CSI : NY5
(CSI:ニューヨーク / シーズン5)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny5/





第17話 正義のかけら Green Piece

脚本/Zachary Reiter
監督/Jeffrey G. Hunt
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アダムは仲間たちと路上でホッケーを楽しむ中、アダムはボール
を拾いに行くと、突然家の前に
停車していた白いバンが爆発
起こす。爆風によって目の前のフィリップス・レッドマン家が
半壊し、アダムは爆風によって吹き飛ばされる。
アダムは意識朦朧とするが、瓦礫と化した家の下から人の助ける
事が聞こえ、助けると家主のフィリップスだと分かる。

すぐに通報を受けて消防車とCSIが現場に到着。
マックたちは救急車で運ばれる前に最低限の情報をアダムと
フィリップスから尋ねる。白いバンはレッドマン家のものでは
ない事。寝室にいたら突然爆発したこと。家には他に誰も居ず、
妻は
オコボジ湖畔の実家にたまたま帰省中だという。

爆発事件を聞きつけ、FBI捜査官・リチャードソンが、ドンの元
に近寄り捜査協力を申し出る。
ステラはこの家の一ブロック先で相当量の爆発物が発見されて
いるという。マックは白いバンの中から、
硝酸アンモニウムの痕跡
見つけていた。高窒素の肥料に使われることもあるが、爆弾の
酸化剤としても使われるという。これは
オクラハマで起きた
爆破事件と類似
しているという。起爆装置は遠隔なのかタイマー
なのか。

現場に散乱しているドラム感の破片から、容器の半径は30cm程度。
およそ30ガロンの爆薬が入っていて、現場に2つのドラム感が
落ちている事を考えると、200kg以上の爆薬が合ったであろう
事を推察する。

リンジーはこの日の事件を最後に出産のために実家に帰省しよう
と考えていた。ダニーにもその事を告げる。

現場であれほどの爆風を受けたにもかかわらず被害者のフィリ
ップスがかすり傷程度で済んだのは奇跡に近かった。
1970年度に
グリニッチビレッジで起きたテロ組織・ウィザーメン
のアジト爆発事件でも、家屋は全壊したが中に居た物はすぐに
逃走出来たのだという。
被害者のフィリップスは
電子機器のリサイクル業を勤めていて、
駐車違反一つしない善良な市民であることが判明する。
そんな人物を狙うとは考えられず、近くで行われるイベントで
爆発させようとして待機していた物が、誤って爆発してしまった
のではないか?と推察する。

現場からは
ニトロメタンが検出される中、ダニーは瓦礫の下から
女性の遺体が発見されるのを目撃する。フィリップスは家に
誰も居ないと言っていたがどういう事なのか。
検死の結果、脊髄が断裂した事による爆死で、
頭から煉瓦の欠片が見つかって居る事からも中に居た事を
示していた。
フィリップスに遺体を確認してもらうと、彼は突然取り乱して
北部の大学に通っていた娘のアリソンだという。しかし家に居る
ハズ無いとの事。

パイプ爆弾、そしてバンの残骸を調べていく。
この界隈でイベントが有るという情報は皆無だった。
予定外の爆発だったのか。テロリストによるものならば、複数
犯の可能性が高かった。しかし何故あそこに爆発物が置かれて
いたのかについては依然として分かるものがなかった。

リンジーはパイプ爆弾の表面に何らかの傷跡が有る事が分かる。
製造ミスなのか?
ダニーは大抵この手の事件では、レンタルカーが使われる物だ
という。1993年WTCの爆発事件でのラムジ・ヨセフ、オクラハマ
のマクベイも爆発事件にはレンタルのトラックを使っていると
の事だった。
クラシカルレンタルズで借りられているものだと
判明。借り主はマイケル・エドガーズで、人種的偏見の増悪犯罪
に手を染めている事が分かる。彼が前回に犯罪を犯したのが
クイーンズ地区のフランシスルイス大通りだった。恐らく
ドラッグレースをしている所なので、そこでニトロメタンを
手に入れたのではないかと推察。その近くにはユダヤ教会が
有る事からそこを狙った犯行ではないか?と疑う。

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■爆破事件

何にもない民家で起きた爆破事件だったので、なかなか捜査も
難しい物が有ったのかな。
FBIまで捜査に乗り出していたけど、普通はATFなんかの仕事
じゃないのか。

冒頭からアダムが凄い勢いで吹っ飛ばされたのが驚いた。
そしてその事情を撮影していた人物が居たので、VTRが役に立つ
だろうと思っていたけど、全く関係なかった。

■被害者の証言の食い違い

フィリップスが自宅に居た際に爆発し、家が半壊してしまった。
家には幸い誰も居ないとしていたけど、娘のアリソンが居た
ということで、事情が変わってくる。

最初は愛人絡みなのかと思っていたけど、実際には娘だった。

■白いバンを借りた人物

マイケル・エルガーズと呼ばれるネオ・ナチの様な人種的偏見
増悪犯罪に手を染めている人物が借りているという事が判明
する。しかし筆跡鑑定から彼が借りては居ない事は明らか。

結果からするとエコテロリストを称するものの犯行だったけど
その信念だけでなく、その事件の中には、復讐心も含まれていた
というものが有った。

■ピュアリストと呼ばれるエコテロリストによる犯行

かなり危険な人物で過去にも二度三度と犯行を犯しているのに
FBIは誰も彼らを尾行していないという辺りがかなり違和感が
有った。

ピュアリストの構成員の中に、なんと亡くなっていた娘も
在籍していたというのだから不思議な事件だ。

■アリソンの服から出てきた写真

中国のグイユと呼ばれる地域の写真を持っていたようだ。
世界最大の電子廃棄物の都だという。時々ニュースなんかでも
報道しているけど、それがこの村に該当するものなのかはよく
分からない。

■過去の事件の引用が多かった。

マックが主に説明っぽく過去の事件を引用していた。

1995年4月19日、オクラホマ爆破事件(マクベイ)。
1993年2月26日、世界貿易センター爆破事件(ラムジ・ユセフ)。
1970年3月6日、グリニッジ・ビレッジ「ウェザーメン」のアジト
での暴発事件。

■ダニーの決断

いよいよリンジーが出産のためにこの事件を最後に一時職場
を離れて実家で出産まで滞在する様子。
ダニーはマックに一度は彼女にプロポーズしたものの断られた
事を語る。するとマックはクレアとの件を引き合いに出して、
誰でもみんな結婚・出産には怖じ気ずくものだとして、励ます
姿が有った。
最後の結婚式は、簡易的なものだったけど、マックとステラが
見守る中で行う辺りは、泣けるものが有った。
でもラボのみんなで祝ってあげたかったね。

■神の導き

今回はやたらと神というキーワードが引用された。
容疑者の男も神の子としての義務だとしたり、マック自身も
彼を逮捕する事を容疑者のセリフを引用する形で皮肉った。
そして最後はダニーとリンジーが結ばれる事を神が二人を巡り
合わせたのだとして、声を掛ける。

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から
スタントン・ジェラード (Carmen Argenziano) 警視
ブリッガム・シンクレア (Mykelti Williamson) 刑事部長
ケンダール・ノバック (Bess Wohl) CSI、アダムの彼女

フェリックス・レッドマン (Robert Gant) リサイクル業者
セオドア・ウィックス (John Sloan) テディ・メイヘム、"ピュアリスト"
マイケル・エルガース (Matt McTighe) 前科者、ネオ・ナチ系
アリソン・レッドマン (Sarah Butler) 娘、"ピュアリスト"
--- (Grant Alan) Player
--- (Asia De Marcos) EMS Officer
フランク・リチャードソン (Mark Engelhardt) FBI捜査官
--- (Dinora Walcott) Clerk
レン・バーロウ (Luis Dalmasy Jr.) テディの腹心
スコット (Kim Ridley)
--- (Sokhan Sar) C.S.I Tech

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