第6話 ヘルナイト(Hell Night)

脚本／Steven Maeda、Corey D. Miller 監督／Scott Lautanen

プロ野球選手・ドニー・ロペスの妻・ミランダがナイフで殺傷さ
れる。容疑者は夫のドニー。陪審員たちはその事件の公判の為に
殺害現場を見に行く。ドニーも同行したが、目を離した隙に
ドニーは頭を斧で斬りつけられて亡くなる。

今回も事件は二本立て。
サブの事件は、イェニーナの息子でありホレイショの甥である
レイモンドの件。
街の不良達と連んでいた所、ホームレスの男が彼らの悪戯に
よって亡くなってしまう。不良達はレイモンドがペイント弾を
発射した為に亡くなったと口々と証言する。
意外と難しい様に見えて簡単に証明できた事件だった。
デジタルビテオに撮影された音声が決め手。ただこのVTRが無か
った場合、全ての責任を負わせられた危険性もあるので、恐い
事件だね。

もう一方の事件はプロ野球選手夫人が夫によって殺害されると
いう事件の公判中に更に事件が拡大してしまう話し。
殺人現場で容疑者である夫・ドニーもまた何者かに殺害されて
しまう。
夫人が殺されたことにより、夫が犯人だと決めつけた親族に
よる犯行かと思わせたが、この事件はそもそもの発端が間違って
いる。

ドニーを殺したのは陪審制度によって職も家族も失ってしまった
ものの犯行だった。現場に残された"有罪"と書かれたノートの
切れ端。テンカンを起こした女性の経歴。評決不能を企んでいた
ドニーの恋人ケリーの思惑など色んな疑惑が生まれたのも事実
だが、一年前の現場検証と現在の違った現場状況が犯人特定への
ポイントだった。容疑者を殺すほどでも無いと思うのだが、そこ
がドラマなのか。そもそも陪審員制度自体に問題があったのかも
知れない事件ですね。

ドラマは更にミランダ殺害事件についても全貌を見つけ出した。
ナイフに残った血痕が僅か数センチ程しか残って居らず、力の
有る夫が刺せば、傷跡はもっと深いモノになるだろうという
判断の元だ。
人を刺すのにそんなに力は要らないと思うのだが、私がCSI職員
ならば浅い傷跡を見れば刺すつもりは無く、誤って斬りつけた
ものと判断しそうな事件だ。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

デビッド・カルーソ (ホレイショ・ケイン) リーダー
アダム・ロドリゲス (エリック・デルコ) CSI
ロリー・コクレイン (ティム・スピードル) CSI/殉職
カンディ・アレキサンダー (アレックス・ウッズ) 検死官
エミリー・プロクター (カリー・デュケーン) CSI
ジョナサン・トーゴ (ライアン・ウルフ) 新人CSI
ソフィア・ミロス (イエリーナ・サラス) 刑事
Rex Linn (フランク・トリップ) 刑事
Boti Bliss (マキシ・ヴァレラ) CSI
Brian Poth (タイラー・ジョンソン)
Cristian de la Fuente (サム・ベルモンテス)
Brooke Bloom (シンシア・ウェルズ) CSI分析ラボ 美人職員

guest
J. August Richards (ボブ・ビラ) 検察官
Caitlin Mowrey (ケリー) ドニーの恋人。別れようとしていた
Sterling Macer Jr. (カール・テッパー) 陪審員。'有罪'のノート
Susan Ward (ジンジャー・ワッドリー) 陪審員。発作を起こす
Christina Chang (レベッカ・ネビンズ) 州検事
David Lee Smith (リック・ステットラー) イェニーナの彼氏
Alex Buck (レイモンド・ケインJr) イェニーナの息子
Alyssa Diaz (チェルシー・ロペス) ドニーの娘
Martin Grey (ジム・ウィルソン) 陪審員
Vincent Angell (レオナルド・ジェークス)
Julie Skon (ロリ・パーカー)
Elisa Leonetti (ミランダ・ロペス) ナイフで殺される
Les Brandt (ドニー・ロペス) プロ野球選手。容疑者の夫
Shelli Bergh (ポーラ・ムロ) 女性警察官
Alex Black (クリス・オーウェンズ) 不良。ペイント銃発射
Daniel E. Smith (マイケル・サイガー) 不良の一味
Kendall Schmidt (ドミニク・アベイタ) 不良の一味
Vince Deadrick Sr. (マーティン・コナー) ホームレス
Edward Conna ... Bus Driver
Cayce Clay () 陪審員 Pregnant Woman
Buddy Dolan (ピート・タイラー)
Stephen Mykel () 陪審員 Dentist