Oct. 9, 2011
第3話 風速65メートルの殺人警報 Blown Away
脚本/Brian L. Davidson 監督/Don Tardino
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マイアミは、夜の11時になろうとしていた。 マイアミ一帯を積乱雲が発生し、35mの竜巻が発生したとして
非難警報が告げられる。しかしウォルターとウルフは殺人事件 の有ったと通報を受けたケンドールのトレーラーパークに
向かっていた。ウルフたちはトレーラーハウス内に女性の遺体 が有るのを見つける。
その頃デイド署ではホレイショは捜査官全員に署に戻るよう 連絡していた。しかしデルコはウルフとウォルターが非難地区
にいる事を報告すると、ホレイショたちはウルフを救出する 為に現地に向かう。
その頃遺体に触れるウォルターは、まだ遺体にはぬくもりがある 事を告げ、パジャマを着ていたことから起きてすぐに殺された
であろう事を告げる。壁にかかっている家族写真から、両親と 住んでいるであろう事を告げるが、両親は娘を置き去りにして
逃げたのだろうかと告げる。避難指示が有ったのは1時間前で、 匿名で被害者の通報が有ったのは30分前。恐らくゴルフクラブ
で殴られたであろう事は明らかだった。しかしこのまま遺体を 置き去りにすると証拠を損なう恐れがある為にウォルターは
ローマンに無線連絡して遺体を動かしても良いのか確認しようと する。しかし無線はまるで通じなかった。証拠を確保しよう
とウォルターは告げ、カーペットごと遺体をクローゼットに 入れようとする中で、竜巻はいよいよ上陸。窓ガラスを突き破り
始める。もう避難場所に逃げることは不可能な為に、ウルフ とウォルターはクローゼットの中でやり過ごそうとするが、
ウルフはドア近くにいた為に強風によってどうしても近づくこと が出来なくなっていた。ウォルターが渡した命綱でなんとかウルフ
をたぐり寄せようとするが、風力が激しく、その綱も放してしまう。
するとウルフはドアから外に向かって激しく吹き飛ばされてしまう。
竜巻はすぐに現場から離れていくが、その数分の間にマイアミ のケンドール地域を襲った竜巻は地域一帯を引き飛ばしていた。
ホレイショたちもウォルターの元にやってくるが、ウルフが 吹き飛ばされてしまった事を語る。辺りを探す中で、うめき声が
聞こえウルフがトレーラーの下敷きになっている事を知る。 すぐに救急車で運ばせる。
ホレイショはどんな状況でも捜査は続けるとして、エリーの遺体 の件を調べていく。竜巻はレベルF2のもので、父親はゲリー・
サットン、母はローラ、そして被害者はエリーだという。 デルコは風力から割り出すと最大1800mは吹き飛ばされている
筈だという。ウォルターは殺害現場に凶器だと思われる赤と黒 のゴルフバッグが落ちていた事を告げ、ゴルフクラブも同時に
探して欲しいと語る。
レスキュー犬を使ってエリーの遺体を探して回る。
そんな中、突然泥棒らしき人物が荒れ果てた家から金目の物を 物色していることが分かる。チャニングという男性だったが、
彼はゴルフバッグとパナボラアンテナのようなものを 持っていた。自分は誰も殺害はしていない事を告げ、金目の
ものがないか探していただけだという。
そんな中犬は木の上に引っかかっているエリーの遺体を発見する。
ウォルターはその警察犬にステーキでも食べさせてあげてくれ と語る。
ローマンは遺体を調べると竜巻による破片が多数体に付着している が、血腫だけは死ぬ直前についたものだろうという。胴体を
激しく殴られており、心原性の塞栓症が死因だろうとのこと。 遺体の指にはクラダリングがしているので恋人が居るであろう事
を告げる。アイルランドの指輪でハートの向きからすると彼氏
有りというサインを示しているのだという。
そんな中、トレーラーハウスの持ち主であるゲリーとローラの サットン夫妻が戻ってくる。二人は娘の筈は無いと告げ、娘は
デイド大学の寮に住んでいるのだという。非難するときにはトレー ラーに娘の姿は無かった事を告げると、ホレイショは娘の遺体
はパジャマ姿だった事を告げ部屋で寝ていたのだろうと語る。
パラボナアンテナだと思っていたものをラボで調べる。
すると何らかのセンサーだと判明する。風杯と呼ばれる風速を
測るための機材だという。気象データを測定する為に利用
されカメラが設置されているという。受信モニターに別の所に あり送信されているようだと語る。また刻印があることが分かり
磁石を使って調べると、持ち主はフリーランスの竜巻ハンターの レオンとロニーのものだと判明する。
トリップは二人から話を聞く。 確かにトレーラーハウス地区にこの装置を置いた事を認める二人。
自分たちはアルマジロと呼ばれる車の中に居て、その装置から 送られてくるデータを受信して、それをあらゆる機関に売るのだ
という。当時トレーラーハウスにはゴーストタウンのように人は 誰もいなかったと語る。システムのバグによって受信した映像
データは削除されてしまったとするが、ウォルターはそのデータ を受け取りあっさりと復元する。
映像には軍服を着た人物が車から降りる映像が映されており、 車のナンバーから照会するとトラビス・レナーというデイド大学
の寮に住む男性だと分かる。恐らく彼が被害者のエリーの恋人 だろうとの事だった。
ナタリアとホレイショはデイド大学に行きトラビスから話を 聞く事になる。
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