも連んでいたとし、一昨日ここに来ていたという。バービー
とは高校時代に恋人関係に有った事を聞く。ブルーノは北の方
で仕事を探すと言っていたとの事。不景気故にこの食堂で働く
だけでは食べていけなかったのだろうとの事だった。

炎上し燃え残った車を調べる。
幸運なことに昨晩雨が降ったことで、多くの部分が焼け残って
いた。車種はクライスラー・バロン車で売り出し中の看板が
掛けられていた。ハックスクラブカジノのチップが車の中に
落ちている事を知る。ホッジスによるとポルノ雑誌の出版者
ハンプトン・ハクスリーがカジノ事業に乗り出したが大失敗。
しかし彼が経営していた頃はベガスも最盛期の頃だという。

後部座席からは血液反応が見つかり、小型拳銃22LRの銃弾が
見つかる。ベルトのバックルからは指紋が検出され、ワイリー
シンドラーのものだと判明する。

ワイリーは年代のモノのカジノのアイテムの収集・売買家で
グリーンバレーランチホテルの見本市でそれらコレクターズ
アイテムを販売している事を知る。ワイリーが商談している中で
ブラスは彼の元を訪れ、問い詰める。二人の写真を見せると
エルバの安食堂で会った客の二人だとし、バービーがしていた
バックスクラブのチップを見て、購入したい旨を話すと、
二人から後日連絡が有り、多数の倒産したはずのバックスクラブ
を持っているとの事だった。一枚一ドルで購入したという彼。
市場価値は1万ドルもするものだった。倒産する際に州や賭博
管理委員が全て廃棄処分するハズで、残っているハズはない
という。もしかして偽造させたものではないかと疑っていく。
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■シーズン9最後のエピソードは過去のカジノの話だった。

安賃金で働く労働者と金を儲けるものの貧富の差が何とも言え
ない現状を描いていてリアルなものがあった。

カジノの歴史といえば、グレッグの右に叶うモノは居ないだろ
うし、ホッジスも相当詳しそう。キャサリンは祖父がカジノを
経営する大物だった事も有って詳しいよね。

■有る筈のないチップが大漁に発見される。

処分したのは、ブルーバードボタンカンパニー。
チップを製造していた会社で、処分するのもこの工場の役割だ
ったとのこと。しかし既に倒産している中、廃校場の敷地の中
から処分し切れていないチップが発見される。

■倒産したカジノのチップの有効期限は120日

すべては州がチップを買い取る手はずになっているようだ。
州としては多額の出費になるのでCSIに手っ取り早く回収して
もらい、被害を最小限に食い止めたいようだ。
見つかったチップは大漁に見つかったので市場価値は一気に暴落
したかに思えたけど、実際には州が当時の値段で買い取るという
事で、相当な出費がかかるようだ。CSIに対しては10%の予算の削除
を求めてきていただけに、なんとも不条理ではある。

■ワイリーは無実、ダブスの相棒ブルーノは有罪?

結局ダブス殺しに関しては、ブルーノの自問しか見つからず
ワイリーは釈放したけど、この辺はどういう顛末が起きていた
のだろうか?

チップを持っていたのは、バービーであり、それを知った同棲
相手のウォルターがバービーを殺してチップを奪おうとしたモノ。

■ラングストンの無謀な行動にライリー激怒

ラングストンが銃を持つブルーノに警戒心もなく接近したこと
で、ライリーは危険な行為だとして非難。しかしその後の流れ
でウォルターを殺害するときにはきっちりととどめを刺すラン
グストンの姿が有ったね。ラングストンが銃を使ったのは
CSI就任以来はじめてかな?
あの伍長の写真は父親のものなのか、それとも彼自身の若い
頃の姿なのか?

■気になるニックの去就?

なんかニックが第二のグリッソムになるべき出張するとする
シーンが有った。こういうシーンになると、裏事情から考えて
契約切れだったりするのかな?と思わせるモノが有るのだけど、
ニックってCSIの中ではブラスと共に出演回数の多いキャラクタ
ー。2012年5月現在、ブラス警部と共に273のエピソードに登場
しているというのだから驚きだ。
ニックは現在シーズン12の22話にも出演しているので辞める
事は無い。

さて来週からは「CSI:NY」だ。
またキャラクターの雰囲気に慣れるまで時間がかかりそう。