CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン8)

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第13話 サキルの刀 Die by the Sword

脚本/Melissa Scrivner
監督/Matt Earl Beesley
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バンクに追いかけられる男性・ラッセル・ターナーは倉庫に
追いつめられ、なんとか逃げようとするも、日本刀を持った
バイクの人によって真っ二つに切り刻まれてしまう。
バイクに追いかけられていたのを多くの人が見ており、現場
ではタイルが損傷していた。凶器を振り回した跡。現場には
何らかの金属片が見つかる。ローマンがやってくると、現場検
証の結果信じられないことだが30cmの切創を見る限りでは
刀で一振りで人間が真っ二つになっているというのである。

トラバースはラボで金属片を調べると、フェライトやパーライ
トの合金跡が見つかり、こういう手法を使った作りの刀は
日本
だけだという。ウォルターはサムライの力によるものなのか
と告げる。

マイアミ署でも
サキルというヤクザの組織の存在を認知してい
た。ロスでは被害者も出ており、構成員はミスを犯すと小指を
切る習慣があったり、正座をして敬意を見せるという。
組織の支部長をしているのは半年前に東京から分かってきた
ヤマダ・タカシだと判明。クラブボンチの常連だという。

早速現場に行くと、ヤマザは竹を使って入れ墨を入れていた。
ヤクザに必要な物は忠義と規律と努力だというヤマダ。
ホレイショは殺人が起きたことを告げ、第一容疑者であるヤマ
ダに事情を聞くが、自分は三本の指を切断しているので刀は
持てないと語る。

被害者のラッセルは高校の社会科の教師でアメフトのコーチも
していた。前科も借金もない善人である。
ナタリアやウルフはラッセル家に行く。すると
ケニーという
息子がナタリアの背後から日本刀を持って近付く。ウルフが気
がついた為に事なきを得るが、ウルフはナタリアがあの爆破
事件以降、耳が聞こえないであろう事を察していた。病院に行
くべきだとし、二度と現場には来るなと告げる。

ケニーは血の付いた日本刀を所持していた。
ラボで調べると被害者の血と一致する。自分はラッセルの養子
として貰われてきたことを語り、パパと外食に言った際に
突然バイクの男が現れ、パパはすぐに逃げろと言ってきたという。
ケニーはバイクの元の方角に行くと、父が殺されており、
その近くに刀が落ちていたことを語る。
先日男がやってきて父親と言い争うのを見たとし、その時の
男の写真を撮ってあると語る。男の写真は元刑事の
サリヴァン
だった。

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一人の高校教師・ラッセルが殺害される。
殺した凶器が日本刀だったことから、この界隈で勢力を伸ばす
日本のヤクザ"サキル"の仕業だと分かる。しかし何故善良で
ヤクザとは関係の無さそうな人物が殺害されたのか。

実にタイムリーなネタだけど、アメリカ大統領令でのヤクザ
資産凍結というニュースが昨年から頻繁に流れている。
日本だけでなく日米同時にヤクザの取締を行ったという
所に意義深いものがあるのだろうけど、日本のヤクザが勢力が
減退すると、今度は日本市場をチャイニーズマフィアが牛耳っ
てしまうという弊害も有る。この世の中バランスなんですかね。

しかし日本が題材のドラマだったけど、日系の俳優は一人も
存在せず、みんなアジアっぽさを感じるものの、殆どが
日本以外の外国人の起用だね。その辺が残念でならないぞ。

何故15年も経ってヤクザが自分の子供を見つけに来たのか。
「LOST」のジョンと父親の関係じゃないけど、肝移植のため
に必要だという辺りが、何とも言えないものがある。

相変わらずアメリカのドラマに於ける日本のYAKUZAに対する
奇抜な視線を持ちつつ、描かれた感じがする。

最も不幸なのは二人の父親(産みの親、育ての親)を目の前で
殺されてしまったケニー少年だ。まぁ母親が現れたので救わ
れた感じだけど、捨てられたという意識を持って居るみたいだ
し、一筋縄ではいかなそうだ。

それよりもナタリアは音響外傷性難聴だと判明。
しかし実際にはCT検査で古い傷が見つかっているという。
大抵この傷を持つ女性は平手打ちを受けているという事で
医師から暴力被害者相談センターを紹介されてしまった。
ナタリアの私生活はあんまり描かれることがないけど、果た
してそういう身内の人間が居るのかな。

ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI (s6 #4で逮捕)
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官 (s6で辞める)
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医


ジョン・サリバン (Brad Leland) "サリー"
タカシ・ヤマダ (Roger Yuan) ヤクザの支部長
ケニー・ターナー (Booboo Stewart) "ヨシ"、ヤマダの子
スーザン・リー (Michelle Krusiec) ケニーの母
ラッセル・ターナー (Brian McGovern) ケニーの養父
マーシャル (John Newton) 医者
アイコ・オカナギ (Lewis Tan) ヤマダの部下
--- (Kenny Knoll) YAKUZA
--- (G.R. Claveria) Tattoo Artist
--- (Karah Donovan) Child Advocate


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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