CSI : NY3

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny3/



第12話 静なる夜 Silent Night

脚本/Anthony E. Zuiker、Ann Donahue 監督/Rob Bailey
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クリスマスが近付く中、母・ジーナは娘達が眠ったのを確認す
ると、自らもベッドルームに入る。しかし彼女はフローリーング
の床から振動を感じ、家に異変が起こっているのを気にして
娘の部屋を確認する。すると娘の
アリソンは腹部を銃弾を受けて
倒れていた。

すぐにcsiが現場に入る。
ミッチャム家は家族全員が耳が聞こえず、聾唖者だった。
被害者は長女の
アリソン・ミッチャム(19歳)。母・ジーナと
次女のエリザベスは無事だった。夫の
デニスは弁護士で現在は
香港に出張中だという。
隣近所で銃声を聞いたものは無く、マックとステラは彼女から
話を聞く。彼女は"犯人を捜して!"と筆談で語る。
一方遅れて現場入りしたホークスとリンジーだったが、リンジー
は現場を見てすぐにラボに戻ってしまう。その姿をステラが
見ていた。
マックはステラにリンジーの事を尋ねるが、ランカスター事件
の裁判の準備をしていると告げる。
現場を見て、マックは被害者は慌ててこの部屋にやってきた
のだとろうとし、犯人は窓から出入りしていた形跡を見て、
何故こんな場所から出たのか?と疑問に感じる。

一方スケートリンクで、
クリスタボブブルームボールゲーム
と呼ばれる氷上ホッケーを楽しんでいる所、客席に
マッケンジー
(16歳)
が亡くなっているのを見つける。
クリスタとマッケンジーはフィギュア大会の為に来ており、
被害者は腹部を撃たれた様な跡が有った。
すぐに現場検証をするステラとダニーは、床には引きずった跡
を見つけ、恐らくリンクで撃たれたのだろうと推察する。
現在スケートリンクは大会のために選手とコーチしか入れない
事になっていた。
被害者の服から特殊な塗料を使った物質が見つかる。

第一発見者で被害者と親友のクリスタから話を聞く。
彼女はとてもフィギュアの才能が有ったという。トラブルらしき
ものは無かったか?と尋ねる、自分たちは異性と付き合う暇が
無いほど忙しかったという。クリスタは、マッケンジーが練習
する時間は本来は自分が練習する事になっており、彼女とお揃い
のパーカーを着ていたことから、自分が狙われたのではないか?
と告げる。

アリソンの事件の詳細をジーナから尋ねるために、手話通訳の
サンドゥッチが事情聴取の場に立ち会う。何故最近ノースブロン
クス
に引っ越したのか?と問うと、子供が出来たときに安全に
育てるために郊外に引っ越したのだと告げる。デニスが仕事上
でトラブルを抱えていなかったか?とするが、それは無いと思う
と告げる。アリソンは
セス・ウルフと付き合っていたが、赤ち
ゃんが出来て以来、デートそっちのけで妹の世話をしていたので
不満に思っていた筈だという。

一方スケートリンクは殺された跡に製氷車でならした跡が見つ
かる。また氷にはIのイニシャルや矢印が書かれているのを
目にする。犯人が書いたものなのか。
製氷車を使ったのは
フランク・ハントで、彼女はクリスタに100
通以上の手紙を送っているヤバイファンだと知る。

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サイレントナイト

今回のドラマの副題だけど、クリスマスの意味合いと、聾唖の
一家の殺人事件という事で、そのタイトルは両方の意味合い
が有るみたい。

被害者のミッチャム一家

この一家、みんな耳が聞こえないみたいだけど、両親がそういう
ケースは分かるけど、遺伝するものなのかな。
娘だけでなく、孫にも移っていくのかな。

被害者の長女・アリソン

問題は何故彼女が殺されたのかという事。
金目当てでは無いみたいだし、赤ちゃんも無事。
アリソンの関係を探っていくと、過去に付き合っていた人物の
名前が浮かび上がってくる。
コロンビア大学に通っていたセス・ウルフとコール・ローウェン。

なんと赤ちゃんを調べていくウチに、次女だと思われていた
赤ちゃんは、アリソンの娘だと分かる。そんな所に引っ越しし
た理由も有るみたいだ。
しかしアメリカでは10歳代での出産にもっと寛容なのかと思って
いたけど、意外と厳しい視線が有るみたいだね。

障害者に対する差別

セスは特にその傾向が有ったけど、何よりも驚くのが、
コールの両親もそんな傾向が有るという事実。
コールは耳の手術を受けて耳が正常に聞こえるようになったみ
たい。

そんなコールが知らずにアリシアが子供を産んでいたことで、
その赤ちゃんを取り戻そうとするもの。
取り戻すと言うよりも、赤ちゃんの耳の治療をしようとして
居た者なのかも知れない。
アリソンは神の意志のまま治療もしようとしていなかったみたい
だけど、なんかそれもアリソンのエゴって感じがする。

犯人を特定していく決め手

なんとジーナが体感で、当時室内で発砲したショットガンを
振動で特定していくというのだからかなり無茶なものがあるな。
確かに耳が聞こえないことで他の五感が発達している所は
有るのだろうけどね。それを証拠にマックの心情を見抜いていた
感じだったね。

フィギュアの選手が亡くなる

ストーカーによる殺害が疑われる案件。
そもそも犯人がターゲットにしていたのは、クリスタなのか
マッケンジーなのかという事の判断が難しいものが有った。

結局犯人は彼女の服に付着していた塗料を開発したものの仕業
だった。

今回の被害者に共通するもの

分かってみると、なんと二つのケース共に、殺す気持ちは皆無
で、事故で亡くなってしまう事が分かるものだった。

なんだかもっとも悲しいオチだったね。

マックとペイトン

まさかあれだけのことで別れる別れないの話に発展するとは
思わなかった。職場で抱き合っていれば、確かに彼女を引き
離しても仕方がないんじゃないのか?

しかし元通りの関係に戻るみたい。

リンジーはPTSDに悩まされる

ここに来て突然そんな症状が現れた。
周りが殺害される中、リンジーだけが生き残った事件とは
一体何なのだろうか?
ステラが友達として話を聞こうとしているのに、最初は語れず
冷たい空気が流れてしまったときには驚いたけど、最終的には
友達が欲しいとしてステラに話す辺りは、なかなか良い場面
だった。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から


ジーナ・ミッチャム (Marlee Matlin) 妻
デニス・ミッチャム (Troy Kotsur) 夫・弁護士
アリソン・ミッチャム (Amber Stanton) 長女
クリスタ・パルマー (Sasha Cohen) フィギュア選手
コール・ローウェン (Russell Harvard) アリソンの元彼
マーティ・サンドゥッチ (Jerry Ferris) 手話通訳
トム・ハワード (Greg Zola) 博士、塗料の特許
セス・ウルフ (Garrett Strommen)
マッケンジー・ウェイド (Lisa Marie Zaura) 16歳、フィギュア
フランク・ビンセント・ハント (Steve Alderfer) リンク作業員
カレン・フィーニー (Jaclyn Kerhulas) 刑事
--- (Greg Williams) 刑事


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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