CSI : NY3

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny3/



第19話 ワインと異常な愛情 A Daze of Wine and Roaches

脚本/Timothy J. Lea、Daniele Nathanson 監督/Oz Scott
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チャリティイベントの主催者は15歳のイーヴィ・ピアポント
国連ビルを借りて西洋の貴族たちのコスプレに身を包んだ出席
者たちはパーティーを楽しむ。その中の余興としてギロチンを
する場面を写真に撮ることになる。アントワネットのコスプレ
をしたイーヴィのフランス語の通訳兼フランス語教師の
シモー
ヌ・ド・リール
はギロチン台に首を入れる。しかし彼女は
気分が悪いとして拒もうとするが・・・そんな彼女はギロチン
台の中に挟まった状態で亡くなってしまう。

すぐにCSIが現場に入る。
現場には銀紙の包みが落ちており、唇が青くなっていることから
毒物によって殺害されたのだという。ステラはもしかして
被害者が身につけているきつそうなチョーカーが原因か?と呟く。
イーヴィがギロチンの綱を引いた事を知る。
マックは客のカメラに何か写っているかも知れないとして、
捜査員達に調べるよう指示する。

しかしこの一件、現場を担当するのは
ジェラードだった。
現在では警備から警視に昇格し、刑事局長の右腕となっていた。
そんな彼からここは国連ビルで起こったことで、相手は大使館
関係者だとし、事は外交問題に関わるために許可が出るまで
遺体には触れるなと指示される。マックたちは今すぐに検査
しないと毒物の痕跡が消えてしまうかも知れない事を訴えるが
聞いてもらえなかった。

イーヴィの弁護士兼後見人の
ルーサーはこの事件の窓口になる。
ルーサーはイーヴィを守ろうとするが、彼女はマックらの質問
に自ら答える。
シモーヌはフランス語の教師で親友だったという。チャリティ
パーティーは彼女のアイディアだった事を聞く。ギロチン台に
入る前に彼女は気分が悪いと言っていたことを聞く。彼女は
シモーヌは病院に運ばれただけでまだ生きていると思っていた。

一方シェフの
アレック・グリーン(38歳)が自分の店で殺害される。
今日オープンするはずだった彼の三軒目の店。
検視の結果、死後硬直の様子から死後12時間は経っているとの
事。凶器は胸に刺さっている
コルクスクリューだった。
鍵を持っていたのはアレックだけだったという。
死んでいたのは高級ワインばかりが並んでおり、床には一度
開封したワインが割れ落ちたものだと分かる。ケンカして誰かが
投げたのだという。
現場には
鉛の球が見つかり、そして遺体の口からはゴキブリ
這い出てくる。

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フランス大使関係者がチャリティイベント中に亡くなる。
毒殺である事は明らかで、現場に落ちていたチョコレートの
包装紙から、犯人はチョコに毒を注入して殺害したのだろう
と疑う。一方、店のシェフが刺されて亡くなる。高級ワイン
が偽物である事が分かり、偽物を売られたことで激情した
のを返り討ちにされたのではないか?と疑っていく。

NYらしく女の子の猟奇的一面を覗かせたり、ゴキブリの存在
を崇拝する怪しい人物を登場させるなど、都会のねじ曲がった
心を描きだした話だった。

チャリティイベントに関しては、横領事件が関わったもの。
調べていくウチに、被害者には就労ビザが切れていて、それを
利用した色んな思惑が描かれていた。
しかしこのドラマのメインは、マックと警視の政治的駆け引き
だったり、少女自身の猟奇性を浮かび上がらせるものだと
思う。
シモーヌと射撃コーチ、どちらとも殺されていたけど、ふたり
の関係に嫉妬していたりしたのかな。

一方のシェフ殺害事件。
ワインの偽物業者だったり、元妻が嫌がらせとばかりに
ゴキブリのブローチを付けてレストランの前夜の試食会に
現れるなど正直あり得ないものが有った。
こんな人の食事のレビューなんて誰が信じるんだろうかと。
まるで殺されろと言わんばかりの行動を何故取るのだろうか。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から


スタントン・ジェラード (Carmen Argenziano) 警視
イーヴィ・ピアポント (Shailene Woodley) 15歳、大使の娘
ルーサー・バンデロス (James Black) 弁護士、横領
ジャックソン・ピロック (Ross Gibby) 児童心理カンウセラー
ジュリアン・フィーニー (Rey Valentin) ワイン業者
グレッグ・サンフォード (Eli Goodman) 店の従業員
ギャビン・ブリッジ (Christopher Maleki) ブローチ販売
アレック・グリーン (Daniel Buran) シェフ、被害腫
クラレッサ・エバーズ (Dana Cuomo) アレックの元妻。ブローチ
シモーヌ・ド・リール (Louise Linton) 被害者、フランス語通訳

--- (Joseph Rye) フランス大使


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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