CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン10)

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26 Jan. 2013
第16話 般若降臨 Rest In Pieces

脚本/Marc Dube、Barry O'Brien
監督/Sam Hill
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プライベートの砂浜に人が生き埋めにされていた。男は何とか
這い出すとチェルシーの名前を呟きつつ、意識朦朧としながら
車道に歩いて行く。

彼は病院に運ばれ辛くも命が助かる。被害者カーク・アームス
トロング
。病院に運ばれる彼はチェルシーの名を何度も叫んで
いたという。
CSIの職員たちは彼が埋められていたであろう砂浜を調べると、
近くにチェルシーの遺体が埋められている事を知る。
ローマンによるとネックレスには"投薬注意"と書かれたネック
レスが有り、ペニシリンアレルギーを持つ女性・チェルシー・
バートレット(19歳)
だと分かる。死因は喉を切られたことによる
もので眼球がないというローマンは、エステバンの犯行手口だ
と語る。ニッキー、バネッサと全く同じ手口であると。
ローマンはホレイショに早く止めないといけない事を告げる。

そんな中突然現場にヘリコプターで現れる女性がいた。
ホレイショたちは必死になって現場確保の為に砂浜が汚染される
のを防ぐ。ヘリコプターからでてきたのは、エステバンの祖母
ディエゴの母であるヴィーナだった。この土地一帯1000エー
カーは私の土地だというヴィーナに対してホレイショはあんたの
孫が捜査対象である事を告げる。ヴィーナは孫が容疑者でも
庇うつもりはないとして、調べる様告げる。豪華ヨットを売る
商売をしている関係上、早く事件を片付けて欲しいと告げ協力
するという。

トリップたちは生き残ったカークに容疑者の面通しをしてもらう。
カークはチェルシーは売春をしていたが恋人だった事を告げ、
抜け出そうとしていた事を語る。そんな中、面通しすると3番の
男性だと語る。その男性はエステバンだった。
容疑が固まったかと思いきや、そこにはヴィーナが弁護師団を
連れて現れる。デルコは目撃者はエステバンであることを証言
したので逃げられないとするが、弁護士たちは面通しの顔ぶれ
に問題があると指摘しているという。公正の為にもせめて一人は
エステバン以外にラテン系を選ぶべき事を告げ、証拠も見つかって
いないと語る。それを聞いたデルコは何が協力するだとヴィーナ
に告げると、私はルールを守って欲しいだけであり、捕まえたい
のであれば確証を持ってくるべきだという。ヴィーナはデルコ
に対して貴方の出生の事は聞いたと呟いていく。

容疑不十分で取りあえずエステバンは釈放になる。

一方砂浜ではチェルシーの遺体を搬送することになる。
近くに陸生のカニがいる事を知ってローマンは、そのカニは
遺体をエサにするので大事な証拠かも知れないと語る。すると
カニは人の指骨を持っていることを知る。ローマンは近くに
いたウォルターに対して、別の遺体が埋まっているかも知れない
事を告げ一緒に掘ると、そこから男性の遺体が発見される。
骨から男性の遺体だと分かるが、エステバンは女性しか殺さない
ハズでありどういう事なのかと問う。眼窩も綺麗で目を切り抜いた
跡もない事を告げると、取りあえずDNAを調べて見ると語るが
時間はかかるだろうという。しかし頭部に銃創があることに
気が付き銃弾を摘出する。

カリーは線条痕を調べると、1980年に登録されている22口径の
銃と一致しているという。登録者は父のディエゴだという。

ナバロ邸にいくホレイショとトリップたち。
邸宅内ではディエゴとヴィーナが言い争っていた。
あんたが大事にしているのは自分の評判とアラブの顧客だと
いうディエゴ。そんな中ホレイショたちは令状を見せて邸宅を
調べると語り、所有地内から遺体が発見された事を語る。
ヴィーナは我が土地は千エーカーも有るので、全てに目は届かな
いとして犯行を否定する。
ディエゴに銃のことを尋ねる。22口径は持っていたが14歳(32年前
・1980年)の時だという。ホレイショは白骨体が埋められていたの
も大昔のことだと語る。
またホレイショたちは暖炉の中から女性のハイヒールが燃やされて
いるのを見つける。証拠隠滅だとして、じっくり調べると語る。
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再びプライベートビーチで見つかった女性の遺体からは、眼窩
がえぐり取られており、首を裂いて殺害する遺体だった。
これ以上エステバンの悪行を許すわけにはいかないとする中で、
なんと遺体は女性だけでなく男性の遺体も発見される。
しかもその遺体はかなり古いもので、殺害方法も一連の事件とは
関係のないものだと分かる。調べていく内に、エステバンの祖父
のものだと判明する。

これだけの殺人鬼を作った原型であるナヴァロ家の主のヴィーナ
の登場。この人が登場したのも、息子や孫のことよりも、寧ろ
自分が殺害した遺体が見つかることを恐れてのことだったのだろ
うか。
プライベートビーチだった故に捜査が難しいのかなとも思った
けど、意外と捜査自体は容易なものがあった。

今回は裁判自体も行われていたけど、これだけの物証が有っても
状況証拠だけでは有罪に導くのが難しいのだろうか。
被害者の靴まで発見されて、遺体が発見されたのも彼らが所有する
土地の中である。

しかしデルコが妙に張り切っていて靴の持ち主の証言人として、
元ストリッパーのクラークを利用したことで、捜査に於ける公正
さを問われてしまうというのは皮肉だった。クラークとしては
協力したいと思っていただろうに、ビスケーン裁判所で悔しがる
デルコを見て本当に無念だったと思う。クラークって実は手を
貸しているのではないかと常に思っていただけに、最後まで気が
抜けない人物だったのだけど、まさかこういう形で不利な状況と
して利用されるとは思わなかった。

ナタリアとカリーが協力して現場の砂を掘る。
今日はジムに通う必要がなさそうだと言っていたナタリアだけど
女性陣が力仕事を担当するなんて珍しい。それだけ今回の事件は
なんとか食い止めたい意図が有ったのだろう。襟ピンが発見され
1980年にディエゴが少年海事訓練校に通わせていたころのもの
だと判明。ヴィーナが現在でも金持ち相手にヨット販売をして
財を築いていることを考えるとこの当時から固執するものが
有ったのだろうね。
息子に襲われるフリをして夫だけでなく息子を銃で殺そうとする
のだから相当凄い人物だと思う。

ディエゴが所持していたのはデータ保存チップだったけど、
あれだけ大事に持っていたチップだったので、ヴィーナを有罪に
導く32年前の事件のことが何か書かれているのかと思ったら
ノースウェストにある殺害現場のセキュリティだった。

倉庫はナバロ家の博物館になっていて手術・拷問部屋も有り、
ラテックスの手袋が発見。そこからエステバンを法廷に
引きずり出すまでには至ったけど、有罪かどうかまでは描かれない
のかな。今回でヴィーナもディエゴも出演が最後のようだ。
目をくりぬいていたというのは、自分のことを見ていないとする
母親に対するメッセージ性だったのか。

久しぶりにホレイショの白衣姿が見られた。
そして一緒にラボで検査するナタリアが、回収してきた
眼球の詰まったビンからゴロンと目玉を取り出す辺りの何気ない
シーンが凄すぎた。
カリーはハイヒールのことならば私にお任せとばかりに、ヒール
の底からヒール名を特定していく。

・Florence + The MachineのNo Light, No Light


ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) CSI

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医
ニッキー・ヴェガ (Alexandra Adi) ラボ
モリー・スローン (Leven Rambin) ラボ
サマンサ・オーウェンズ (Taylor Cole) CSIラボ・夜番だった

エステバン・ナバーロ (Kuno Becker) 息子、クリニックの医師
ディエゴ・ナバーロ (Carlos Bernard) エステバンの父
ヴィーナ・ナバーロ (Raquel Welch) ディエゴの母
ジョシュ・アベリー (Ryan McPartlin) 地方検事補
ポール・ランズマン (Richard Herd) 判事
エリザベス・クラーク (Olivia Taylor Dudley) 元売春婦、デルコと・・
ガブリエル・ウェイド (Danielle Bisutti) 被告側弁護士
カーク・アームストロング (Alex Beh) チェルシーの彼
--- (Victor Dios) Jogger
--- (Cari Champion) Female Reporter
ジェニー・リンチ (Henrietta Meire)
ライアン・パーソンズ (David Niknafs)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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