CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン8)

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第18話 アラブの娘 Dishonor

脚本/Marc Dube
監督/Sam Hill
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カイルは一時帰国し、父・ホレイショとランチを共にする。
一年間のイラクへの派兵によって逞しくなったカイル。
カイルはその席で、自分たちの師団が今度アフガニスタンの東部
に行くことになった事を語る。ホレイショは何の相談も無しに
カイルが決断したことに難色を示し、危険過ぎるという父。

しかしそんな中、カイルの親友であり派兵での仲間である
ブライアンと連絡が取れなくなっているとの電話を受け、彼の
自宅の工場へと足を運ぶ。元々は父親が残した工場で現在は
自動車の修理などで使っているという。カイルはホレイショに
工場まで送ってもらいブライアンに呼びかけると、なんと工場内
で引火しているのを目撃。ブライアンらしき人物が燃えて
倒れているのを見ると、カイルはパニックになり父親を呼んで
消火活動を行う。しかし既に遺体は顔が判別できない程に燃えて
いた。

すぐに現場を調べるCSI。焼け焦げた遺体の近くにはタイヤ痕と
燃焼促進剤であるガソリンが蒔かれていた。これは90年代後半
のギャングの処刑スタイルと類似しているという。ナタリアは
現場から
年代物の懐中電灯赤いポリタンクが落ちていた。
懐中電灯はベトナム戦争当時のもので、カイルに見覚えはないか
尋ねるが、ブライアンには収集癖はないという。しかし一人
心当たりがあるとして、カイルは隣人のグレン・ハーパーの元に
乗り込んでいく。彼はずっとブライアンの事を監視していたと
告げる。ホレイショはグレンから話を聞くと、自分はベトナム
戦争当時に監視活動の任務を担当していたという。隣で夜遅く
な中東系の人が集まり何やら怪しい計画を立てていたので、
調査していたのだという。彼らはイスラム教の過激派である
可能性があるからだという。殺害については否定する。

ホレイショはローマンから呼び出される。
モルグにいくと、遺体の歯の治療痕から遺体はブライアンでは
ないという。工場の外に停まっていたレンジローバーの所有者
は、ラヒム・ファルークという男性であり、遺体はその人物の
ものだと判明する。ココナック・グローブに自宅があるとの
事で、カリーとジェシーは事情を聞きに行く。

そこにはラヒムの妻・サルメが住んでいた。
イラク革命後にアメリカに渡り大変苦労してきたという。
ファルーク家は夫・ラヒム以外にも娘のマヤが居るという。
ジェシーはサルメから指紋を採らせてもらうと、現場に落ちて
いたガソリン入りのポリタンクの指紋と一致する。サルメは
そのポリタンクは、ラヒムがいつも車に乗せていた物だとし、
いつ見てもトランクの中に入っていたのだという。

そんな中、ブライアンからカイルに電話が鳴り、内緒で相談が
あるという。ブライアンはマヤと一緒に何者かから逃げている
様子だった。カイルはブライアンと待ち合わせすると、そこに
は父・ホレイショたちも現れ、ブライアンを逮捕する。カイル
は裏切り者扱いされ、ちょっぴり違和感を覚えるのだった。

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カイルが帰還中に起きた殺人事件。
カイルの大親友のブライアンの自宅工場で焼死体が発見された
事から、カイルはブライアンが亡くなったものだと感じて、
自制心を失っていく。しかし遺体はブライアンの物ではなく、
ブライアンの彼女のマヤの父親のものだと分かる。第一容疑者
となるブライアンだが、カイルによると彼は昨年の5月にイラク
のアンバールで命を助けてくれた恩人だとして、彼が他人を殺
すわけはないと告げる。

イスラム教徒がアメリカでの扱いは、今日最悪な物が有るけれど
残念ながらドラマではイスラム教同士の争いであり、信念や
プライドの為に娘さえも殺そうとする父親の異常性が描かれた
ものだった。

容疑者としてはブライアンの他に妻のサルメ、娘のマヤ、そして
隣人のグレンが居たけれど、一番怪しいと感じていたのが隣人
のグレンで、暴走を止めようと勘違いして殺害したのではないか
と思わせる物が有った。

今回の共通するテーマとしては親子関係があったのだろうか。
ホレイショが父親の視線でカイルがアフガンへ出兵するのを
心配していたし、ファルーク家は父親の威厳を保つために自分が
決めた相手と娘を結構させようとする時代錯誤の感覚を持った
人物だったけど、これが宗教でありしきたりと言われると
他の文化の人がなかなか口を出せない物が有るのかな。

ジーノーズと呼ばれる分析機が上手く物質を検出していくところ
は最先端な感じがしたし、最終的にはジェシーとナタリアの
グリッド捜索なる物が犯人と直接結びつけるハイヒールの存在
を発見するに至った。

ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI (s6 #4で逮捕)
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官 (s6で辞める)
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医

カイル・ハーモン (Evan Ellingson) ホレイショの息子、出兵
サルメ・ファルーク (Necar Zadegan) ラヒムの妻
マヤ・ファルーク (Inbar Lavi) 娘
ブライアン・ナシール (Ethan Rains) カイルの親友、マヤの彼
ラヒム・ファルーク (Navid Negahban) サルメの夫、厳格
グレン・ハーパー (Jeff Kober) ブライアン家の隣人
アハマド・サリブ (Assaf Cohen) マヤのフィアンセ
--- (Peter Chudyba) MDPD

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