CSI : マイアミ
(CSI : MIAMI シーズン9)

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Feb. 27, 2011
第14話 ハイスクールの魔女 Stoned Cold

脚本/Tamara Jaron
監督/Allison Liddi-Brown
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サマンサの家でパーティーが開かれる。
そこに高校の女王として君臨しているブレアがやってくると
彼女は通りかかる人に対して一言ずつ語っていく。
スティーブン、ハッセルホフ、ビーバー・・・
ブレア様のお通りだとして、ブレアはパーティーに来ると主催者
であり親友のサマンサの元に行く。彼女はウォッカ・マティーニ
をブレアに持ってくる。サマンサはメーガンの事をパーティー
に呼んでいないにもかかわらず会場に居るのを見て文句を言い
に行こうとするが、ブレアは私が余興のために呼んだのだという。

しかしブレアはその晩、学校の
アメフト用のグラウンドのポール
にロープで縛られ殺害される
のだった。

翌日グラウンド整備の男性が遺体を発見し署に届ける。
縛られて殴られたのか?と疑うナタリアに対して、ホレイショは
拳ではこんな擦過傷は見られないという。
付近に積まれた石に
血痕が付着
しているのを見て、これをぶつけて殺したのだという。
とても古風なやり方だとすると、ホレイショはキリストも怒るだ
ろうと呟く。

ローマンは
石打と呼ばれる処刑法で、聖ステファノが処せられた
刑だという。"汝らの中罪無き者、まず石を投げよ"と呟くローマン。
ウォルターは正面玄関の鍵が壊されていることを告げる。
被害者の口の中に繊維片が見つかったという。何かを被されて
連れて来られたのだろうというウルフは、顔を見られたくなかった
のではないかと推察。

高校の校長・リーバーから話を聞く。
すると被害者の
ブレアは学校では悪名高き子で、彼女によって
精神的にキズを受けたとする生徒からの相談が絶えなかったと
いう。停学にすることも考えていたが両親からはそれをすれば
学校を訴えると脅されたのだという。石をぶつけて殺害する
というのは加害者は相当怒りに満ちていたのだろうと推察。
しかしその後に石を片付けていることから冷静な一面も有った
事が分かる。
校長から相談を受けていたリストの提出を求める。

ウルフは現場で
CDの破片を見つける。比較的新しいものである
事から、恐らく殺された当時のものだろうと推察。

ラボで被害者の口から見つかった繊維片を調べるのは、新人
スタッフとして
タンパからやってきたモリー・スローンだった。
ウルフはモリーに話しかけると、何か分かったかと尋ねる。
このデイド署は離職率が高いと言う事を聞いているので緊張
していたモリー。繊維片はポリエステルで、大きさは1.74cm、
何か青い染みが付着しているという。ウルフに助言を求めると
スクリーン印刷かアイロンプリントの染料だろうと告げる。

ブレアの母・シンディに遺体の確認に来てもらう。
シンディはブレアはみんなに愛されていた子で、二年連続で
ミス学園祭にも選ばれた子だという。校長からブレアは多数の
生徒から苦情を受けていたことを話が、シンディはあの校長は
信用出来ないと告げ、仕事が気に入らないと八つ当たりをする
人物なのだという。ブレアは完璧な子だったので、他人からの
妬みが激しかったのだという。

ブレアの車を調べに行く中で、ウルフとデルコは話合いをする。
学生時代のイジメについて会話していると、ウルフは中学時代に
反射望遠鏡を小遣いを溜めて購入したが、トミー・ラザレスキ
という変わり者によって、望遠鏡を自転車が学校に持ち込もうと
した際に、トミーが前輪に木の棒を差し込んだために、ウルフは
骨折をし、望遠鏡はぶっ壊されたという。そり際にトミーから
"ウルぽん、星が見えただろう"と言われたのだという。

ブレアの車のドアの傍には引きずったような跡があった。
ブレアのハンドバックも落ちており、座席には彼女の靴も
落ちていた。ここが拉致現場である事は明らかだった。
主催者のサマンサから話を聞くと、彼女は2時半頃帰宅したが、
ベロベロに酔っ払っていたという。彼女はメーガンと揉めていた
とし、メーガンはウチの両親のベッドで何人もの男性と性的関係
を持って居たのだという。

メーガンを任意同行すると、父・ケビン母・エイミーもついて
来る。動機が有るのでメーガンから話を聞きたいというホレイショ
たちに両親は反対する。しかしミーガンはナタリアならば話を
すると自ら語る。メーガンは8時間前まではバージンだった事を告げ
今回のパーティーに誘われた際にブレアからはある条件を出されて
いたという。アメフトの選手三人と寝る事。決してレイプでは
なく自分がブレアから嫌われないようにして男性達と寝た事を
告白する。しかしブレアは寝た後に突然裏切り、淫売扱いした
という。何度も校長には話したが、状況は変わらず殺そうとした
事は有ったが、実行はしていないという。しかし死んでくれと
ホッとしているとの事だった。

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アメリカでも日本でもリーダー格になる女子高生の絶対的権力の
強さが目に余るものがあると感じさせるエピソード。
暴力などによる直接的な力での支配というよりも数での暴力に
よって、ターゲットにされる女性は操られてしまうという事な
のだろう。そしてその非が自分に向けられないようにして、
イジメに荷担してしまうという現実が存在する。

気になるのは、人の心を傷つければそれなりに復讐される
事も想定出来るのに、何故一方的に相手を掌握出来ると思って
いるのかということ。窮鼠は猫さえ噛みついていくのだから、
突然仕返しされる機会というのはあるハズで、これだけの敵を
作ればなおさらの事。高校時代をやり過ごせば終わりというわけ
でもなく、恨まれた方はいつまでも不遇だった高校時代の時を
覚えているというところに気がつかない所が不自然だよね。

ブレアを恨む人物が多すぎて、全員が結託しているのではないか
と思わせるものが有った事件だった。ドラマとしても殺害現場
に置いて複数の人の話し声が聞こえていたのでそれを示唆する
流れだったのだろうけどね。

わざわざ証拠が現場に落ちているという辺りが違和感が有った。
CDプレイヤーなんて自動車の中に置いておくべきではないし、
即処分すれば良いし、ロープの件でも捨ててしまえばいいこと。

校長がもう少し早く対応できていれば良かったんだけどね。

殺害の方法論が古風だった。
CDプレイヤーが今でも残っているという事から、若者ではなく
犯人は大人だと示唆する辺りの展開がベタ過ぎて萎える
ところも有るし、殺害方法は逆に古風すぎるだろみたいなツッコミ
も存在する。

ウルフが"ウルぽん"と呼ばれて居た時代のエピソードまで披露され
た。デルコにはそんなエピソードは無いと一蹴され話損だった
ウルフ。
でもそのお陰でウォルターやナタリアが望遠鏡をプレゼントされる
辺りは、良い関係を臭わせた。CSIのロッカールームのシーンは
良い感じのシーンが何気に多かったりするね。

そして新しいラボ職員のモリー。
定着するんでしょうか?ウルフにナンパされなければ良いけどね。

ホレイショ・ケイン (David Caruso) CSI、リーダー(チーフ)
エリック・デルコ (Adam Rodriguez) CSI
カリー・デュケーン (Emily Procter) CSI
ライアン・ウルフ (Jonathan Togo) CSI
ナタリア・ボア・ビスタ (Eva La Rue) DNAラボ
ダン・クーパー (Brendan Fehr) CSI (s6 #4で逮捕)
シンシア・ウェルズ (Brooke Bloom) CSI
マクシン・バレイラ (Boti Bliss) CSI
レオ・ドンウェル (Josh Zuckerman) CSI、コンピュータ分析

フランク・トリップ (Rex Linn) デイド署・刑事
アレックス・ウッズ (Khandi Alexander) 検死官 (s6で辞める)
ジェイク・バークリー (Johnny Whitworth) デイド署・刑事
イェリーナ・サラス (Sofia Milos) 元刑事、現在私立探偵
リック・ステットラー (David Lee Smith) IAB
サマンサ・バリッシュ (Jessica Szohr) CSI
タラ・プライス (Megalyn Echikunwoke) 検死官 (s7 #2から)
マイケル・トラバース (Christopher Redman) ラボ職員 (s7 #3#18)
ジェーン・バートレット (Samantha Quan) ラボ職員 (s7 #5#6)
デイヴ・ベントン (Wes Ramsey) 写真分析
ジェシー・カルドーソ (Eddie Cibrian) ラボ職員 (s8より)
ウォルター・シモンズ (Omar Benson Miller) ラボ/現場写真分析
トム・ローマン (Christian Clemenson) ラボ/監察医
ニッキー・ヴェガ (Alexandra Adi) ラボ

メーガン・ウェルズ (Erin Sanders) イジメ割れた女性
パトリック・リーバー (Eric Lange) 校長
モリー・スローン (Leven Rambin) CSI:ラボ職員
エイミー・ウェルズ (Jean Louisa Kelly) ブレアの母
ネイト・コーデロ (Brett DelBuono) 虐められた子、自殺未遂
リーンドラ・コーデロ (Susan Santiago) ネイトの母
シンディ・ホーキンス (Wendy Benson-Landes) ブレアの母
ケビン・ウェルズ (Chris McGarry) 父
ブレア・ホーキンス (Linsey Godfrey) 被害者、ビッチな女
サマンサ・ダウニー (Sophia Taylor Ali) ブレアの親友
ジェレミー (Christopher Poehls) ディラン?
アマンダ (BreAnna Cherie Wittman) 子豚とバカにされた
ヒラリー (Jazzlyn Marae) 生徒、ヘルペスだと吹き込まれた

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