CSI : マイアミ (CSI : MIAMI シーズン8) http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-miami8/ http://www.watch-csi.jp/csi_miami/

第9話 正義の一撃 Kill Clause

脚本／Jeremy R. Littman
監督／Scott Lautanen
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1万ドルもするチャリティパーティー。
ウルフは金の返済のためにアルバイトとしてこのパーティーの
警備に当たっていた。ウルフはその中にジェシーの姿がある事
に気がつき驚いて声を掛ける。自分はただ付き添いで来たの
だというジェシー。そんなジェシーを睨み付ける女性・アンナ
の姿があることにも気がつく。

チャリティの司会者は主に、リノベーションウェアハウス社の
貢献を評価する中、突然二階のバルコニーのガラスが割れて
一人の男性・ジェフ・ロットンが今にも落ちそうな姿を見つけ
る。
ウルフは急いで二階へ回り助けようとするが、ジェフは下にあ
ったクラゲの水槽に落ちてしまう。運悪くそのクラゲはハコク
ラゲと呼ばれる猛毒を持ったクラゲが入っており、それらに
刺されて亡くなってしまう。

ジェフはリノベーションウェアハウス社の保守課で働き15年の
ベテランだった。ジェシーも助けようとした際にクラゲに
刺されたのをカリーは知るが、彼はお酢をかけておけば応急
措置になるとして医者には診せようとしなかった。

落下した現場を調べるホレイショとウォルター。
手すりは綺麗に磨かれていて指紋が検出されずにいた。
その中に突然リノベーションウェアハウス社CEOだと名乗る
マックス・デサルヴォがやってくる。ホレイショはウォルター
に命令し彼のズボンを調べると、そこから洗浄剤が検出される。
しかしマックスは、パーティーの前に清掃中の洗浄剤に誤って
触れた事を語る。
手すりから掌紋が検出された為に、マックスからも掌紋の
採取を求める。

遺体を調べるローマン。
全身に皮下血腫だらけであり、死ぬ前に殴られた跡がある事が
分かる。

そんな中、夫が亡くなってから2時間しか経過していないにも
関わらず妻のディーディーが死亡診断書を受け取りにやって
くるのを知る。
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企業が行っている保険殺人を暴いていく物語だった。

冒頭からクラゲに関してウルフが知識を披露していたので
嫌な予感はしたけれど、まさに水槽に落ちてクラゲに殺されて
しまうというもの。

水槽の中に有るスパンコールの切れ端など、いつ落ちたのか
分からない物なので、証拠として使えるのかどうか謎のもの
が有ったし、殺人だとしても誰が殺したのかというところに
たどり着かないもどかしさの残る事件だった。

日本ならばこれだけの状況証拠が有れば十分だと思うけど、
アメリカだと証言だけではなかなか有罪には持ち込めそうに
無いね。

ホレイショの口ぶりを見ていると、このCEOの事を誰かが
裁くと感じていたのではないかという気がするし、それが
エヴァンになるのではないかという所も分かっていて見過ごした
様にも見えた。

監察医のローマンが献体を探しに行く際の学生とのやりとり
のシーンなど面白かった。

そしてジェシーがマイアミに来た原因と繋がるのかどうか
という感じの女性との関係が今回浮上する。あのアンナという
綺麗な女性は果たしてどんな役割を持っているのか。