CSI : NY5
(CSI:ニューヨーク / シーズン5)

制作総指揮/ジェリー・ブラッカイマー

http://www.watch-csi.jp/csi_ny/
http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny5/





第25話 殉職 Pay Up

脚本/John Dove、Peter M. Lenkov、Zachary Reiter
監督/Rob Bailey
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ドンは町で屯するテレンスに逢いに行く。
テレンスは敵対するものかと思い一瞬銃に手を掛けるが、ドン
だと知ると警戒心を解く。しかしテレンスはあまり頻繁に逢い
に来るなとして、タレコミ屋としてのリスクを訴える。
しかしドンの用事は、終了の通知を書面で手渡す為に訪れた
ものだった。そんなドンの元に、ロバート・ダンブルック
法廷待ちのジェシカから電話が鳴る。ロバートの犯罪に関して
息子のコナーは大陪審で証言する予定だった。裁判所近くの
ダイナー"ティウリーダイナー"でいつもの食事を食べていた
彼女。今夜逢う約束をするが、電話中に突然轟音と共に銃弾
の音が聞こえてくる。ドンは何事か起きた事だと思い、急いで
現場に行く。

現場ではダイナーに大型のトラックが突っ込み、激しい銃撃戦
が有ったことが判明する。証言をしようとしていたコナーが
拉致された事。そして現場では護衛していたジェシカが銃弾を
浴びて倒れていた。ドンは急いで自らジェシカを抱えて救急病院
へと運ぶ。

マックたちはジェシカを心配しつつも、自分たちに出来る事は
犯人を逮捕する事だとして、捜査を開始する。
現場には
50口径のホローポイント弾45口径の弾が落ちていた。
9mm弾が落ちていたが、犯人にジェシカが応戦したものだと分
かる。
目撃者によると、トラックから黒づくめの男性が2名、そして
別の所から2名が出て来て、襲撃した人物とコナーを誘拐した
人物に分担されていて、予め用意されていた
黒のハマーに
乗って逃走
したという。
コナーが父親の横領の件で証言しようとしていたことから、証言
される事を拒む父親が関与しているのではないか?と疑う。

しかし現場にロバートがやってくると、息子がさらわれたのは
警察の責任だとし、激怒する。そんなロバートの元に電話が
鳴る中、マックはすぐにロバートの家の令状を取るよう、
ステラに指示する。
弾道検査をするホークスとリンジー。
犯人にジェシカの銃弾が当たっている事は確かだった。

ドンは病院の待合室にいる中、ダニーが彼の様子を見に来る。
するとドンは静かに
ジェシカが死んだ事を告げる

マックはNYPDの職員の前で、ジェシカが亡くなった事を告げ、
一丸となって犯人逮捕に全力を挙げようと鼓舞する。仲間を
奪われたら必ず犯人を捕まえるのだと。

そんな中、逃走に使われたハマーが
マンハッタンブリッジ
近くの
ジェイストリートで発見される。

ドンはモルグに置かれていたジェシカの遺体の前で佇んでい
た。シドはドンを慰めると、ジェシカはシドのファンだった事
を語る。解剖されるなんて耐えられないというドン。

一方アダムはロバートが容疑者ではないかと考え、ステラと
共にロバートの車にGPSを設置する。

乗り捨てられたハマーを調べると、
ハマーは全体が防弾装備
が施されていてまるで軍仕様のものだった。窓にはジェシカ
が放った9mm弾がめり込んでいたが、貫通することはなかった。
マックはそれを見て完璧な装甲車だという。しかし犯人の一人
が深い傷を負っていて、血液を輸血している事が分かる。
犯人の3人は45口径を使い、一人が50口径を使っていた。そして
その
50口径デザートイーグルの銃弾がジェシカを死に至らしめ
ている
ことが分かる。しかし銃弾はIBISでヒットせず、血痕を
調べるも、特に容疑者と特定されるものが見つからなかった。
車からは
コウモリの毛が見つかり、真菌と呼ばれる白い鼻
症候群に冒されているコウモリだと分かる。

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■殉職

タイトルからして誰かが死ぬことが示唆されているものが
有るけど、果たしてそれが誰なのか。
まぁ海外のドラマのニュースを見ていると既に契約の問題で
この俳優はシーズン5で降板するみたいな報道は出回って
しまっているので、それが誰なのかは見る前から分かって
しまうものが有るけど、やはり死を前にすると辛い物が有る。

特にジェシカはこのシーズンではステラと捜査したり、
ドンと仲良くする姿が度々見られたので、余計に辛い物が有
った。

■犯人はロバートなのか?

自分に不利な証言をしようとしている息子を拉致して、証言
させないようにしていたのか。
中盤までロバート犯人説を貫いた辺りは上手く出来ていたと
思う。空港に金を持っていくロバートの姿を見て、やっぱり
逃げたのかと思わせたけどね。

■情報屋のテレンスも再登場

ドンからテレンスに卒業証書授与みたいな流れだった。
冒頭からドンとジェシカのお惚気かと思わせつつ、激しい
展開になってしまった。シーズン最終話故に予想出来る事
だけど、辛いものがあったね。

■容疑者特定は簡単だが、逮捕となると難しい

犯人が元軍人ならば、血痕から簡単に容疑者を割り出せると
思うんだけどね。なんでホークスが血液を調べた際に、特定
出来なかったのだろうか?DNAが特定されないような薬を
飲んでいたのかな。以前そんな薬が出て来たような気がする。

相手は元シールズ隊員ってことで、犯人が特定されても、
逮捕は容易ではないよね。

■テレンスの活躍

仕事以外でテレンスが捜査に協力してくれた。
ハマーを改造した人物の情報を知らせてくれたお陰で、元々
有ったハマーのタイヤに付着する土を分析。酸化アルミニウム
と塩素ゴム系塗料という事で、ウィリアムズパークブリッジ
の塗装に使われた物だと判明。その近くにあるコウモリが
住みそうな空き工場を調べていく。

■敵を制圧

ドンが無抵抗な容疑者を殺したとしても、NYPDのみんなは
見逃してくれるだろうね。

しかし最後にみんながバーで集まっている時に襲撃される。
誰か怪我している人が居なければ良いが・・・
この辺はシーズン6の楽しみかな。まぁ誰が被弾したのか
既に知っているけど(+_+

マック・テイラー (Gary Sinise) NY市警CSI:主任
ダニー・メッサー (Carmine Giovinazzo) CSI、下町育ち
シェルドン・ホークス (Hill Harper) 検死局検死官
ドン・フラック (Eddie Cahill) 殺人課
ステラ・ボナセーラ (Melina Kanakaredes) CSI
リンジー・モンロー (Anna Belknap) CSI、S2#3から
シド・ハマーバック (Robert Joy) 検視官、S2#5から
アダム・ロス (A.J. Buckley) CSIラボ研究員、S2#8から

ジェシカ・エンジェル (Emmanuelle Vaugier) S3#1から
ペイトン・ドリスコル (Claire Forlani) 女性検視官、S3#1から
スタントン・ジェラード (Carmen Argenziano) 警視
ブリッガム・シンクレア (Mykelti Williamson) 刑事部長
ケンダール・ノバック (Bess Wohl) CSI、アダムの彼女

テレンス・デービス (Nelly) クラブ経営、情報タレコミ
コナー・ダンブルック (Thad Luckinbill) 息子
トニー・ターダラ (Andy Davoli) "クレイジートニー"、車修理
クリフ・エンジェル (James Martin Kelly) ジェシカの父、息子4人
ロバート・ブンブルック (Craig T. Nelson) メディア王、起訴される
サイモン・ケード (Glenn Herman) 元シールズ隊員
--- (Jonathan Kowalsky) Rooftop Sniper
--- (Erika Ringor) ER Doctor
--- (Marcus Nel-Jamal Hamm) Terrence's Boy
--- (Scott C. Roe) ESU Breacher
--- (Philip Waley) Pool Player

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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