CSI : NY5 (CSI:ニューヨーク / シーズン5) 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny5/

第15話 パーティーの裏側で The Party's Over

脚本／Barbie Kligman
監督／Oz Scott
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マックはタキシードに身を包み、マンハッタン博物館の修復
費用捻出のためのチャリティパーティに出席しようとしていた。
しかし目の前で強盗事件が発生すると、マックは追いかけ、
ビニール袋を手錠代わりにして容疑者の手を縛り上げる。

パーティーには、ジリアン警視やメディア王のダンブルック、
そして副市長のスチュワート・キャプランも参加して
いた。ステラは消防士の友人・ブレンドン・ウォルシュと共に
出席していた。
現在NYPDは財政赤字のために給料が未払いとなっており、現場
捜査官を中心にしてブルー・インフルエンザと呼ばれる仮病を
使ってストライキを起こしていた。

そんな状況の中、メディア王のロバート・ダンブルックは、
修復費用のために個人的に100万ドルを寄付すると発表。
それと同時に副市長の登場を願うが、上から風船が落ちてきた
と思うと同時に副市長の遺体が落ちてくる。
パークアベニュー45丁目で事件が発生したとして、すぐにステラ
は通報するも、ストライキ中のNYPDは捜査人数的にも足りない
状況だった。

副市長の容体を確かめる消防士のウォルシュだが、既に死んで
いるという。額には軽い裂傷が有り、索痕、索講こそ見られな
いが、首に傷跡が見られるという。絞殺の可能性が高いと
ホークスは推察する。現場にはダニーも来ていたが、電話が鳴
ると、仲間からの呼びかけによって自分もストライキに参加
する為現場から立ち去ってしまう。

そんな中、ステラは床に丸い血痕の跡を発見する。被害者の
ワイシャツの襟にもその跡が付着していることから、何らかの
物質が落ちていた事を知る。それが何なのか。ウォルシュが
被害者の容体を見る際に、シャツを頭の下に敷いていた事から
そこに付着しているのではないかと考える。

パーティー会場の入り口で騒ぎが起きていた。
マックが原因を尋ねると、男は副市長の弟のニール・ウェストン
だと告げ、副市長の息子のジェイク・キャプラン(13歳)が何処
にも見当たらないのだという。マックはすぐに現場捜査官に
ジェイク捜索を最優先事項として指示。アダムはサーモグラフ
ィー機能を使って厨房を調べていくと、ジェイクは厨房の中の
物入れの中に一人隠れていた。アダムは優しく彼に問いかける
と、自分の持っていたi-podの音楽を聴かせて落ち着かせるの
だった。

一方ステラはウォルシュから当時の服を回収する。

モルグで遺体を調べていくと、首を絞めたであろう形跡が
首に付着していた。何らかの化学成分だった。

そんな中、現場でICチップが落ちているのを発見。それは
NYPDのバッヂに付着している個別認識番号だった。その持ち主
はミラーだと判明する。ミラーから事情を聞くと、市長は10%の
昇給をしているのに、自分たちが未払いになるなんてあり得ない
とし、副市長にその現状を伝えようとしただけだという。その際
に副市長の額に傷が付いていたことが分かる。

血痕の付いた服を調べると、毛髪らしきものが付着。
リンジーは化学物質を調べるとPFBSと呼ばれる、商品パッケージ
やコーティング剤として使用されているものだと判明する。

一方検事からホークスに電話がなる。
ダニーが証人として出廷するはずだったウェルズ事件の証人
をホークスが変わりになって出廷して欲しいとの事だった。
ホークスはダニーがストライキを起こしていることに理解を
示すことが出来ず、リンジーに対して、子供の父親になると
いうのに無責任だと否定する。リンジーは、誠実なだけであり、
誓いをかけた警察官出身のダニーとホークスでは立場が違うの
だとするが、ホークスは給与が出る出ないは関係ないと非難
する。

ウォルシュの上着から丸い木のボタンのようなものが見つかる。
被害者の血痕も付着していた。シャツの襟に付着していた毛
は馬の毛であり、サラブレットのものだと判明する。

そんな中、ジリアンの車の上に新聞紙が置かれてあり、副市長
の顔写真の上にメッセージとして"金の流れを追え"と書かれて
いた。まさか副市長は何ら不正に関与していたのか。
副市長になる前には、彼は建設改修部門のトップに居たという
が・・・
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■ブルー・インフルエンザにかかるNYPD

現場の捜査官とラボの職員では扱いが違うのかな。
NYPDの警察官たちは給料が未払いで、ストライキを起こす。
名目的には公務員なのでストライキという形ではなく、
休職という形を取る事になるが、なんだか大阪府での市議会
を思い出す様な出来事だね。

■事件としては難しくないが・・・

捜査官が少ない状況の中で、あんまり多くの事件が発生しな
かったのが幸いって感じ。時々もの凄い忙しい時が有るよね。
まぁ交通警察が居ない事もあって、渋滞していたけどね。

冒頭からリサイクルだとして、ビニール袋を手錠にしていた
マックの姿が印象的か。

■ウォルシュの上着に付着していたもの

最初ウォルシュが何ら事件に関与しているのかと思ってヒヤ
ヒヤしたけど、単に蘇生する際に付着したようだ。
結論から言うとボタンのような丸いバルサ材の物質はワード
ゲームに使うものだった事が判明。
少年のものだった。

■アダムが大活躍

少年とアダムの心の交流のお陰で、上手いこと子供から自供
を引き出した。強迫神経症について詳しそうにしていたのだ
アダムも過去にそんな症状が有るのかと思ったけど、特にそう
いう事は無いのかな。
最後にi-podを渡すアダムが涙しているのが印象的。
アダムはピザとギターヒーローが有れば大丈夫とするが、
ステラが声を掛けるべきかどうかで悩むシーンが、生死を分ける
ようなことにならないと良いけどね。

■メディア王との関係

メディア王のダンブルックはマックの能力を認めて、NYPDに
2千万ドルを寄付する姿が有った。見返りを求められるとして
受け取るのは拒否すべきじゃないか?とするが、ジリアンは
受け取っていた。その金がNYPDの給料になるのか。

シーズン5ではやたらと緊縮財政が迫られていたので、今回
それが爆発した感じになったね。
しかも副市長の横領の件。3億ドル以上着服していたみたいだけ
ど、それで行政の赤字も少しは解消されるのか。
NYなんかよりも全然借金体質の日本はこんな緊縮財政は全く
起こらない所が不思議だ。大阪なんて赤字が1兆円超えてるで
しょ。

■名言が多かった

マックが語ったセリフの中には色々と名台詞が多かった。
CSIブログさんによると、「友はそばに、敵はさらにそばに置け」
は映画「ゴッドファーザー2」に出てくるセリフ。
ジリアンが映画「ザ・エージェント」のジェリー・マグワイア
だとして引用したのは、セリフの中の「金を見せろ」を引用。

またメディア王の前ではマックが散々決意表明をしていたし、
今回はホークスも自分の信念をリンジーなどと戦わせる姿が
有った。

■メディア王・ロバート・ダンブルック

この人物は、s5 #21「過去、現在、そして殺人」と
s5 #25「殉職」に登場する。果たして何かNYPDに要求してくる
物が有るのか。