CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン6)

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第11話 肉体消失 Guerillas in the Mist

脚本/Barry O'Brien、Brian L. Davidson
監督/Carey Meyer
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ヘクター、エディ、ペドロは倉庫で密売する銃を管理する。
倉庫で人影が有り調査していると、倉庫の外から突然武器で
攻撃され三人は殺害される。しかし遺体は肉片が飛び散り
原形を全く留めていないものとなる。

すぐに作業員からの通報を受けてCSIが調査をする。
辺りに遺体の肉片が飛び散り、こんな遺体現場を見たことが
無いという。壁には無数の穴が空き、室内には銃弾が多数
落ちていた。
密輸現場ではあるが、何も盗まれていないことから強奪目的で
は無いことが分かる。見せしめだとして、ホレイショはトリッ
プ刑事に
ATFを依頼するよう告げる。

現場にはタバコの吸い殻が有った。カリーは靴が三足分有る
事から被害者は三人だろうと告げる。現場に薬莢が無いこと
から、恐らく電子銃の
DXフォー、通称ベイポライザーと呼ばれ
る殺傷力のある違法銃だという。一分間に10万発発射させる事
も可能だという。実在したとは驚きだとカリーは告げる。

バレイラはタバコの吸い殻から、
CODISでDNAの一致する人物
を調べる。被害者は、ヘクター、エディ、ペドロで前科の有る
人物。そしてもう一人、
ガブリエル・ソトのDNAが見つかる。
ソトから話を聞くと三人は従業員だが、密輸をしていた事は
決して口にしない。バイヤーの名を聞こうとするが、俺のやり
方で復讐するという。

一方トリップたちの前に
トーニャ・ソープという女性が来る。
税関局特別捜査官だという彼女。自分たちはATFを呼び出した
はずだとするが、彼女は密輸摘発に於いて、自分たちが捜査
していた事を告げ、中で殺害された三人を殺したのは外注した
傭兵部隊である事を告げる。

傭兵部隊は民間の軍事会社・
ペレグリン・セキュリティだった。
スティーブ・ランカスターとその部下パトリックから話を聞く
と、あくまで政府からの認可を受けて殺害した者であり、
愛国者法によって罪には問えないことを告げる。しかしホレイ
ショは、殺害に使われたものはベイポライザーである事を告げ
ると、武器密輸の摘発によって国外のアメリカ人を救えるの
だと告げる。

しかしランカスターは数時間後海岸沿いで遺体として発見され
る。胸にスタンガンを押しつけられているものの、一見すると
殺しの痕跡が無い。パトリックは現場に現れると、そこに
有る車は会社の所有物だとして引き取りに来るが、現場に入る
なと追い返す。
アレックスを呼び出し遺体を見てもらう。
遺体の体に刻まれれるタトゥーから、ランカスターは
元海軍の
特殊部隊に所属
している事が分かる。
一方ナタリアは車を調べると、シートから未使用のベイポライ
ザーの弾とノートパソコンが見つかる。

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倉庫で使われた違法銃のベイポライザー。
政府に雇われた民間軍事会社の人間が使用した事が分かるが、
違法銃の存在は否定する。そんな中で、軍事会社のCEO、
ランカスターが殺害され、彼が持っていたPCのデータも遠隔
捜査によって消去されていく。果たして誰が彼を殺害したのか。

事件そのものはあんまり面白くなかった。
でもあんな銃が有るというのはちょっと怖い気がする。
でも実際に見てみるともの凄い殺傷力が有る割に、大した
作りに見えなかったな。
あれだけの装備で作れるのならば、アメリカで開発しなくても
中東でも十分製造できると思うぞ。
そもそも10万発入れられるとすれば、相当大きくなりそうだ
し、暴発が怖いかも。

一番の驚きは遠隔操作によってHDDが削除されてしまった事。
昔ADSLのモデムが壊れた際に、プロバイダーに電話してサー
バー側から遠隔操作で色々調べて貰った事が有る。
まぁ手段自体は別に難しいことではないし、恐らくセキュリ
ティ会社の方でも、流出した際にすぐに消せるようなソフト
が組み込まれて居るんだろうけどね。CSIのシステムともあろ
う者が簡単にセキュリティを破られすぎかも。

愛国者法によって守られている事によって、逮捕できない
もどかしさは存在するけど、確かに殺害したのは銃密輸の
業者だし、大義をひけらかされるのも当然なのかな。

銃の使用は明らかに違法だけど、意外と働いている人たちは
誠実に愛国心を見せていた感じ。ランカスターを殺害した
ライリーも、彼が理念を捨てて殺人マシンと化した事を懸念
して殺害に及んでいたしね。

ただランカスターとかその後会社を引き継いだバトラーなど
上に立つ者は全て悪に染まってしまうという何とも皮肉な
感じがする。

今回はなんと言ってもデルコのPTSDの症状が現れ始めたこと。
その後も現場でこんなシーンが現れてくるのかな。
一応カリーがその傾向に気がついていたけどね。

そして1分間に10万発を撃てる銃器を持つ相手に、一発の銃弾
で倒すというホレイショの姿が凛々しく描かれた。
流石ホレ様だけど、彼の車のハマーは空しくも破壊されて
しまった。

ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI (s6 #4で逮捕)
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI

レベッカ・ネヴィンズ (Christina Chang) 検事
カイル・ハーモン (Evan Ellingson) ホレイショの息子


トーニャ・ソープ (Erika Alexander) 税関局特別捜査官 
ジェームズ・ライリー (Rockmond Dunbar) 元海軍
ダレン・バトラー (Sasha Roiz) ペレグレン社・新CEO
スティーブ・ランカスター (Terry Serpico) ペレグレン社CEO
ガブリエル・ソト (John Ortiz) 銃密輸業社
パトリック・オースティン (Mark Wystrach) ペレグリン社
エディ・パデュロ (Patrick Wolff) 冒頭で殺害される銃密輸
ヘクター・マルカス (Eddie Diaz) 冒頭で殺害される銃密輸
ステファン・ボーダン (Justin Alvarez) バイヤー
--- (Roberto Alcaraz) ソトと間違われ殺される男
ペドロ・ルパン (Chad Guerrero) 冒頭で殺害される銃密輸


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