CSI : マイアミ (CSI : MIAMI シーズン8) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami8/ http://www.watch-csi.jp/csi_miami/

第5話 大地の反乱 Bad Seed

脚本／Brian L. Davidson
監督／Matt Earl Beesley
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デルコは回復後の定期検査で病院にいくと、担当医のジェイコ
ブスからは仕事復帰にokサインを出される。
アレックスはそんなデルコに声を掛けると、仕事の復帰を祝う
が彼が浮かない顔をしている事に気がつく。デルコはアレック
スに対して警察を辞めたことについてどう思っているのか尋ね
ようとした所、EMTによって急患が病院に運ばれてくる。
患者は24歳のローレン・ベック。付き添ってくるローレンの
彼氏・イーサン・デュラントは、電話の声が変だったので彼女
の家に行ったところ倒れていたという。プロポーズするハズ
だったという彼はデルコに指輪を見せる。一週間前に体調を
崩し、昨日回復し始める兆候が有ったが、急に倒れたとのこと。
アレックスは懸命に蘇生措置を行うが、ローレンは帰らぬ人
になった。そしてデルコに対して、この件は他殺である可能性
が高いと告げる。

一見すると急性腎不全であるが、同様の症例を過去に見たとい
うアレックスは、駆けつけたホレイショに毒殺だと告げる。
まずは感染源を特定しなければならないとし、食べ物を調べる
事になる。
一方カリーやウォルターは送られてきた血液などをラボで
調べるが、毒を臭わす証拠は出てこないという。

デルコはイーサンから話を聞く。
一週間前に彼女と外食をした後、彼女は体調を崩していた事
が分かる。しかしデルコはイーサンの様子を見た結果、神経症
の症状が出ていることを知り、容疑者の一人である事を感じ
ていた。イーサンの異常な行動を見て取り押さえようとするが
彼も又ローレンと同様に倒れて意識不明の状態に陥る。
恐らく大腸菌の新株であり、感染源を早急に特定することが
求められる。

カリーはデルコと共に二人が外食したというレストランを
探すことになる。イーサンの財布の中にあるレシートを見ると
"サンベロス"で食べていたことが判明する。

サンベロスのオーナーであるリアに尋ねるも、ここは衛生的
であり大腸菌の発生はここではない事を告げる。レストラン
が使用している食材は全て"サリーおばさんの農場"から仕入れ
ていることが分かる。

農場はセス・エラーズが経営していた。ジェシーたちは捜査
令状を持っていなかったが、従業員がグリーンカードを持たな
い職員であることを指摘し、強引に調べ始める。
サンプルを採取するが、土壌や野菜からはなかなか陰性ばかり
で大腸菌が検出されなかった。トラックで直送している事を
知り、トラック業者であるアル・ウェイオンズから話を聞き
調べると大腸菌が検出されるが、アルはただ自分は食材を
農場からレストランに届けているだけだと主張する。
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大腸菌によって二人の若者が倒れていく。
しかし調べていくウチに、二人は別の毒によって亡くなってい
る事が判明し、農場に問題が有る事を特定していくが、法律を
盾にしてなかなか都合良く捜査ができない状況に陥る。

遺伝子組み換え食品が及ぼす影響を取り上げた話だった。

ボツリヌス菌の発症に対して、ある程度の犠牲はやむ無しと
する経営者の感覚が凄かったな。
そして既にその犠牲を想定している確信犯である所がまた
実に憎たらしいところ。
刑事罰には問えないとの事だけど、十分問えるのではないか?
という気がするがやっぱり無理なのかな。

アメリカでは遺伝子組み換え食品は一般的に出回っている
んですね。

今回の一件を見ていると、もっと多くの犠牲者が出ていても
おかしくはないのではないかという気がする。
ボツリヌス菌の発症に関しては確率的なものが有るのかも知
れないけど、大腸菌の流れでは、あの灌漑施設から流れ出る
水は農園全体に及んでいるのではないのか?
最初の検査で何故大腸菌が農地から出てこないのか、イマイチ
よく分からない流れだったぞ。

そしてデルコがCSIを辞めようとしていること。
シーズン8以降デルコ役のAdam Rodriguezが契約更新しなかった
事は報道されているので、まぁそういう流れにはなるのだろう
けど、やや違和感のある流れかも。