CSI : NY5 (CSI:ニューヨーク / シーズン5) 制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny5/ |
第16話 都会のハゲタカ No Good Deed
脚本/John Dove、Pam Veasey
監督/Nelson McCormick
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自殺未遂したエラを助けに言ったマック。
病院に運ぶと一命は取り留める。
一ヶ月後。マックはコーヒーを飲みながらエラの件でステラに
相談する。何故エラは自殺するまでに追い詰められていたのか。
そんな会話中にマンハッタンの上空にはヒメコンドルが旋回し、
なんとステラが飲もうとしていたコーヒーの中に人の目を落と
して来たのである。
ドンはステラから事情を聞く。
落としてきたのは黒い鳥で、くちばしが有って飛ぶ鳥だと、
からかうステラ。コーヒーの中から目玉を取り出すのを見て、
ドンはコーヒーにはミルクしか入れない事にしていると告げる。
人の眼球である事は明らかで、その状態から腐敗の初期である
事は明らかだった。
移植型コンタクトレンズ(製造番号付き)をしている事から被害
者は、インターネットの創業者のジョン・ポラックである事が
分かる。すぐに被害者のアパートを調べに行くとと、庭の花壇
にヒメコンドルが留まっている事が分かり、花壇の中から
遺体が発見される。室内は争いが起きたような形跡が有り、
被害者の指には婚約指輪がつけられていた。
ジョンの会社は明日に株式公開を予定していた事が分かる。
被害者の家は5階故に外から室内に入り込んだとは考えづらかっ
た。妻・フローラの姿がないことに気がつく。
室内を調べるダニーは、床に落ちていた写真立てに血痕と指紋
が付着している事が分かる。また床にはシルデナフィル・プリ
ロカイン局所軟膏と呼ばれる、男性器につける薬が落ちていた。
遺体は花壇の中に完全に埋められていたが、猛禽類の習性に
よって掘り起こされていた事が分かる。
シドはモルグで遺体を調べる。
遺体は植毛された跡が有り、臓器の殆どはコンドルによって
食べ尽くされていた。額に付着する裂傷は浅いもので、死因と
は関係。臓器が無い事から死因の特定も難しかった。
しかし遺体は二日前に亡くなった事が判明する。
ホークスは血液検査を行った結果、遺体から次サリチル酸
ビスマスが検出された事から、胃酸の薬を飲んでいた事が判明。
AFISで写真立ての指紋を照合するも該当者は無い。
しかしDNA検査では、写真立てに付着していた血痕は被害者
本人の物だと分かる。
そんな中、妻・フローラが見つかる。
フローラは兄・エンリコ・パルメロと共に署にやってくる。
フローラはアトランティックシティに女友達と二日程旅行に
行ってきたのだという。ジョンが勧めてくれたもので、カジノ
で遊んできたとの事。結婚は一年前にしたものだが、ベネズエラ
から入国したのと同時期に結婚している事から、マックはグリ
ーンカード目当てではないのか?と疑う。愛の無い結婚をして
永住権を得た後に、夫を殺害して会社や資産を乗っ取る計画
だったのではないかと疑う。フローラは確かに疑われるべき
ものが有る事は理解するが、夫は本当に優秀で思いやりのある
人だったとして、殺害を否定する。
写真立ての指紋はフローラのものではなく、またアリバイも
カジノの防犯カメラの映像で証明される。
一方ヒメコンドルは、保護局で管理されている為に、脚には
個体識別番号やGPSが付着して、行動をモニタリングしている
事が判明する。ダニーとアダムはヒメコンドルの巣にいくと、
鳥が運んだ遺体の臓器を回収する。回収した臓器から、胃は
潰瘍を起こして破裂しており、バーチャル・オドプシーを使っ
て、被害者の人体を復元すると、腹部組織に皮下挫傷が有り、
拳の跡が見つかる。恐らく腹部を殴ったことで、潰瘍が破裂
した事で出血死したのだろうと推察する。
指紋は相変わらずデータベースでヒットしなかった。
ホークスは見方を変え、DEAの医療従事者データベースでも
検索をかける。すると指紋はDr.シャーロット・ライデルの
ものだと分かる。
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■新たな都市伝説の発生
若い女性がコーヒーを飲んでいると、カップに目玉が落ちてきた
とする都市伝説をエラから聞かされるマック。
実際にステラが経験してしまったものが都市伝説化されて
しまった。
コーヒーを巡って冒頭のステラとドンのやりとりは面白かったな。
■エラ再び
マックがステラにエラの件で相談する姿。
マックにストーキングしていくのかと思ったけど、そうならず
にホント良かった。
ステラとマックの役割が逆になったようで、ステラがその事を
指摘していた。
"捜査は終わった、切り替えろ、全員は救えない"とするステラ
のセリフはいつもマックが語っている様なセリフだ。
■被害者のジョン・ポラック
被害者がとても優しい人だというのは分かるけど、金の面では
結構杜撰な物が有りそう。会社を興していたのは分かるけど、
ちょっと身の丈に合わないアパートに住んでいたような気もす
る。
■ジョンの妻・フローラ
演じているDanay Garciaは、「プリズン・ブレイク」のシーズン
3でソフィア役を演じた彼女。実際にキューバ出身、1984年7月
5日生まれの女優さんで、2003年からアメリカで活動を開始した
様子。
■最近のハイテクが事件解決に役立つ
何よりも監視カメラの映像が被害者邸に設置されていたこと。
鳥の行動がGPSで監視されていること。
911に通報されていたときの音声が残されている事から、状況
を割り出していく。
バーチャル・オトプシーについては時々見られる復元法だけど
本当に効果的な物なのかよく分からない。
■エスクトリームボディピアス
如何にもN.Yの人たちって感じの価値観。
日本でも吉高由里子さんが演じた「蛇にピアス」では身体改造
に興味を持ち始める女性の姿を描いた物だった。
正直何故それをしたいと考えるのか理解出来ないぞ。
■犯人は、兄だとして居たエンリコ
なんとなく想像出来るものが有ったけどね。
本来ならば二人して犯行計画を練っていたが、予想外にフローラ
がジョンに恋心を抱いてしまったことで、エンリコが嫉妬心を
発露したものだった。
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