CSI : NY5
(CSI:ニューヨーク / シーズン5)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny5/




第7話 地下室の死体 Dead Inside

脚本/Daniele Nathanson、Pam Veasey
監督/Christine Moore
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地下室(貯蔵庫)でケビン・マクブライドの遺体が発見される。
見つけたのはBMXをしていた少年・トニー・ショー
遺体を見ると
顔が鈍器で殴打されており、顔が食い荒らされた
かのような状態だった。内臓の体温から、死亡推定時刻は
昨日の
朝9時から10時頃だと分かる。
しかし地下室へ行く階段の最上階で血痕が不自然に途切れてい
るのが分かる。

一方ステラは遺体の殺害現場と思われる家宅を捜査していた。
血を拭き取った跡が見つかり、ほぼ現場だと断定出来るもの。
しかしそこは
イーストリバー内を移動する船上の家だった。
ケビンは家屋移動の会社を妻と共に共同経営していて、この日
は殺害現場である家を
スタテンアイランドからアッパーイースト
サイド
に移動していた所だった。購入者は
フランコ・ヴラディ
ック
という男性だが、北京へ出張中で半年間は帰国していない
との事。
家宅を捜査していたリンジー、ダニー、ステラ。
リンジーは窓ガラスが壊されて無くなっていること。そして
ガラス片も全く飛び散っていない事から、犯人はガラス窓から
侵入して殺害に及んだのではないかと推察される。

ケビンの妻・アニー娘のエラをモルグに呼び出すと、遺体の
確認をしてもらうことに。しかしマックは遺体を直接は見せず
ケビンだと分かる身体的特徴はあるか?と尋ねる。妻のアニーは
悲しみの余り対応することが出来ず、娘のエラは
左手に工具痕
が有る事を告げると、確かにそれを確認出来た。遺体の顔を見
せないのは、顔が酷く損傷しているからだとエラ自身がマック
の意図を察する。

家宅捜索していたステラは室内で
薬莢を発見。しかし被害者は
打たれてはいなかった。また
穴の空いたニンジンが落ちている
事が判明する。

社員で秘書をしているリタ・マネッティから話を聞くと、最後
に逢ったのは昨日の朝10時頃、
ネイルサロンに寄った後、書類
にサインをもらう為に彼と逢ったという。家を移動させる為の
作業員の中に犯歴者は居なかった。

ドンの元にジェシカがやってくると、昨晩マルチネス捜査官と
令状を持って
クラウンハイツに有ったパーティーを捜索した
際に、ドンの妹・サマンサを見かけたという。ドンの妹だと
言ったので見逃したと聞かされたドンは、妹がどうしてああな
ったのかと呟く。

被害者の体を調べると厚紙を握っていた事が判明する。
厚紙の切れ端には"話す"と書かれていた。それがすぐに被害者
本人の写真だと分かる。
QRコードが付いた紙で送られてきた
ものだと分かる。

そんな中、ステラの元に電話が鳴る。
"
ネズミ男(ウォルフォード・ベッシー)の死は迷宮入りにしろ"
という脅迫の電話だった。ダニーはボーっとしているステラに
気がつき声を掛けると、先日の
ギリシャ大使館での顛末を
語る。自分を突き飛ばした相手は大使館に雇われている
セバス
チャン・ディアコス
で、その男性から脅しの電話がなったと。
外交特権で守られているので逮捕出来ないが、ダニーはルール
は無視することが出来るとアドバイスする。

一方遺体を調べていると鼻孔の中の毛から、キヌオポッサムに
よって一部遺体を食べられている事が判明。死因は鈍器によっ
て前頭葉を切断された事だという。骨には凶器で突いた跡が
付着していた。腕には
引っかかれた様な傷跡が有り、ウロコ
らしきものが付着
していた。

ニンジンと薬莢を調べていたアダムは、それがたばこを吸う
為のパイプとして利用されていた事が判明する。DNAが検出され
タナー・サマーセットだと分かる。
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■被害者は移動式の家屋の会社を売っていた社長

基本的に家を売っているのだろうけど、住みたい土地と家が
一致しない人の為に、家を移動させる方式で販売している
様だ。時々ニュースなどで家を移動させる映像が見られるけれ
ど、アンティークの家屋はそれだけ価値があるのかな。
そんな状況を殺人事件として利用するのだから、凄い発想だ
よね。

■凶器の特定、発見が全て

凶器に上皮組織が付着していて、それで犯人が特定出来た。
ミトコンドリアDNA検出なので、個人を特定するには信憑性が
低い物が有るが、家族の特定までは比較的容易に出来るもの。
かなりDNAが汚染されていて特定が難しい時には、この方式で
検出させていく物なのかな。

■事件をミスリードさせるもの

遺体に付着していたひっかき傷とウロコは、インドなどに
住んでいるコイ科の淡水魚のウロコだった。古くなった角質を
魚に食べさせるというエステ・サロンに居た人物を特定させ
ていく。秘書だったけど、犯行とは関係していなかった。

現場に落ちていたニンジンと薬莢。
これは元々の家の持ち主、タナー・サマーセットのものだった。
相続出来るかと思っていたタナーだけど、母親が勝手にその
家を売り払ってしまったので、ふてくされてその家を守ろうと
していた様だ。

■サマンサ再び・・・

ドン・フラックの妹、サムことサマンサが再び登場。
シーズン5では1話「生還に登場した。
彼女は営業時間中に酒を飲んでいて首になったという。
アルコール中毒で現在集団セラピー中らしい。

サムがドンに対して、幼い頃に家族旅行に行った時のイチ
エピソードを語り一緒に聞いた音楽の事を懐かしそうに話して
いた。CSIブログさんによるとその曲は、Peter Gabrielの
Red Rainという曲。

家族が完璧だとドロップアウトした娘の立場というのは、相当
厳しい物が有るんだろうね。



■ステラに再び脅迫が・・・

ネズミ男殺害の件で、ステラに脅迫が届く。
捜査しているのはステラだけではないのだろうからそんなに
圧力掛けなくても良いのにね。
因みにネズミ男殺害事件はシーズン5の5話「人生の対価
起きた物で、ディアコスとの対決はシーズン5の18話「その先は闇」
になっているので、楽しみにしよう。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から
スタントン・ジェラード (Carmen Argenziano) 警視
ブリッガム・シンクレア (Mykelti Williamson) 刑事部長
ケンダール・ノバック (Bess Wohl) CSI、アダムの彼女

サマンサ・フラック (Kathleen Munroe) ドンの妹
リタ・マネッティ (Mirelly Taylor) ケヴィンの秘書
エラ・マクブライド (Casey LaBow) ケビンの娘、"LOLA57"
アニー・マクブライド (Marguerite MacIntyre) ケビンの妻
タナー・サマーセット (Jake Muxworthy)
ビル (Bradley Dodds) バーテンダー、サマンサの元同僚
ケビン・マクブライド (Christopher Halsted) 夫、家屋移動会社
--- (Mark A. Nash) Detective

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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