CSI : NY7 (CSI:ニューヨーク / シーズン7) 制作総指揮／ジェリー・ブラッカイマー http://www.watch-csi.jp/csi_ny/ http://www.tv-tokyo.co.jp/csi-ny6/

Apr. 29, 2011
第20話 絡み合う糸 Nothing for Something

脚本／John Dove
監督／Eric Laneuville
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マーティンはバーで女子大生のパトリシアを見つけると
声をかける。一杯どうか?という彼に好感を持ったパトリシア
は彼の誘いに乗る。しかし翌日彼女は公園で遺体として発見さ
れる。

すぐにNYPDが公園にやってくる。
遺体はハイカーが発見したもので、目撃者は居なかった。
腐敗網からからは死後36時間は経過しているという。マックは
公園で8ヶ月前にも同様の遺体・メイシー・マルティネスが
発見されている事を指摘。刺されて首を絞められている犯行の
手口は一致しているとのこと。
被害者の指には指輪がはめられており、ファッション工科大
2011年度の指輪だと判明する。
殺された現場はここではなく、引きずってきた後も無いから
担いできたことは明らかだった。行動沿いであることからも
遺体が捨てやすい場所であることは確かだった。

リンジーは現場付近の靴跡を採取する。ホークスは被害者の爪
の中に異物が混入していることが分かる。
心臓の上に深い刺し傷が二箇所有り、刃物の柄はメイシーの
時のものと類似していた。左手で首を絞めていることからも
同一犯で間違いないだろうと告げる。

そんな中ジョーがマックの前にやってくる。
マックはジョーが言うことは分かっているが、見た目ほど疲れて
いないのだという。しかしジョーはマックが来ているスーツは
一昨日のスーツであることを指摘し、二晩オフィスに泊まっている
事を告げる。自販機のトレイルミックス以外に食事をしたのか?と
問うが、あれはグラノーラバーだという。帰ると約束したでしょと
つげ、ガス欠の捜査官は足手まといだと語る。もう仕事の割り振り
は終わっているのでフラックに家まで送ってもらい休んでくれ
と語る。
ホークスはそりとりを見ていてマックを家に帰らせたなんて凄い
と語る。

ジョーとホークスは遺体を調べる。
高級ランジェリーを身に着けており、マニキュア、ペディキュア
をつけていることから、夜の前に行っていたのではないかと
いう。確かにメイシーも殺される前にバーから年上の男性と
出てきているのを目撃されているという。カウンテスクラブの
スタンプが手についていることを知る。

マックとフラックはマック行きつけのエッグクリームを出す
Dentley's Dinerに行く。その途中にマックはライアンコーチと
偶然に会う。ライアンはNFLジェッツのGMのマイクと共に来ており、
二人に紹介する。フラックは自らのスポーツ知識を披露し、
今年のジェッツの欠点を指摘する。(クロマティとレビスの迎入り
は歓迎だがウッドヘッドの移籍を非難)

そんな中、店ではレイモンドという男性が自由の女神の像に行こう
として、地図を広げていた。フラックは困っている事を知って
親切に教えてあげるが・・・マックは店を出るときにサイフが
すられている事を知る。

ホークスは遺体の爪の中に付着する痕跡を調べる。
アダムはリンジーが現場の靴跡を調べている中、突然即興で
"みごとじゃぁ〜"演技し妙なテンションでリンジーの調査を
誉める。リンジーは靴跡の妙な丸いパターンがデータベース
ではヒットしない事を相談すると、解像度をあげて再度調べて
みれば何か分かるかも知れないと語る。

被害者はパトリシア・ケリー・ファッション工科大4年生だと
判明する。一昨日の午後23時にルームメイトに対して、バーで
年上の良い男と出会ったとメールしてきたが、今朝になっても
戻らないので捜査願いを出したとのこと。

そんな中爪の中に入っていた紫色の物質はある種の貝から
作られた塗料だと判明する。ジョーはFBI時代に美術品の捜査を
していた際の知識を生かし、それはティリアンパープルだという。
絵画などに使用されるが、あまりに高価なもので現在は使われ
ていないとし、美術館やコレクションの絵画などに使用されて
いるのだろうという。個人所有の絵画収集家の家で付着したもの
ではないかと告げる。
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マックが連日帰宅もせず捜査の指揮に当たっていることを受けて
ジョーは自宅に帰って休むよう告げる。
そんな中、公園では連続女性殺人事件が起き、更に休む前に
食事に来ていたマックはダイナーでサイフをすられるている
事に気がつく。
その男・レイモンドはマックのサイフを返しにやってくるが、
調べると、かつてマックとビルが逮捕した人物である事を知る。
ライカーズ刑務所でマックは顔を合わせた際に、不当な扱いを
受けたと思っているであろう事を知り、マックはかつて一緒に
捜査し逮捕をしたビルの元を尋ねる。

良くある形の主人公の最初の相棒が絡んでくるエピソード。
マックが捜査官としての最初の相棒・ビルを演じているのが
映画俳優のPeter Fondaで、何らかの不正をしているのではない
かとする疑惑もある中で、マックとビルの事を恨む容疑者から
狙われているというエピソードだ。

マック自体は潔白。
それ故にレイモンドのした事に関しては心当たりがないというのも
ある意味仕方がない。逆恨みだというのならばまた良いとは
思うのだけどね。
マックが捜査に当たっていた頃のニューヨークの町並みがどの程度
腐っていたのかにもよりそうだし、それに伴い警察組織としても
腐敗していた現実が有るのかも。。
少し前のニューヨークは犯罪者が多くて、とても観光には不向き
な所が有ったからね。

マックに休みを与えつつ、結局捜査に加わらねばならない難儀な
一面が存在した。
もう少しマックとフラックのフランクな話題で花を咲かせていく
のかなと思ったけど、それを邪魔したレイモンドが憎いね。

捜査自体は、一人の容疑者に対して、NYPD以外にも探偵が調べ
ており、現場にはNYPDよりも先に、捜査キッドを使って調べた
跡が検出される。
複数の被害者故に、容疑者が関係を持った女性の関係者が探偵
に雇わせて調べさせていたけど、結局本人が殺していたという
マヌケなオチにも思える。

連続殺人事件は美術品コレクターによるもので、冒頭から既に
犯人は視聴者にも面割れしていた感じ、
2人の被害者を出した事件だったけど、最初の被害者、メイシー
はステラが担当して居た事件だとか。

それにしてもジョーには交渉術に長けている部分が有るね。
マックを説得し、自殺しようとする犯人を説得する姿が有った。

余談だけど、現在シーズン9まで放送していたCSI:NYは、新シーズン
の撮影はなく、放送が終了したそうだ。相当交渉が難航していた
感じで、このパターンで「クリミナル・マインド」が今でも
ゴタゴタが続いているけど、クリマイの場合、とりあえずシーズン9
の放送は決まっているみたいだけど、女性陣たちが果たして
出演するかどうか決まっていないらしいね。CSI:NYも今思えば
ステラは交渉決裂で出演が終わってしまったよなぁ。

今回ステラの名前が出た事で顔見せ程度の出演があるのかな
と思ったけど、残念ながらシーズン6以降、一度もクレジット
されていない様だ。


・Digital Daggersの"New York, New York"