CSI : NY5
(CSI:ニューヨーク / シーズン5)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny5/





第4話 セックスと嘘とその彼女 Sex, Lies, and Silicone

脚本/Wendy Battles
監督/Jonathan Glassner
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公道でのパフォーマンスに禁止条例を出したニューヨーク市に
反対した住民達は、カーニバルのパフォーマンスの様にして
夜な夜な行進する姿が有った。そんな中、竹馬のバレリーナに
扮したザック・ローゼンタールの前に、女性が助けを求めて
やってきてそのまま死亡する。

すぐにCSIが捜査に当たる。
パフォーマンスは深夜24時に始まったというもの。
被害者の姿を見ると、顔面、そして頭部に鈍器で殴打された
跡が有り亡くなっていた。防犯カメラが設置してある為に、
マックはダニーに映像を調べる様指示する。
被害者の体を調べていくと、
ブレスレットに血のついた組織
が見つかり、被害者の体には防御創は無かった。何も所持して
いなかったが、フラックが配水管から
オーストリッチレザーの
パスケース
に入った
カード類やID、そして携帯電話・ブラック
ベリー
を発見する。しかしその中には現金とクレジットカード
は発見されなかった。
カードを見ると彼女が大金を稼ぐ人物で有る事は容易に分かる。
名刺を見ると、彼女の名前はアン・スティール。コンサルタン
トと肩書きが書かれていた。マックは電話を調べると、
シンク
レア局長
に二時間前に電話している事が判明する。

シドは運ばれてきた被害者の遺体をモルグで調べようとすると、
何者かが先にモルグに来ており、もみ合いになる。
すぐに通報され、マックたちが駆けつけるが、相手は180cmの
白人男性で、手には外科用の手袋をしていて顔も確認が取れな
かった。靴跡はとりあえず検出されるが・・・
警備のものに話を聞くと、バッジを見せて遺体を確認に来たと
言っていたという。ニューヨーク市の財政緊縮策により、
警備は民間の警備会社の人間が担当している事もあり、バッジ
をあまり確認せず室内に通した事が問題だった。

マックの元にシンクレアがやってくる。
モルグで起きた一連の事件を話すと、民間警備を雇うからこの
様な事態になるのだと訴える。しかしニューヨーク市は現在
40億ドルの赤字を抱えていて、益々緊縮財政は続くだろうと
言われる。マックは被害者のアンの写真を見せて、誰なのか?と
尋ねる。彼女はコネを作る事で収入を得ている女だとし、
トラブル処理をしている女だと聞かされる。

ブレスレットからは合成ポリマーが検出され、被害者のストッ
キングからは被害者以外の女性の毛髪
が見つかる。

そんな中、被害者のクレジットカードを使用したとの通報が
入り、使用した人物・ラースから話を聞くと、昨晩ダウンタウン
で起きた路上パーティに友人と来ていたという。その時に
クリジットカードを拾ったのだと告げる。

一方通りに設置してある防犯カメラを調べるダニー。
車のバンが停まっていて、被害者の姿が映っていなかった。
しかし後ろのマンションの一室に女性の姿が映っており、
その部屋の持ち主であるトレヴァー・ジョーンズに話を聞きに
いく。女性とは
ブルーテイルというバーで知り合ったとし、
泥酔していたのでよく分からないが、彼女は24時半頃出て行っ
たという。

ホークスは街でコーヒーを買いに行くと、そこに大学時代の
友人でもある
グレッグ・プルマンと偶然会う。現在弁護士を
しているという彼は、ホークスがアンの捜査をしている事を
知り、彼女は
女ペリカードと呼ばれている人物だと聞く。
ホークスに対して今夜
タナーズで飲まないか?と誘う。

一方リンジーはストッキングの毛髪を調べていると、CODISで
ヒットする。ジャン・ハウラーという17歳の女性のもので、
コネチカット州の失踪人データベースに二年前に登録されて
いる人物
だという。
同位体分析の結果、ボストンに住んでいた
であろう事が分かり、調べてみると彼女はドラッグの過剰摂取
で既に他界している事が分かる。

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■ニューヨークのスキャンダル

ニューヨークのアッパーイーストサイドで暮らすセレブたちの
スキャンダラスな一面を描いた「ゴシップガール」じゃない
けど、今回はそんな政財界の大物たちのゴシップと、それを
処理するフィクサーの様子が描かれた。

しかし彼女のような存在って、あまりに知りすぎている事も
有り、相当危険だと思うんだよね。なんでわざわざUSBに証拠
を残しておくのだろうね。

■目撃者はラブドール

相変わらず最近の日本がアメリカのドラマで取り上げられる
と言ったら寿司かアダルト関係のネタばかり。
高性能な日本製のシリコンが検出されたと聞いて、一体何の
事かと思ったら、やっぱりオタク文化の一つでもあるラブドー
ルの素材が日本製だったというもの。

三体のラブドールの名前が、アキコ、ヴァネッサ、メロディ。
一応日本に敬意を払って日本人女性の名前がついているのか?

■生身の人間よりも人形を好む男たち

リンジーがやたらと声を上げて、"生身の女に負けるならまだし
もプラスチックの塊よ? 人形にあって私にないものってなんな
の"と、フラックに憤怒する姿が有った。彼に言っても仕方が
無い事なのに、人前で恥をかかせるリンジーの姿に、負ける
原因は、そこなんじゃないだろうか?と思わず小一時間なネタ。

それよりもアダムが興味を持ってラブドールを見ていたのが
印象的。ステラもリンジーも呆れていたけどね。

■シンクレア局長

この人、そんなに多く登場している訳ではないけど、結構
存在感が有るね。
CSI:NYだと今回までに4つのエピソードに登場している。
s3 #22#23、s4 #3#10
シーズン4の3話「消されたスパイの際に、セクハラの件で
メールのやりとりが行われている事が一部流出してしまい、
その処理を今回のフィクサーに頼んでいた事実が発覚する。

しかし話によるとシンクレアのセクハラの件は無実だという
感じだった。それを機会に妻とも離婚している事が発覚。

■シンクレアも組織の一人

マックに指示を出すシンクレア。しかし当然シンクレアも上層
部からの要求に応えなければならない立場。

今回の事件を見ていると、シンクレアのスキャンダルなど
可愛いもので、相当大きなスキャダルが潜んでいる事が描かれ
ていた。

■ダニーのパソコン

USBが64GBだと聞いて、オレのパソコンのメモリーより多い
と呟いていた。ダニーは一体どんなパソコンを使っているの
だかね。

■ホークスの過去

奨学金をもらってメディカルスクールを卒業した際に、
多大な協力を得た人物がいた事が発覚。ホークスは尊敬していた
みたいだけど、実は工事受注の際には相当汚い事をしていて
フィクサーに処理させていた事を知り、ショックを受ける。

■USB盗まれる

呆気なく証拠として保管室に納めたけど、盗まれるであろう
事は誰もが感じる流れだった。それだけ相当な爆弾を秘めている
USBなのだろうけど、あらゆる意味でセキュリティにはもう少し
気を遣わないとね。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から
スタントン・ジェラード (Carmen Argenziano) 警視
ブリッガム・シンクレア (Mykelti Williamson) 刑事部長
ケンダール・ノバック (Bess Wohl) CSI、アダムの彼女

トレヴァー・ジョーンズ (Devon Gummersall) 司法長官のオフィスで働く
ハンク・ゴーレム (Brian Poth) 人形
ラース・シザーハンズ (Stephen Sowan) 美容師・カードを無断使用
グレッグ・プルマン (Andrew W. Walker) 弁護士、ホークスの知人
アン・スティール (Amber Mead) 被害者、フィクサー
レベッカ・アンダーソン (Kelly Noonan) ラブドール店・店員
アンソリー・マルティーノ (Christopher Stapleton)
--- (April Rose Krack) Fire Performer
--- (David J Law) NYPD Detective

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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